プログラミング基礎

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 プログラミング基礎
科目番号 0078 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 C言語プログラミングレッスン(ソフトバンク)
担当教員

到達目標

(1)PCを用いてプログラムを作成、デバッグを行い動作を確認できる。
(2)数値を入力して、計算を行い、結果を表示するプログラムを作成できる。
(3)条件分岐とフローチャートの関係を理解してプログラムを作成できる。
(4)繰り返し文の動作をを理解してプログラムを作成できる。
(5)変数、配列のアドレスとポインタ変数の関係を理解してプログラムを作成できる。
(6)関数間のデータの受け渡し方法を理解してプログラムを作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1プログラムを作成して、デバッグを行い、完成することができる。プログラムを記述できるが、デバッグができない。プログラムを記述できない。
評価項目2数値を入力して計算を行い結果を表示するプログラムの作成の際、整数演算、実数演算の使い分けができる。数値入力、結果表示のプログラムを作成できるが、整数型変数と実数型変数の使い分けができない。数値入力、結果表示のプログラムを作成できない。
評価項目3条件分岐とフローチャートの関係を理解してプログラムを作成できる。条件分岐のプログラムを作成できる。条件分岐のプログラムを作成できない。
評価項目4繰り返し文を用いて、条件分岐と組み合わせたプログラムを作成できる。繰り返しのプログラムを作成できる。繰り返しのプログラムを作成できない。
評価項目5変数、配列のアドレスとポインタ変数の関係を理解してプログラムを作成できる。ポインタ変数を使ったプログラムの作成ができる。ポインタ変数を使ったプログラムの作成ができない。
評価項目6関数間のデータの受け渡し方法を理解してプログラムを作成できる。関数を用いたプログラムを作成できる。関数を用いたプログラムを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

本校 (1)-a 説明 閉じる
電子機械 (3)-b 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピューターのプログラミングの基礎についてC言語を用いて学習します。
授業の進め方・方法:
毎回、教室で講義を行い、情報教育センターのパソコンを用いてプログラミングの課題に取り組み、電子メールで提出する。
注意点:
教室での授業内容は100%ノートを取ること。配布されるプリントは整理して無くさないように自己管理すること。
前期、後期の中間試験と期末試験を実施する。試験の得点と、平常の課題への取り組み方を評価して成績を決める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラム開発(1)概要 開発環境の基礎を理解して、PCを用いてソースファイルを作成できる。
2週 プログラム開発(2)コンパイラ プログラミングの手順を理解して、コンパイル,プログラム実行,メールによる提出ができる
3週 メイン関数の構成と文字列の表示 メイン関数の構成とprintf関数の文法を理解できる。コンパイラのエラーメッセージを解読してデバッグを行いプログラムを完成させる事ができる。
4週 整数の四則計算 整数の四則演算を実行して結果を出力するプログラムを作成できる。
5週 整数型変数の計算 int型変数を用いて、整数の四則演算の結果を出力するプログラムを作成できる。
6週 実数型変数と文字型変数 froat型変数を用いて実数の計算結果、Char型変数を用いて文字表示のプログラムを作成できる。
7週 整数と文字列の入出力(1) コマンドラインから文字、整数値を入力して、結果を表示するプログラムを作成できる。
8週 整数と文字列の入出力(2) コマンドラインから実数値を入力して、結果を表示するプログラムを作成できる。
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 条件分岐(1) if-else文を用いて条件分岐をするプログラムの作成方法を理解できるできる。
11週 条件分岐(2) 条件分岐のプログラムに対応したフローチャートを描くことができる。条件分岐のプログラムを作成できる。
12週 条件分岐(3) if-else文の入れ子、if-else if else文を理解してフローチャートが書ける。論理演算による条件分岐のプログラムを作成できる。
13週 くり返し文(1) for文による繰り返しのプログラムを作成できる
14週 くり返し文(2) 2重ループにより2次元表示のプログラムを作成できる。
15週 応用問題演習 くり返し文と条件分岐を組み合わせたプログラムを作成できる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 くり返し文(3) while文とfor文の相違点を理解して、for文のプログラムをwhile文で書き換えることができる。
2週 くり返し文(4) do-while文によるプログラムを作成できる。
1文字入力、出力の関数を使ったプログラムを作成できる。
3週 条件分岐(4) 最大値を求めるプログラムを、条件分岐による方法と、最大値の変数を用いる方法で作成して、両者のメリット、デメリットを理解できる。
4週 条件分岐(5) switch-case文とif-else-else if文との関係を理解して、switch-case文によるプログラムを作成できる。
5週 関数(1) 関数の構成を理解して、引数から値を渡すユーザー関数を作成できる。
6週 関数(2) 関数の構成を理解して、戻り値により計算結果を返すユーザー関数を作成できる。
7週 配列 変数の配列を理解して、繰り返し文と組み合わせたプログラムを作成できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 CPUとメモリの関係 メモリ上のデータと変数の関係を理解して、アドレスを表示するプログラムを作成できる。
10週 ポインタ変数(1) ポインタ変数とアドレス演算の関係を理解して、アドレス演算のプログラムを作成できる。
11週 ポインタ変数(2) ポインタ変数と、データサイズの関係を理解できる。
2次元配列のデータ参照をするプログラムが作成できる。
12週 関数(3) 関数の引数によるアドレス渡しにより複数の演算結果を返す関数を作成できる。
13週 関数(4) 関数間で配列のアドレスを受け渡して演算を行うプログラムを作成できる。
14週 変数のビット演算 8ビット変数のビットと2進数の関係を理解して、ビット演算のプログラムを作成できる。
15週 変数アドレスとポインタ変数の復習 変数のアドレスとポインタ変数による演算の相互関係を理解できる。
16週 学年末試験

評価割合

試験演習相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70250500100
基礎的能力0000000
専門的能力70250500100
分野横断的能力0000000