産業電子機械

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 産業電子機械
科目番号 0152 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 実教出版 原動機、配布プリント
担当教員 浦田 清

到達目標

高専で学んでいる物理、数学、力学、制御、電気等の学習内容が実際の産業電子機械および関連したものにいかに利用されているか理解する。
また、これらの最新の技術情報につき理解する。具体的な学習目標は以下のとおりである。
(1) 各種熱機関、関連機器の構造,作動原理、特徴の理解
(2) 燃料、潤滑油の種類と特徴の理解
(3) 各機器、分野の環境対策の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1熱機関などの熱力学的サイクル、作動原理、構造を理解できる熱機関などの熱力学的サイクル、作動原理、構造をある程度理解できる熱機関などの熱力学的サイクル、作動原理、構造を理解できない
到達目標2燃料、潤滑油および添加剤の種類と使用目的を理解できる燃料、潤滑油および添加剤の種類と使用目的をある程度理解できる燃料、潤滑油および添加剤の種類と使用目的を理解できない
到達目標3熱機関の排出ガスの環境汚染防止について理解できる熱機関の排出ガスの環境汚染防止についてある程度理解できる熱機関の排出ガスの環境汚染防止について理解できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
燃焼理論、熱機関、関連機器、燃料、潤滑油についての基本的な事項を理解する
熱機関の環境汚染防止について理解する。
授業の進め方・方法:
教科書および配布プリントにより進める。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
エネルギーの利用と変換
授業の進め方の説明
今日利用されているエネルギーとそれらの動力への変換方法の概要を理解する。
2週 流体機械の基礎
ポンプの原理、構造、特性
流体の基本的な性質を把握する。
各種ポンプの原理、構造、特性を理解する。
3週 ポンプの原理、構造、特性 各種ポンプの原理、構造、特性を理解する。
4週 熱機関の基礎 熱機関のサイクルと熱効率などを理解する。
5週 往復動機関の作動原理と熱効率 各種の往復動機関の作動原理を把握し、各機関のサイクルと熱効率などの関係を理解する。
6週 往復動機関の構造 往復動機関の構造と各部の機能を理解する。
7週 往復動機関の性能と運転 各種の往復動機関の性能と運転を理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 ガスタービンの作動原理、種類、構造 各種のガスタービンの基本サイクル、種類、構造について理解する。
10週 ガスタービンの特性、用途 各種のガスタービンの特性、用途について理解する。
11週 蒸気プラントのあらまし
ボイラの種類、構造
水および蒸気の基本的性質を理解する。
各種ボイラの種類、構造について理解する。
12週 ボイラの燃料と燃焼、特性 各種ボイラの燃料と燃焼、特性について理解する。
13週 蒸気タービンの種類、構造、特性 蒸気タービンの作動原理、構造、特徴を理解する。
14週 蒸気動力プラントの性能 蒸気タービンプラント、性能を理解する。
15週 潤滑油 潤滑油の使用目的、性状、添加剤を理解する。
16週 学年末試験

評価割合

試験 60%課題30%その他10%合計
総合評価割合603010100
基礎的能力0000
専門的能力603010100