知能情報工学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 知能情報工学
科目番号 0070 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ニューロ・ファジィ・遺伝アルゴリズム 萩原将文 産業図書
担当教員 櫛田 直規

到達目標

AI手法に基づく制御系の設計法((1)ファジィ制御、(2)遺伝アルゴリズム、(3)ニューラルネットワーク、その他AI手法など)について理解し、一定の基礎力をもとに応用設計の基礎技術を取得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ファジィ集合ファジィ推論について理解でき創造的理解もできるファジィ集合ファジィ推論について理解できるファジィ集合ファジィ推論について理解が不十分である
評価項目2遺伝アルゴリズムについて理解でき創造的発想ができる遺伝アルゴリズムについて理解できる遺伝アルゴリズムについて理解が不十分である
評価項目3ニューラルネットワークについて理解できる創造的発想ができるニューラルネットワークについて理解できるニューラルネットワークについて理解が不十分である

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4年次に開講される制御工学を補填する形でAI手法に基づく制御系の設計法(ファジィ制御、遺伝アルゴリズム、ニューラルネットワーク、その他AI手法など)について講義する。
授業の進め方・方法:
(1)ファジィ制御:ファジィ集合、メンバーシップ関数を理解しファジィ推論制御の基礎(2)遺伝アルゴリズム初期遺伝子情報の与え方、適応度、交叉、突然変異の基礎(3)ニューラルネットワーク;生物学を模倣した数学モデル形成法、BPLの基礎(4)その他、AI手法など:
注意点:
現代的な知能情報工学について、産業界の応用事例の基礎を深く理解すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ファジィ工学の歴史と基礎概念 ファジィ工学の歴史の基本事項が理化できる
2週 ファジィ集合 通常集合とファジィ集合の定義が理解できる
3週 ファジィ集合の演算 通常集合とファジィ集合の演算の相違点が理解できる
4週 ファジィ推論 ファジィ制御推論が理解できる
5週 遺伝アルゴリズムの歴史と基礎概念 他の最適化との相違との関係が理解できる
6週 生物の遺伝と進化の原理 原理が理解できる
7週 総合演習
8週 総合演習
2ndQ
9週 中間試験
10週 遺伝アルゴリズム 選択 交叉 突然変異 ナップザック問題を例としてが理解できる
11週 選択法のいろいろ 選択法の種類が理解できる
12週 ニューラルネットワークの歴史と基礎概念 基本原理が理解できる
13週 ニューロン 基礎理論がが理解できる
14週 各種ニューラルネットワーク 各種ネットワークが理解できる
15週 バックプロパーゲーション法 BPLの有利性が理解できる
16週 期末試験 

評価割合

試験演習相互評価口頭発表ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000