ディジタル画像処理

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ディジタル画像処理
科目番号 0192 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 画像処理入門(コロナ社)
担当教員 杉野 直規

到達目標

ディジタル画像処理について、
(1)モノクロ画像、カラー画像のデータ構造について説明できる。
(2)画像の2値化と主な2値画像処理について説明できる。
(3)画像のフィルタ処理について理論的に説明できる。
(4)画像の拡大縮小、動画像処理の基礎的な手法を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1モノクロ画像、カラー画像のデータ構造を理解して、データを修正できる。モノクロ画像、カラー画像のデータ構造について説明できる。モノクロ画像、カラー画像のデータ構造について説明できない。
評価項目2画像の2値化と主な2値画像処理について説明できる。画像の2値化について説明できる。画像の2値化について説明できない。
評価項目3画像のフィルタ処理について理論的に説明できる。画像のフィルタ処理の方法を説明できる。画像のフィルタ処理の方法を説明できない。
評価項目4画像の拡大縮小、動画像処理の基礎的な手法の理論を説明できる。画像の拡大縮小、動画像処理の基礎的な手法を説明できる。画像の拡大縮小、動画像処理の基礎的な手法を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-c 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
画像処理は、生活、産業、医療等の様々な分野で用いられている。この授業では画像処理の基礎理論について学習します。
授業の進め方・方法:
講義は教科書に沿って行います。質問に対する答えにより理解度を確認しながら進めます。コンピュータを用いた実習を実施し理解を深めます。実習に合わせてレポートが課されます(12回程度を予定).
注意点:
課題は期限までにすべて提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 画像処理概論 画像処理の目的について説明できる。
2週 ディジタル画像 画像の量子化と離散化について説明できる。
3週 カラー画像 カラー画像のデータ構造について説明できる。
4週 レベル変換 基本的なレベル変換の目的と方法について説明できる。
5週 色変換 色変換の仕組みを理論的に説明できる。
6週 描画と変形 線の描画と変形の理論を説明できる。
7週 2値画像(1) 2値化としきい値について説明できる。
8週 2値画像(2) 画素操作とマッチングについて説明できる。
2ndQ
9週 画像解析(1) 周波数解析(フーリエ変換)の方法について説明できる。
10週 画像解析(2) 周波数解析(Wavelet変換)の方法について説明できる。
11週 フィルタ(1) フィルタ処理の基礎理論について説明できる。
12週 フィルタ(2) 設定したフィルタの係数から、その効果を予測して説明できる。
13週 フィルタ(3) 特殊フィルタの基礎理論について説明できる。
14週 リサイズ 画像の拡大縮小の基本的な方法について説明できる。
15週 動画像 動画像処理の基本的な方法について説明できる。
16週 期末試験

評価割合

試験課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40600000100
基礎的能力0000000
専門的能力40600000100
分野横断的能力0000000