ディジタル回路

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ディジタル回路
科目番号 0064 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「ディジタル回路」高橋寛ら(著)コロナ社
担当教員 増山 新二

到達目標

われわれの生活に必要不可欠な存在となっているディジタル技術の中で,ディジタル回路技術の基礎を理解する。具体的な学習目標は以下の通りである。
(1)論理素子,論理関数,組合せ回路,順序回路を理解し,真理値表,状態遷移図などが導ける
(2)ダイオード,トランジスタの2値動作を習得し,各種論理ゲートの動作原理の理解,解析ができる
(3)各種フリップフロップの動作原理を理解し,回路の解析ができる
(4)各種応用回路の動作原理を理解するとともに,簡単なカウンタの設計ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1論理素子,論理関数,組合せ回路,順序回路を理解し,真理値表,状態遷移図などが導け,詳細に説明できる論理素子,論理関数,組合せ回路,順序回路を理解し,真理値表,状態遷移図などが導ける論理素子,論理関数,組合せ回路,順序回路を理解できず,真理値表,状態遷移図などが説明できない
到達目標2ダイオード,トランジスタの2値動作を習得し,各種論理ゲートの動作原理の理解,解析ができ,詳細に説明できるダイオード,トランジスタの2値動作を習得し,各種論理ゲートの動作原理の理解,解析ができるダイオード,トランジスタの2値動作を習得できず,各種論理ゲートの動作原理の理解,解析ができない
到達目標3各種フリップフロップの動作原理を理解し,回路の解析ができ,詳細に説明できる各種フリップフロップの動作原理を理解し,回路の解析ができる各種フリップフロップの動作原理を理解できず,回路の解析ができない
到達目標4各種応用回路の動作原理を理解するとともに,簡単なカウンタの設計ができ,詳細に説明できる各種応用回路の動作原理を理解するとともに,簡単なカウンタの設計ができる各種応用回路の動作原理を理解できず,簡単なカウンタの設計ができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術者として必要なディジタル回路に関する基礎知識を習得する。
授業の進め方・方法:
ディジタル回路に関する講義を行う。
本科目は「学修」単位であるため,毎週4時間以上の自習が必要になる。授業時間に提示する課題を締め切りまでに提出すること。
注意点:
諸問題を解くために,各自関数電卓を持参すること。
3年次までの「電気・電子系科目」を十分理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ディジタル回路の概念と論理回路 ディジタル回路の概念と論理回路の関係を理解できる
2週 組合せ回路と順序回路 組合せ回路と順序回路の概念を理解できる
3週 ダイオードの2値動作 ダイオードの2値動作を理解できる
4週 トランジスタの2値動作 トランジスタの2値動作を理解できる
5週 トランジスタによるNOT回路の動作と計算 トランジスタによるNOT回路の動作を理解できる
6週 ダイオード・トランジスタ論理 ダイオード・トランジスタ論理の動作原理を理解できる
7週 トランジスタ・トランジスタ論理(TTL) TTLの動作原理を理解できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験返却および解説,標準型TTL 標準型TTLの動作原理,特性を理解できる
10週 オープンコレクタ型TTL オープンコレクタ型TTLの動作原理を理解できる
11週 各種フリップフロップと特性方程式(1) 各種フリップフロップの概念と特性方程式を理解できる
12週 各種フリップフロップと特性方程式(2) 各種フリップフロップの概念と特性方程式を理解できる
13週 応用回路(1) 論理ゲートを使用した応用回路を理解できる
14週 応用回路(2) 論理ゲートを使用した応用回路を理解できる
15週 カウンタの解析と設計 カウンタの概念,解析,設計方法を理解できる
16週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合802000100
基礎的能力00000
専門的能力802000100
分野横断的能力00000