到達目標
(1)基礎的な浮体(船舶)の静水力学について理解できる。
(2)船体の主要目比、肥せき係数について説明できる。
(3)船体抵抗の種類、船体抵抗に影響を与える要素が理解できる。
(4)船体に加わる力について認識し、その特徴を説明できる。
これらの知識を専門分野の中で使いこなすレベルを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基礎的な浮体(船舶)の静水力学について十分に理解できる。 | 基礎的な浮体(船舶)の静水力学について概ね理解できる。 | 基礎的な浮体(船舶)の静水力学について理解できない。 |
評価項目2 |
船体の主要目比、肥せき係数について詳しく説明できる。 |
船体の主要目比、肥せき係数について概ね説明できる。 |
船体の主要目比、肥せき係数について説明できない。 |
評価項目3 |
船体抵抗の種類、船体抵抗に影響を与える要素が十分に理解できる。 |
船体抵抗の種類、船体抵抗に影響を与える要素が概ね理解できる。 |
船体抵抗の種類、船体抵抗に影響を与える要素が理解できない。 |
評価項目4 | 船体に加わる力について認識し、その特徴を詳しく説明できる。 | 船体に加わる力について認識し、その特徴を概ね説明できる。 | 船体に加わる力について認識し、その特徴を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
船舶の排水量や肥せき係数,浮心や浮面心について学び,復原性や船体傾斜などの船舶算法について学習する。さらに船体の構造・強度および船体抵抗について学習する。
授業の進め方・方法:
教科書と配付プリントを使用して授業を進める。授業中の課題およびレポートを課す。
注意点:
初回,授業計画,オフィスアワー等を説明する。電卓を持参のこと。
(変更9/2)中間試験に代わるレポートにより前期中間試験部分の評価を行い,この評価と前期末試験の評価を併せて50%,課題提出状況40%,出席状況10%として評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業概要,船体の形および大きさの表し方 |
船の主要目および肥せき係数を理解できる。
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2週 |
船体の安定性① |
浮力と排水量を説明できる。
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3週 |
船体の安定性② |
基本的な浮心位置や重心位置が理解できる。
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4週 |
船体の安定性③ |
基本的なメタセンタ位置や船体傾斜が理解できる。
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5週 |
復原性の確保 |
船の安全のために必要なメタセンタ高さについて理解できる。
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6週 |
船体の縦傾斜① |
基本的な浮面心の位置や縦傾斜が理解できる。
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7週 |
船体の縦傾斜② |
基本的な浮面心の位置や縦傾斜が理解できる。
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8週 |
中間試験 |
試験を通じて理解不足の箇所を認識し,今後の学習に活用できる。
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2ndQ |
9週 |
中間試験の解答説明/船体用鋼材 |
船体用鋼材の種類および接合方法の特徴が理解できる。
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10週 |
船体構造 |
船体各部の構造が理解できる。
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11週 |
船体強度 |
船体に働く応力(せん断応力、曲げ応力など)が理解できる。
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12週 |
船体動揺① |
船体動揺の種類が理解できる。
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13週 |
船体動揺② |
基本的な横揺れについて理解できる。
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14週 |
船体抵抗の種類① |
船体に加わる抗力の種類について理解できる。
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15週 |
船体抵抗の種類② |
船体抵抗に影響を与える要素について理解できる。
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16週 |
総括 |
試験を通じて理解不足の箇所を認識し,今後の学習に活用できる。
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評価割合
| 試験 | レポート・演習課題 | 相互評価 | 授業への取り組み方 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 20 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |