ロボット工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ロボット工学Ⅰ
科目番号 0198 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ロボット工学の基礎 (森北出版)/自作プリント
担当教員 岡野内 悟

到達目標

学習到達目標は以下の通りである
(1)ロボットの歴史と基本構成、研究の流れに関する基礎知識を持っている
(2)ロボットの構成要素に関する基礎知識を持っている
(3)産業用ロボットのに関する基礎知識を持っている
(4)産業用ロボットのリンク構成に関する基礎知識を持ち、座標の設定が行える

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1知識を有し、説明できるある程度の知識を有する知識不足
到達目標2知識を有し、説明できるある程度の知識を有する知識不足
到達目標3知識を有し、説明できるある程度の知識を有する知識不足
到達目標4知識を有し、説明できるある程度の知識を有する知識不足

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-c 説明 閉じる
電子機械 (3)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ロボット研究の流れやロボットの構成・構成要素、産業用ロボットについて学習する。
授業の進め方・方法:
ビデオによりロボット研究の流れを紹介し、プリントを使ってポイントのまとめや練習問題を行いながら授業を進める。プリント提出は成績評価に反映する。
注意点:
・座標の計算などで三角関数、行列計算を用いる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入。ロボットとは何か。ロボットの歴史 ロボットの語源など今日のロボットに至るまでの基礎知識を持っている
2週 ロボットの基本構成。IOT、AI技術との融合 ロボットの基本構成を説明できる。ロボットとIoT技術やAI技術との結びつきについて説明できる。
3週 産業用ロボット 産業用ロボットの利用分野、分類など基礎知識を持っている
4週 ロボットのセンサ。関節角度センサ ポテンショメータとロータリーエンコーダの基礎知識を持っている
5週 触覚センサ。視覚センサ 障害物を検知するセンサ、画像センサの基礎知識を持っている
6週 ロボットとアクチュエータ ロボットの構成要素としてのロボットのアクチュエータの種類・働き、制御法について知っている
7週 補足と練習問題 練習問題により、これまでの内容を確認する
8週 「中間試験」
2ndQ
9週 試験解説と補足説明 ロボット利用の事例について説明できる
10週 アームロボットの構成と自由度 アームロボットの構成について基礎知識を持っている
11週 アームロボットハンド位置の座標。同次座標変換 簡単な構成のアームロボットの座標位置の計算ができる
12週 ロボットの姿勢とオイラー角。D-H法 一般的アームロボットの姿勢表現、D-H法を知っている
13週 順運動学問題。逆運動学問題 簡単な順運動学問題。逆運動学問題が解ける
14週 ロボットの速度と静力学 ヤコビ行列、ロボットアームの速度、静力学の計算を行える
15週 練習問題とまとめ 練習問題により、これまでの内容を確認する
16週 「期末試験」

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000