実験実習

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 実験実習
科目番号 0088 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 海技実習ポケットブック(海文堂)
担当教員 木村 安宏,久保田 崇,浦田 清,村田 光明,本木 久也,山口 伸弥,渡邊 武,跡部 幸

到達目標

海・船に必要な知識・技能を実践的に学ぶ。この実習の目的は海に慣れ親しむことも重要であり、以下の項目を到達目標に掲げる。
(1)カッターの構造を理解し漕走することが出来る。
(2)ロープワークの基本的な作業を行うことができる。
(3)潮汐計算をすることができる。
(4)国際旗りゅう信号や識別語を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1カッターの構造を理解し説明できる。また上手に漕走することができる。カッターの構造を理解し漕走することができる。カッターの構造を理解できず漕走もまともにできない。
評価項目2複雑なロープワーク作業を行うことができる。ロープワークの基本的な作業を行うことができる。ロープワークの基本的な作業を行うことができない。
評価項目3潮汐を解説できる。また潮汐計算をすることができる。潮汐計算をすることができる。潮汐計算をすることができない」。
評価項目4国際旗りゅう信号や識別語を暗記できる。国際旗りゅう信号や識別語を理解できる。国際旗りゅう信号や識別語を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
海・船に関する登竜門となる知識・技能を身につける実習である。海に関する知識技能は「盗んで覚えろ。」と言われるくらい見て実践するといった反復練習をして身につけなければならない。より実践的な技能を上手く身につけるためには、学ぼうとする積極的な姿勢が鍵となる。
授業の進め方・方法:
基本的には、机上で知識を学び、フィールドで実践する実習である。またグループ単位の行動は必須であるため、各人に役割が常に与えられるため、リーダーシップを持ち、実習に臨むことが重要である。
注意点:
安全のために服装の乱れが無いよう心掛ける。また洋上は特に危険と隣り合わせなので気を抜かないようにすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 実習に必要な道具の取り扱い、実習に臨む心構えを身につけられる。
2週 カッターの漕ぎ方 カッターの漕ぎ方を習得できる。
3週 カッターの漕ぎ方 カッターの納め方を習得できる。
4週 カッターの漕ぎ方 カッターの漕ぎ方(かい立て等)を習得できる。
5週 カッター実習 カッターの漕ぎ方全般を使用し、漕ぎ方のコツを身につけることができる。
6週 カッター実習 カッターの漕ぎ方全般を身に付け、長い時間カッターを漕ぎ続けられる。
7週 講義①(操船と運用) 操船の基礎、運用の基礎知識を習得できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 カッター実習(とう漕)、結索 カッターのとう漕をマスターし、また基本的なロープワーク(ノット)を習得できる。
10週 カッター実習(とう漕)、結索 カッターのとう漕をマスターし、また基本的なロープワーク(ノット)を習得できる。
11週 カッター実習(とう漕)、結索 カッターのとう漕をマスターし、また基本的なロープワーク(ヒッチ)を習得できる。
12週 カッター実習(とう漕)、結索 カッターのとう漕をマスターし、また基本的なロープワーク(ヒッチ)を習得できる。
13週 カッター実習(とう漕)、結索 カッターのとう漕をマスターできる。また基本的な結び方をマスターし、実際に使用できる。
14週 救命艇実習 救命艇の概要を知り、救命艇の構造を知ることができる。
15週 講義②(旗と通信) 国際信号の識別が出来、通信方法を理解できる
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 講義③(海象と気象) 海象と気象の基礎知識を身につけられる。
2週 フェンダー作製、通信実習 フェンダー作製手順を習得する。無線通信の基礎知識を身につけられる。
3週 フェンダー作製、通信実習 フェンダー作製手順を習得する。無線通信の基礎知識を身につけられる。
4週 フェンダー作製、通信実習 フェンダー作製(編込)を習得する。無線通信の基礎知識を身につけられる。
5週 フェンダー作製、通信実習 フェンダー作製(編込)を習得する。無線通信の基礎知識を身につけられる。
6週 フェンダー作製、通信実習 フェンダー作製(編込)を習得する。無線通信の基礎知識を身につけられる。
7週 フェンダー作製、通信実習 フェンダー作製(編込)を習得する。無線通信の基礎知識を身につけられる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 フェンダー作製、潮汐と潮流 フェンダー作製(仕上げ)を習得する。潮汐・潮流の計算法を習得できる。
10週 フェンダー作製、潮汐と潮流 フェンダー作製(仕上げ)を習得する。潮汐・潮流の計算法を習得できる。
11週 ホーサー取り扱い、潮汐と潮流 ホーサーの取扱いや危険事項を理解する。潮汐・潮流の計算法を習得できる。
12週 ホーサー取り扱い、潮汐と潮流 ホーサーの取扱いや危険事項を理解する。潮汐・潮流の計算法を習得できる。
13週 ホーサー取り扱い、潮汐と潮流 ホーサーの取扱いを実践的に行える。潮汐・潮流の計算法を習得できる。
14週 ホーサー取り扱い、潮汐と潮流 ホーサーの取扱いを実践的に行える。潮汐・潮流の計算法を習得できる。
15週 小テスト
今まで学んだ海技や海の知識の確認を小テストで行う。
16週 学年末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合200200060100
基礎的能力0000000
専門的能力200200060100
分野横断的能力0000000