海事英語

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 海事英語
科目番号 0075 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 IMO海事通信用語集、はじめての船上英会話、ログブックの文例集、ログブックの書き方、航海日誌記入要領
担当教員 森脇 千春,浦田 数馬

到達目標

(1)海事通信用語を他者に伝える。また、他者からの情報・要求・質問理解することができる。
(2)船上コミュニケーションにつて発令・復唱・報告等のを英語を用いて行うことができる。
(3)航海日誌に定例記事・出入港記事・航行記事を記入することができる。
(4)航海日誌に記入されている英文を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1海事通信用語を間違う事なく用い、コミュニケーションがとれる。海事通信用語を用い、コミュニケーションがとれる。海事通信用語を確認しながらできる。
評価項目2船上で英語を用いた発令・報告が間違う事なくできる。船上で英語を用いた発令・報告ができる。船上で発令・報告が確認しながらできる。
評価項目3航海日誌に英文を記入する事ができる。80%以上航海日誌に英文を記入する事ができる。正解率が60%-80%航海日誌に英文を記入する事ができる。正解率が60%未満
評価項目4航海日誌の英文を読み取る事ができる航海日誌の英文を資料を用い読み取る事ができる。航海日誌の英文を資料を用い読み取る事ができる。正解率が60%未満

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
航海英語講習(海技免許講習)として開講する。
授業の進め方・方法:
「Onboard English」教科書を使用し、船舶運航時の各状況における英語コミュケーションを教科書を利用し学習する。後に、実際に船上配置につき運航時を想定した実演を行う。
「航海日誌」航海日誌につき出港・航海・入港一連の運航の記録を英文で作成することができる様にログブックのフレーズの習得を行う。
「Standard Maritime Comunication Phrase(SMCP)」標準海事通信用語集を利用して授業を行う。
注意点:
・船舶に航海士として乗り組んだ場合に直ぐに利用する船内英会話・航海日誌の記入要領について学習するので、各自が十分に理解しておくことが重要である。
・授業中のノートメモを取る。
・三級海技士(航海)の航海英語講習であるので、欠席のない様に心がける。
・やむを得ない理由で欠席する場合は必ず申し出て、担当教員の指示を受けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Onboard English :
Unit 1 (Formation),
Unit 2 (PA announcemet)
1限:集合・整列等の指示・報告ができる。
2限:船舶に配備されている各日誌・記録簿の種類が理解できる。
2週 Onboard English :
Unit 3 (Station)
Unit 4 (Station for leaving port)
1限:船内の発令(マイク放送)を行うことができる。理解できる。
2限:航海日誌本欄の内容が説明できる。
3週 Onboard English :
Unit 5 (Station for entering port),
Unit 6 (Station for leaving anchorage)
1限:出港部署配置での発令・指示・復唱・報告ができる。
2限:   〃
4週 Onboard English :
Unit 7 (Station for anchoring)
Unit 8 (Machinery operation)
1限:入港部署配置での発令・指示・復唱・報告ができる。
2限:航海日誌本欄の内容が説明出来る。
5週 Onboard English :
Unit 9 (Wheel order)
Unit 10(Own ship's navigational condition)
1限:出港部署配置での発令・指示・復唱・報告ができる。
2限:   〃
6週 Onboard English :
Unit 11(Traffic condition)
Unit 12 (Weatiher)
1限:抜錨部署配置での発令・指示・復唱・報告ができる。
2限:出入港記事を記載・読取りができる。
7週 Onboard English :
Unit 13(Course alternation)
Unit 14,15 (Briefing on watch hand over)
1限:機器などの運転での発令・指示・復唱・報告ができる。
2限:   〃
8週 前期中間試験 前期中間試験
2ndQ
9週 Onboard English :
Unit 26 (Communication with a VTS center)
Unit 27 (Communication with other vessels)
1限:操舵号令・機関号令・スラスタ号令を発令・報告ができる。
2限:   〃
10週 Onboard English :
Unit 28 (Safety instructions)
Unit 29,30,31(Muster station)
1限:操舵号令・機関号令・スラスタ号令を発令・報告ができる。
2限:   〃
11週 航海日誌 :
船内に備置される航海日誌、記載心得、本欄の記載
1限:自船の航海状態を説明できる。
2限:揚投錨記事を記載・読取りができる
12週 航海日誌 :
本欄の記載(正午欄記載)
1限:気象の状態を説明できる。
2限:   〃
13週 航海日誌 : 記事欄の記載(定例記事) 1限:変針時の発令・報告ができる。
2限:航海中の航過記事の記載・読取りができる。
14週 航海日誌 : 記事欄の記載(出入港記事) 1限:当番の交代を説明できる。
2限:   〃
15週 航海日誌 : 記事欄の記載(航過記事・変針記事) 1限:当直の引き継ぎが説明できる。
2限:航海中の変針記事の記載・読取りができる。
16週 前期期末試験 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 IMO SMCP : GENERAL (総説) 標準海事通信用語使用の基本が理解できる。
2週 IMO SMCP : GLOSSARY (航海術語)
Page : 58-65
航海術語の意味が判読でき、記述できる。
3週 IMO SMCP : GLOSSARY (航海術語)
Page : 66-73
航海術語の意味が判読でき、記述できる。
4週 IMO SMCP : GLOSSARY (航海術語)
Page : 74-81
航海術語の意味が判読でき、記述できる。
5週 IMO SMCP : GLOSSARY (航海術語)
Page : 81-93
航海術語の意味が判読でき、記述できる。
6週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語)
A1/1
対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
7週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語)
A1/2
対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
8週 後期中間試験 後期中間試験
4thQ
9週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語)
A1/3
対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
10週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語)
A1/4
対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
11週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語) 対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
12週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語)
A1/5
対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
13週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語)
A1/6
対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
14週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語)
A1/Apppendix GMDSS
対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
15週 IMO SMCP : EXTERNAL COMUNI-CATION PHRASES(対外通信用語) 対外通信用語利用し要求を伝達できる。他からの要求の意味がわかる。
16週 学年末試験 学年末試験

評価割合

試験提出物授業への参加度合計
総合評価割合801010100
基礎的能力801010100