船舶載貨論

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 船舶載貨論
科目番号 0072 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 内航船荷役作業DVD「キミが荷役のキーマンだ!」海技教育財団制作、「飛躍するNYK PCTC」日本郵船㈱制作DVD
担当教員 岩崎 寛希

到達目標

船は積荷し、運搬し、荷卸しして運賃を得る。それぞれは確実に効率的に安全になされなくてはならない。船の運航については練習船実習で学び、くりかえしスキームを高めえるが、これら荷役業務ついては、卒業後OJTで培われるしかなかった。そこで、本講義では特に毎航海、本船スタッフ総出で行う荷役作業のDVDを詳しく参照させ、討論させ、荷役業務のポイントや安全確保、効率化について知識を得ることを目標とする。具体的には、
(1)黒油、白油タンカー、鋼材運搬船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを理解する。
(2)石灰石船、RORO船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを理解する。
(3)ケミカル船、セメント船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
(4)自動車専用船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 黒油、白油タンカー、鋼材運搬船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを把握する。黒油、白油タンカー、鋼材運搬船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを概ね把握する。黒油、白油タンカー、鋼材運搬船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントなどを整理できない。
評価項目2 石灰石船、RORO船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを把握する。石灰石船、RORO船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを概ね把握する。石灰石船、RORO船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントなどを整理できない。
評価項目3 ケミカル船、セメント船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを把握する。ケミカル船、セメント船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを概ね把握する。ケミカル船、セメント船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントなどを整理できない。
評価項目4 自動車専用船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを把握する。自動車専用船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを概ね把握する。自動車専用船の荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントなどを整理できない。

学科の到達目標項目との関係

本校 (1)-c 説明 閉じる
商船 (2)-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
船は積荷し、運搬し、荷卸しして運賃を得る。それぞれは確実に効率的に安全になされなくてはならない。船の運航については練習船実習で学び、くりかえしスキームを高めえるが、これら荷役業務ついては、卒業後OJTで培われるしかなかった。そこで、本講義では特に毎航海、本船スタッフ総出で行う荷役作業のDVDを詳しく参照させ、討論させ、荷役業務のポイントや安全確保、効率化について知識を得ることを目標とする。
授業の進め方・方法:
本講義では特に毎航海、本船スタッフ総出で行う荷役作業のDVDを詳しく参照させ、討論させ、荷役業務のポイントや安全確保、効率化について知識を得て、レポートを各船種ごとの荷役についてレポートを提出し、評価する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 内航タンカー(白油、黒油)荷役について 内航タンカー(白油、黒油)荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
2週 内航タンカー(白油、黒油)荷役について 内航タンカー(白油、黒油)荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを議論しあい、各自レポート作成し、提出させる。
3週 内航鋼材船荷役について 内航鋼材船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
4週 内航鋼材船荷役について 内航鋼材船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを議論しあい、各自レポート作成し、提出させる。
5週 石灰石船荷役について 石灰石船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
6週 石灰石船荷役について 石灰石船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを議論しあい、各自レポート作成し、提出させる。
7週 RORO船荷役について RORO船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
8週 RORO船荷役について RORO船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを議論しあい、各自レポート作成し、提出させる。
2ndQ
9週 ケミカル船荷役について ケミカル船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
10週 ケミカル船荷役について ケミカル船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを議論しあい、各自レポート作成し、提出させる。
11週 セメント船荷役について セメント船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
12週 セメント船荷役について セメント船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを議論しあい、各自レポート作成し、提出させる。
13週 PCC船荷役について PCC船荷役荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
14週 PCC船荷役について PCC船荷役荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを議論しあい、各自レポート作成し、提出させる。
15週 LNG船荷役について LNG船荷役を詳細に鑑賞し、荷役の仕方、荷役のポイントを掴む。
16週 試験返却 レポート評価および試験評価に関してレビューを行う。

評価割合

試験8回のレポート参加状況合計
総合評価割合405010100
基礎的能力20201050
専門的能力2030050