数値計算法

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 数値計算法
科目番号 0069 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント
担当教員 平田 拓也

到達目標

計算機を用いた数値計算において,種々の計算方法があることを知る。この科目は学修単位科目のため,家庭内学習が必要な科目である。そのため,授業ごとに課題があり,これを完成させて,レポートとして提出すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1数値計算法の位置づけをアルゴリズムの観点から説明でき,誤差の起因と種類についても説明できる数値計算法の位置づけをアルゴリズムの観点から説明できる数値計算法の位置づけをアルゴリズムの観点から説明できない
評価項目2ニュートン法,はさみうち法を用いて計算できるニュートン法,はさみうち法の概念を説明できるニュートン法,はさみうち法の概念を説明できない
評価項目3連立方程式の解法として、ガウス・ジョルダンの消去法、LU分解法を用いて計算できる連立方程式の解法として、ガウス・ジョルダンの消去法,LU分解法が説明できる連立方程式の解法として、ガウス・ジョルダンの消去法,LU分解法が説明できない
評価項目4数値積分法として台形公式法,シンプソン法を用いて計算できる数値積分法として台形公式法,シンプソン法が説明できる数値積分法として台形公式法,シンプソン法が説明できない
評価項目5常微分法方程式の数値解法として,オイラー法,ルンゲ・クッタ法を用いて計算できる常微分法方程式の数値解法として,オイラー法、ルンゲ・クッタ法が説明できる常微分法方程式の数値解法として,オイラー法、ルンゲ・クッタ法が説明できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(03) 説明 閉じる
本校 (1)-c 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
計算機を用いた種々の数値計算を行う方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義と演習が各単元に含まれている。特に演習では,実際に使用することができるようになるため,あるいは,アルゴリズムへの理解を深めるために,数値計算の各アルゴリズムを実装する。
注意点:
(1)C言語の教科書を持参のこと。C言語の基本的な事項(型,配列,四則演算,if文, for文など)は必ず自由に使えるようになっておくこと。
(2)計算機で数値計算を行うためには,プログラムを作成することが必要になり,これが課題レポートとして課されることが主となる。
  課題点が評価の割合として大きいので,注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 数値計算法と計算機での数の扱い 計算機での数の扱いと計算誤差につながる要因を説明できる。
2週 方程式の解法1 ニュートン法について説明できる。
3週 方程式の解法2 はさみうち法について説明できる。
4週 行列の計算1 行列についての基礎事項を説明できる。
5週 行列の計算2 ガウス・ジョルダン法を説明できる。
6週 行列の計算3 LU分解法を説明できる。
7週 プログラミング演習1 これまでの数値解析に関するC言語プログラムが理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 多項式による関数補間と近似 ラグランジュ補間法を説明できる。
10週 数値積分法1 台形公式法を説明できる。
11週 数値積分法2 シンプソン法を説明できる。
12週 プログラミング演習2 これまでの数値解析に関するC言語プログラムが理解できる。
13週 常微分方程式の数値解法1 オイラー法を説明できる。
14週 常微分方程式の数値解法2 ルンゲ・クッタ法を説明できる。
15週 プログラミング演習3 これまでの数値解析に関するC言語プログラムが理解できる。
16週 期末試験

評価割合

試験課題レポート合計
総合評価割合5050100
専門的能力5050100