蒸気工学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 蒸気工学
科目番号 0094 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 蒸気タービン要論 角田 哲也,成山堂書店
担当教員 角田 哲也

到達目標

(1) 蒸気タービンサイクルを理解し,説明できる.
(2) 蒸気タービンの分類,型式が理解できる.
(3) 蒸気タービン性能を表示する用語を理解し,説明できる.
(4) 蒸気タービンの構造と作動原理が理解でき,説明できる.
(5) 蒸気タービンの取り扱いと保守が理解でき,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 蒸気サイクルの詳細を線図を描いて説明でき,熱効率を表現できる.蒸気サイクルを理論的に説明できる.蒸気タービンの分類ができず,サイクルの相違が説明できない.
評価項目2蒸気タービンの分類と型式を理解し説明できる.蒸気タービンの分類と型式を説明できる蒸気タービンの分類と型式を説明できない.
評価項目3蒸気タービン性能を表示する用語を理解し,説明できる.蒸気タービン性能を表示する用語を理解できるものの説明ができない.蒸気タービン性能を表示する用語を理解できないうえ,説明もできない.
評価項目4蒸気タービンの構造と作動原理が理解でき,説明できる.蒸気タービンの構造と作動原理が理解できるものの,説明できない.蒸気タービンの構造と作動原理が理解できないうえ,説明もできない.
評価項目5蒸気タービンの取り扱いと保守が理解でき,説明できる.蒸気タービンの取り扱いと保守が理解できるものの,説明できない.蒸気タービンの取り扱いと保守が理解できないうえ,説明もできない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
舶用蒸気プラントの構成要素の一つである蒸気タービンについてこの授業で学習します.
授業の進め方・方法:
講義は教科書を中心に実施する.教科書の範囲,配布課題プリントとあわせて定期試験の出題はんいとします.課題はレポートとして提出義務とします.
注意点:
予習復習は各自が積極的に取り組む事を促します.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 タービン船の概略 タービン船各部の名称とその役割が理解できる
2週 蒸気の性質 蒸気に関する用語が理解できる
3週 蒸気の熱計算 蒸気に関する海技試験の熱計算が理解できる
4週 蒸気表と蒸気線図 蒸気表と蒸気線図の見方が理解できる
5週 ランキンサイクル ランキンサイクルの概念が理解できる
6週 再生サイクル,再熱サイクル 再生サイクル,再熱サイクルの概念が理解できる
7週 ノズル理論 ノズル理論とそれに関する現象が理解できる
8週 中間テスト
4thQ
9週 速度線図 速度線図を理解し,図が描ける
10週 蒸気タービンの損失 内部損失と外部損失が分類でき,各現象が理解できる
11週 車室内の構造Ⅰ タービンロータ,羽根に関する構造と原理が理解できる
12週 車室内の構造Ⅱ 車室構造が理解できる
13週 復水装置 復水器に関する原理と理論が理解できる
14週 減速装置 減速装置に関する原理と理論が理解できる
15週 タービンの取り扱いと保守 タービンの取り扱いと保守に関する内容が理解できる
16週 学年末試験

評価割合

試験レポ―ト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70003000100
基礎的能力0000000
専門的能力70003000100
分野横断的能力0000000