国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 国語Ⅲ
科目番号 0157 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 筑摩書房「現代文B 」 桐原書店「セレクト漢字検定」
担当教員 江後 一男

到達目標

1.論理的文章について、論理展開や要旨を理解し、説明できる
2.文学的文章について、心情や表現の特徴を理解し、説明できる
3.現代日本語について、場に応じた読み書きや活用ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理展開や要旨を十分理解し、説明できる論理展開や要旨をおおよそ理解し、説明できる論理展開や要旨の理解が不十分である
評価項目2心情や表現の特徴を十分理解し、説明できる心情や表現の特徴をおおよそ理解し、説明できる心情や表現の特徴の理解が不十分である
評価項目3場に応じた読み書きや活用が的確にできる場に応じた読み書きや活用がおおよそできる場に応じた読み書きや活用が不十分である

学科の到達目標項目との関係

本校 (1)-a 説明 閉じる
商船 (2)-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
高等学校「現代文」程度の論理的文章や文学作品の読解・鑑賞を通して、人間・社会・自然に対して視野を広げ、考えを深める。
授業の進め方・方法:
・講義形式
・毎時間、漢字小テスト(漢字検定2級程度)を実施する
・読書感想文をはじめ、課題の提出を適宜求める
注意点:
・日頃から言語に関心を持ち、読書の習慣を身につけ、言語環境を豊かにする努力を怠らないこと
・漢字検定、日本語検定に積極的に挑戦すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の進め方と授業内容・方法について理解する。
2週 評論:尼ヶ崎彬「模倣と『なぞり』」 論理的展開に即して、筆者の主張を理解できる。
3週 評論:尼ヶ崎彬「模倣と『なぞり』」 抽象と具体による思考と表現の方法をとおして、筆者の主張を理解できる。
4週 評論:尼ヶ崎彬「模倣と『なぞり』」 論理的展開に即して、筆者の主張を理解し、説明できる。
5週 詩:吉野弘「祝婚歌」他 現代詩を味わい、詩人の心情を把握できる。
6週 詩:吉野弘「祝婚歌」他 現代詩を味わい、詩人の心情を把握できる。
7週 俳句:正岡子規他 定型や表現技法に留意しながら、情景や対象に託された心情について、理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 評論:谷崎潤一郎「陰翳礼賛」 論理的展開に即して、筆者の主張を理解できる。
10週 評論:谷崎潤一郎「陰翳礼賛」 論理的展開に即して、筆者の主張を理解できる。
11週 評論:谷崎潤一郎「陰翳礼賛」 筆者の美意識を通して、日本文化の特徴について理解し、説明できる。
12週 随想:池田晶子「〈魂〉の考え方」
  
筆者の哲学的な思考の道筋を理解できる。
13週 随想:池田晶子「〈魂〉の考え方」 筆者の哲学的な思考の道筋を理解できる。
14週 随想:池田晶子「〈魂〉の考え方」 筆者の哲学的な思考の道筋を理解し、説明できる。
15週 言語活動:読書感想文について 読書の意義や感想文作成の手順を理解できる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 小説:森鷗外「舞姫」 語りや時制の文体、時代背景などを意識しながら、物語を読み味わえる。
2週 小説:森鷗外「舞姫」 語りや時制の文体、時代背景などを意識しながら、物語を読み味わえる。
3週 小説:森鷗外「舞姫」 作品の展開に沿って登場人物の心情を把握し、説明できる。
4週 小説:森鷗外「舞姫」 作品の展開に沿って登場人物の心情を把握し、説明できる。
5週 評論:仲正昌樹「何のための『自由』か」
論理的展開に即して、筆者の主張を理解できる。
6週 評論:仲正昌樹「何のための『自由』か」


論理的展開に即して、筆者の主張を理解できる。
7週 評論:仲正昌樹「何のための『自由』か」
論理的展開に即して、筆者の主張を理解し、説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 小説:魯迅「藤野先生」 歴史的背景や社会状況に沿って、登場人物の心情を把握できる。
10週 小説:魯迅「藤野先生」 歴史的背景や社会状況に沿って、登場人物の心情を把握できる。
11週 小説:魯迅「藤野先生」 歴史的背景や社会状況に沿って、登場人物の心情を把握し、説明できる。
12週 小説:魯迅「藤野先生」 歴史的背景や社会状況に沿って、登場人物の心情を把握し、説明できる。
13週 評論:和田伸一郎「メディアと倫理」 論理的展開に即して、筆者の主張を理解できる。
14週 評論:和田伸一郎「メディアと倫理」 論理的展開に即して、筆者の主張を理解できる。
15週 評論:和田伸一郎「メディアと倫理」 論理的展開に即して、筆者の主張を理解し、説明できる。
16週 学年末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000