熱流体工学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 熱流体工学
科目番号 0197 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「図解によるわかりやすい流体力学」 中林功一・山口健二 (森北出版)
担当教員 山口 康太

到達目標

1.流体の動力学に関する問題を説明・計算できる。
2.管路内の流れに関する問題を説明・計算できる。
3.抗力と揚力に関する問題を説明・計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1さまざまな流体の動力学問題を定式化・計算することができる。基本的な流体の動力学問題を定式化・計算することができる。流体の動力学問題を定式化することができない。
評価項目2管路内の流れに関する応用的な問題を定式化・計算することができる。管路内の流れに関する基本的な問題を定式化・計算することができる。管路内の流れに関する問題を定式化することができない。
評価項目3抗力と揚力に関する応用的な問題を計算することができる。抗力と揚力に関する基本的な問題を計算することができる。抗力と揚力に関する問題を定式化することができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-c 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
流体の流れ現象は、工業上の様々な分野に関連するだけでなく日常生活の中にも数多く存在する。熱流体工学ではこれらの現象に関する基礎知識や理論の習得、その工学的応用を目的とする。
授業の進め方・方法:
授業時間の後半に演習を行います。主にその日の授業内容を出題する確認ための演習です。演習成果は採点して返却するので復習をしてください。
授業は黒板を使用して行います。必要に応じてスライドも使用します。
注意点:
必ず履修することが望ましい。電卓は忘れないでください。
(変更8/17) 前期中間試験をレポートに変更したため,そのレポートにより前期中間試験部分の評価を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 流体の基礎 流体力学に関する物理量や基礎事項を説明できる。
2週 流体の基礎 流体の静力学について理解ができ、静力学の問題を解くことができる。
3週 一次流れ 定常流と非定常流の違いが理解でき、流線と流管の定義を説明できる。
4週 一次流れ 連続の式を理解し、諸問題の流速と流量を計算できる。
5週 一次流れ オイラーの運動方程式を説明できる。
6週 ベルヌーイの定理 ベルヌーイの式を理解し、流体の諸問題に適用できる。
7週 運動量の法則 運動量の法則を理解し、流体が物体に及ぼす力を計算できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 層流と乱流 層流と乱流の違いが説明できる。
10週 層流と乱流 レイノルズ数と臨界レイノルズ数を理解し、流れの状態に適用できる。
11週 管路の書損失 ダルシー・ワイスバッハの式、ムーディー線図を用いて管摩擦係数を求めることができる。
12週 境界層 境界層、はく離、後流など、流れの中に置かれた物体の周りで生じる現象を説明できる。
13週 抗力 抗力について理解し、抗力係数を用いて抗力を計算できる。
14週 揚力 揚力について理解し、揚力係数を用いて揚力を計算できる。
15週 まとめ 流体の動力学、管路内の流れ、抗力と揚力に関する諸問題を計算することができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価ポートフォリオその他演習課題・成果物合計
総合評価割合700000030100
基礎的能力00000000
専門的能力700000030100
分野横断的能力00000000