機構学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 機構学
科目番号 0064 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「基礎から学ぶ機構学」 鈴木健司、森田寿郎 (オーム社)
担当教員

到達目標

1.瞬間中心の概念を理解し、機構の各種計算に応用できる。
2.リンク機構の運動を理解し、各リンクの速度・加速度を求めることができる。
3.巻き掛け伝動機構および摩擦伝動機構を理解し、それぞれの機構に必要な計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1瞬間中心を求めて、機構の速度と加速度を求めることができる。瞬間中心を求めて、機構の速度を求めることができる。瞬間中心を求めることができない。
評価項目2各種リンク機構の任意リンクの速度と加速度を求めることができる。各種リンク機構の中で限られたリンクの速度と加速度を求めることができる。リンク機構の説明ができない。
評価項目3巻き掛け伝動機構および摩擦伝動機構のために必要な計算ができる。巻き掛け伝動機構および摩擦伝動機構のために必要な計算がいくつかできる。巻き掛け伝動機構および摩擦伝動機構のために必要な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-c 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
構造機械は、ある決まった法則に基づいて運動している。
機構学はこのような機械の動きを研究する学問で、機械を設計する場合の基礎となる。
機構学の基本となる速度・加速度やリンク機構などの伝動機構などについて習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
数学の知識をもとに、機械の動きに関する各種計算ができるようになることを目標にしています。授業内容は継続的であるため、分からないことを分からないままにしないようにしてください。
注意点:
電卓を持参すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 機構学について・必要となる計算の確認 機構学がどのような学問分野か説明できる。
2週 必要となる計算の確認 機構学に必要な計算ができる。
3週 機構学の基礎 対偶と節について説明できる。
4週 機構学の基礎 連鎖の限定条件について説明できる。
5週 機械の運動と回転中心 瞬間中心を求めることができる。
6週 機構学における速度 速度を求めることができる。
7週 機構学における加速度 加速度を求めることができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 連鎖機構における速度と加速度 4節回転連鎖の速度と加速度を求めることができる。
10週 リンク伝動機構 回転・揺動機構の回転条件を説明できる。
11週 リンク伝動機構 最大・最小揺動角の求め方、各種リンク機構について説明できる。
12週 巻き掛け伝動機構 巻き掛けベルトの長さを求めることができる。
13週 巻き掛け伝動機構 ベルト張力と伝動動力を求めることができる。
14週 摩擦伝動機構 ころがり接触条件を説明することができる。
15週 摩擦伝動機構 楕円車による伝動を説明することができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他演習課題・成果物合計
総合評価割合700000030100
基礎的能力00000000
専門的能力700000030100
分野横断的能力00000000