実験実習

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 実験実習
科目番号 0075 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 各テーマのプリント資料
担当教員 浅川 貴史,増山 新二,藤井 雅之,笹岡 秀紀,岡野内 悟,松原 貴史,神田 哲典,中村 翼,平田 拓也,小林 心

到達目標

実験実習を通して機械工学,電気電子工学,情報工学の基礎を学ぶ。材料力学,CAD基礎,ロボット,電気電子回路,システム制御,熱流体及びプログラム言語を実験実習を通して学ぶ。
具体的な学習目標は以下の通りである。
(1) 実験実習を通して機械工学,電気電子工学,情報工学の基礎を習得できる
(2) 実験レポートの作成方法を理解し,実施できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1実験実習を通して機械工学,電気電子工学,情報工学の基礎を習得できるとともに,詳細に説明できる実験実習を通して機械工学,電気電子工学,情報工学の基礎を習得できる実験実習を通して機械工学,電気電子工学,情報工学の基礎を習得できない
到達目標2実験レポートの作成方法を理解し,実施できるとともに,詳細に説明できる実験レポートの作成方法を理解し,実施できる実験レポートの作成方法を理解するが,実施できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(06) 説明 閉じる
本校 (1)-c 説明 閉じる
電子機械 (3)-b 説明 閉じる

教育方法等

概要:
実験実習を通して機械・電気・情報工学の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
各班ごとに別れて,工作実習,実験実習を学ぶ。評価方法も実施内容により以下のようになる。
実験実習はレポートに記載される内容と提出期限で評価を行い、工作実習は実技・成果物に対して評価を行う。
総合評価はレポートもしくは成果物の評価を60%、振り返りシートの評価が40%
注意点:
授業計画には,1班の標準的な内容を示す。ただし,各班をさらに半分に分けて実習するテーマがある。
振り返りシートの評価条件として全てのレポート・成果物チェック欄の記入が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入教育 実験実習に必要な注意事項を理解する。
2週 材料
CAD/CAM/CAE(1)
マイクロスコープならびに走査電子顕微鏡により,材料表面を観察する。
3週 熱流体(1)
電気・電子Ⅰ(1)
熱交換器を理解する。
ドローンの制御を理解し、飛行ルートを設計する。
4週 システム制御(1) モンティホール問題の数値シミュレーションを行う方法を理解する。
5週 情報処理Ⅰ(1) HTMLを理解し,ホームページを試作する。
6週 CAD/CAM/CAE(1)
材料
レーザ加工機による板金の切り出しを実習する。
走査電子顕微鏡により,材料表面を観察する。
7週 電気・電子Ⅰ(1)
熱流体(1)
ドローンの制御を理解し、飛行ルートを設計する。
熱交換器を理解する。
8週 レポート作成 実験結果をレポートにまとめ,考察を行うことができる。
2ndQ
9週 システム制御(2) モンテカルロ法による円周率の数値計算を行う方法を理解する。
10週 情報処理Ⅰ(2) HTMLを理解し,ホームページを試作する。
11週 CAD/CAM/CAE 応力計算CAEと3Dプリンタによる造形を実習する。
12週 熱流体(2) 流量の測定方法を理解する。
13週 電気・電子Ⅰ(2) A/D変換,D/A変換を理解する。
14週 情報処理Ⅰ(3) HTMLを理解し,ホームページを試作する。
15週 レポート作成 実験結果をレポートにまとめ,考察を行うことができる。
16週
後期
3rdQ
1週 熱流体(4) 管内の速度測定について理解する。
2週 電気・電子実験Ⅱ(1) 比較器,リミッタ回路について理解する。
3週 統計処理(1) 得られた実験データの統計処理を行い,それらを結果として表示する。
4週 統計処理(2) 統計処理によって得られたデータを元に考察することができる。
5週 熱流体(5) 流体の圧力損失について理解する。
6週 力学(1) ひずみゲージの取り扱いを理解する。
7週 情報処理Ⅱ(1) 機械学習プログラムを理解する。
8週 レポート作成 実験結果をレポートにまとめ,考察を行うことができる。
4thQ
9週 情報処理Ⅱ(2) 画像処理プログラミングを理解する。
10週 力学(2) 力学シミュレーションによる解析について理解する。
11週 電気・電子実験Ⅱ(2) 微分回路,積分回路について理解する。
12週 マイコン(3) マイコンにより,交通標識ユニットの制御を実習する。
13週 情報処理Ⅱ(3) 画像処理と機械学習を組み合わせたプログラミングを理解する。
14週 レポート作成 実験結果をレポートにまとめ,考察を行うことができる。
15週 レポート作成 実験結果をレポートにまとめ,考察を行うことができる。
16週

評価割合

レポート課題・実技振り返りシート合計
総合評価割合6060800200
基礎的能力060400100
専門的能力600400100
分野横断的能力00000