プログラミング応用

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 プログラミング応用
科目番号 0126 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 情報処理技術者テキスト プログラミング入門CASLⅡ 浅井宗海著 実教出版 / 自作プリント
担当教員 浅川 貴史,岡野内 悟

到達目標

学習到達目標は以下の通りである。
(1)2進数、10進数、16進数の基数変換、および論理演算を理解している
(2)マイコンの基本構成を理解している
(3)アセンブラ言語でのマイコンプログラムが構築できる
(4)C言語の文法(型、変数、演算子、構文、関数)が説明できる
(5)C言語でのマイコンプログラムが作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1複雑な基数変換,論理演算が行うことができる簡単な基数変換,論理演算をことができる基数変換や論理演算を行うことができない
到達目標2マイコンの基本構成が説明できるマイコンの基本構成を理解しているマイコンの基本構成について理解できない
到達目標3自ら簡単なアルゴリズムについてのプログラムが作成できる参考文献を参照しながら簡単なプログラムを作成できるプログラムが作成できない
到達目標4C言語の文法(型、変数、演算子、構文、関数)の知識を有し、説明できるC言語の文法(型、変数、演算子、構文、関数)に関し,ある程度の知識を有するC言語の文法(型、変数、演算子、構文、関数)の知識不足
到達目標5C言語でのマイコンプログラムの簡単なプログラムが作成できるC言語でのマイコンプログラムの,ある程度の知識を有するC言語でのマイコンプログラムの知識不足

学科の到達目標項目との関係

本校 (1)-c 説明 閉じる
電子機械 (3)-b 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラミング基礎(2年生)で学習した内容を発展させ、マイコン応用分野で必要とされるプログラミング能力、計算モデル、アルゴリズムについて学習する。
前期はCASLを用いてアセンブリ言語の基礎・応用を学習し,後期はC言語の応用について学習する。
授業の進め方・方法:
アセンブリ言語の基礎を学習し,CASLシミュレータを用いて応用プログラムについてアクティブラーニング形式で学習する。
後期はC言語全般を復習しつつより進んだ内容を追加して進める。
注意点:
・必要により、2年生の「プログラミング基礎」で使用した教科書を参考にする。
・前期教員は浅川、後期教員は岡野内が担当する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明と基数 整数、小数を2進数、10進数、16進数で表現できる
2週 論理演算 基本的な論理演算を行うことができる
3週 論理回路、論理式、真理値表 論理回路、論理式、真理値表とタイミングチャートを作成できる
4週 組み合わせ論理回路 簡単な組み合わせ論理回路を説明できる
5週 アセンブラ言語とコンピュータ アセンブラ言語とコンピュータについて説明できる
6週 レジスタ COMETⅡのレジスタ構成を説明できる
7週 プログラムの実行 アセンブラ言語のプログラムの実行とレジスタの動きを説明できる
8週 「前期中間試験」
2ndQ
9週 記憶装置 CASLⅡにより、主記憶装置を操作するLD、LAD命令を説明できる
10週 演算1 CASLⅡにより、符号あり、符号なしでの算術演算を説明できる
11週 演算2 CASLⅡにより、論理演算、XOR命令を説明できる
12週 演算3 CASLⅡにより、簡単な乗算、除算プログラムが作成できる
13週 条件分岐 CASLⅡにより、条件の流れを変える命令とフラグについて説明できる
14週 繰り返し処理 CASLⅡにより、回数指定、条件指定により繰り返す処理を説明できる
15週 これまでの補足・まとめ 学習内容について確認する
16週 「前期期末試験」
後期
3rdQ
1週 導入。これまでの復習 プログラミングの考え方の流れを説明できる
2週 C言語応用問題と解説(情報を0と1で表現する) 情報を0と1で表現する考え方を知って応用できる
3週 C言語応用問題と解説(演算子) ビット演算など演算子を知っており計算できる
4週 C言語応用問題と解説(代入文) プログラミングの代入文を知っており、記述できる
5週 C言語応用問題と解説(論理式と条件分岐) プログラミングの論理式と条件分岐を知っており、記述できる
6週 C言語応用問題と解説(ループ文) プログラミングのループ文を知っており、記述できる
7週 補足と練習問題 練習問題により理解を深める
8週 「後期中間試験」
4thQ
9週 C言語応用問題と解説(関数。引数と戻り値) 関数。引数と戻り値を知っており、記述できる
10週 C言語応用問題と解説(標準関数とヘッダファイル) 標準関数とヘッダファイルを知っており、記述できる
11週 C言語応用問題と解説(文の構成。宣言文。関数プロトタイプ宣言) 文の構成。宣言文。関数プロトタイプ宣言を知っており、記述できる
12週 C言語応用問題と解説(アプリケーション。グラフィック例) プログラミングでの関数の使い方を知っており、記述できる
13週 C言語応用問題と解説(マイコンプログラミング) C言語で簡単なマイコンプログラムを作成・記述できる
14週 補足と練習問題 練習問題により理解を深める
15週 補足・まとめ 練習問題により理解を深める
16週 「学年末試験」

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000