舶用補機

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 舶用補機
科目番号 0227 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 舶用補機の基礎(成山堂)
担当教員 朴 鍾徳

到達目標

(1) ガス圧縮冷凍法、蒸気噴射冷凍法、吸収冷凍法について説明できる。
(2) モリエ線図による冷凍サイクルが説明できる。様々な冷凍負荷の諸計算ができる。湿り空気線図の読み方、使い方が分かる。
(3) 油清浄装置の原理が理解でき、船内油清浄系統が理解できる。
(4) 舵取り装置一般、原動機による方法、サイドスラスタなどが理解できる。
(5) 電動ウインチの図面および制御回路が理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ガス圧縮冷凍法、蒸気噴射冷凍法 、吸収冷凍法について詳細に説明できる 。ガス圧縮冷凍法、蒸気噴射冷凍法 、吸収冷凍法についてある程度説 明できる。ガス圧縮冷凍法、蒸気噴射冷凍法 、吸収冷凍法について説明できな い。
評価項目2モリエ線図による冷凍サイクルが 詳細に説明できる。様々な冷凍負荷の諸 計算ができる。湿り空気線図の読 み方、使い方が分かる。モリエ線図による冷凍サイクルを 理解し冷凍負荷の諸計算がある程 度できる。湿り空気線図の読み方 、使い方が大体分かるモリエ線図による冷凍サイクルが 説明や負荷計算できない。湿り空 気線図の読み方、使い方の理解が 不十分である。
評価項目3油清浄装置の原理が理解でき、船 内油清浄系統が詳細に説明できる。油清浄装置の原理がある程度理解 でき、船内油清浄系統を簡単に説明できる油清浄装置の原理の理解や、船内 油清浄系統が理解が不十分である 。
評価項目4舵取り装置一般、原動機による方 法、サイドスラスタなどが詳細に説明で きる。舵取り装置一般、原動機による方 法、サイドスラスタなどがある程度説明できる。舵取り装置一般、原動機による方 法、サイドスラスタなどが説明できない。
評価項目5電動ウインチの図面および制御回 路が詳細に説明できる。電動ウインチの図面および制御回路の基本的な説明ができる。全体的に電動ウインチの図面およ び制御回路の説明が足りない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
船舶における「補助機械」は多種・多様である。最近船舶に搭載される舶用補機器は高性能で便利な機能が数多く付与 されてきたが、その基本的な構造・原理は従来通りであり、これらを十分理解することは機械を取り扱う上で極めて重 要である。主機、ボイラの境界域にある補機の概念について学習する。    
1.主な補機の構造、作動、取扱いが説明できる。
2.主な補機の特性や理論的な現象が図面で説明できる。
3.各種の補助機械、船舶用冷凍空調装置、油清浄装置、かじ取装置、甲板機械などについて習得し、その概要を説明 できる。
授業の進め方・方法:
・主な補機の構造、作動、取扱いから特性や理論的な現象を理解する授業である。
・海技士(機関)に頻繁に出題される内容であることを理解して履修すること。 
・基礎科学(数学、物理、力学など)を十分理解した上で履修すること。 
・計算をすることが多いので、電卓は常に用意すること。 
・平常点(レポート・小テスト・質問回数・ノートなど)を極力反映する。
・この科目は船員養三級海技士(機関)の指定教科である。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 冷凍機一般、船舶用冷凍法の種類 ガス圧縮冷凍法、蒸気噴射冷凍法、吸収冷凍法について説明できる。
2週 蒸気圧縮冷凍サイクル及びモリエ線図 蒸気圧縮冷凍サイクルが理解し、モリエ線図による冷凍サ イクルが説明及び冷凍負荷の諸計算ができる。
3週 冷凍圧縮機、各種の付属機器 冷凍圧縮機及び各種の付属機器について実物の紹介および見学を行い、 概要が説明できる。
4週 冷媒とブライン 冷媒とブライン(フロン系冷媒、代替冷媒、ブライン)の説明ができる。
5週 空気調和の意義、湿り空気線図の構成及び読み方 湿り空気線図の読み方と使い方が説明できる。
6週 湿り空気線図上の状態変化Ⅰ 湿り空気線図上の状態変化(混合・加熱)を表現できる。
7週 湿り空気線図上の状態変化Ⅱ 湿り空気線図上の状態変化(冷却・減湿・加湿)を表現できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 油清浄装置の原理 油清浄装置の原理が説明できる。
10週 船内油清浄系統図および油水分離装置 船内油清浄系統が説明できる。
11週 舵取り装置一般 舵取り装置の図面の解析と実物から説明できる。
12週 舵取り装置の管制装置と追求装置 舵取り装置の管制装置と追求装置について説明できる。
13週 巻上げ機の分類及び制動装置 巻上げ機の分類及び制動装置の概要が説明できる。
14週 電動ウインチ及び由圧ウインチ 電動ウインチ及び油圧ウインチの図面および制御回路が説明できる。
15週 その他の舶用補機、海技士問題解説 その他の舶用補機及び海技士問題について分かる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(機関)流体力学冷凍サイクルを構成する要素について認識し、それぞれの機能について説明できる。4前1,前2
p-h線図(モリエ線図)について認識し、冷凍装置の冷媒の状態変化を読み取ることができる。4前2
空気調和に関する諸因子(乾球温度、湿球温度、絶対湿度、相対湿度など)を求めることができる。4前5
湿り空気線図について認識し、湿り空気の状態変化を読み取ることができる。4前6,前7

評価割合

試験小テスト発表課題出席その他合計
総合評価割合6010101010100
基礎的能力000000
専門的能力6010101010100
分野横断的能力000000