到達目標
組込みシステムについて,リアルタイム性を要求されるシステムを実現するためのハードウェアとソフトウェアについて以下の項目を学習する.
(1)マイクロコンピュータの構成について理解できる
(2)マイクロコンピュータの機能について理解できる
(3)組込みシステムの特性について理解できる
(4)リアルタイムOSについて理解できる
(5)組込みシステムの開発の流れについて理解できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | マイクロコンピュータの構成について説明できる | マイクロコンピュータの構成について理解できる | マイクロコンピュータの構成について理解できない |
評価項目2 | マイクロコンピュータの機能について説明できる | マイクロコンピュータの機能について理解できる | マイクロコンピュータの機能について理解できない |
評価項目3 | 組込みシステムの特性について説明できる | 組込みシステムの特性について理解できる | 組込みシステムの特性について理解できない |
評価項目4 | リアルタイムOSについて説明できる | リアルタイムOSについて理解できる | リアルタイムOSについて理解できない |
評価項目5 | 組込みシステムの開発の流れについて説明できる | 組込みシステムの開発の流れについて理解できる | 組込みシステムの開発の流れについて理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代社会において,マイクロコンピュータを用いた組込みシステムは,家電製品・自動車などの身近なものから,発電システム制御や人工衛星制御などのインフラ・最先端システムなど,なくてはならないものとなっている.本講義では,パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの人間が制御の中心となるシステムとの類似点や相違点などから始まり,リアルタイム性を要求されるシステムを実現するためのハードウェアとソフトウェアについて学習する.
授業の進め方・方法:
教科書を中心に授業を進めるが,随時ICTを活用し実際のシステムについて,討論・考察を行う.
注意点:
(1)履修には,これまで学習してきた機械・電気・情報の基礎知識が不可欠であり,シラバスを確認し事前学習を行うこと
(2)レポート等の課題は必ず提出すること
(3)アクティブラーニングによる討論には積極的に参加すること
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
講義の概要・進め方,必要となる基礎知識等を理解できる
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2週 |
マイクロコンピュータ概要1 |
制御用マイクロコンピュータの基礎について理解できる
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3週 |
マイクロコンピュータ概要2 |
制御用マイクロコンピュータの構成について理解できる
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4週 |
マイクロコンピュータ機能1 |
制御用マイクロコンピュータの機能(入出力・割込み)について理解できる
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5週 |
マイクロコンピュータ機能2 |
制御用マイクロコンピュータの機能(タイマ・PWM)について理解できる
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6週 |
マイクロコンピュータ機能3 |
制御用マイクロコンピュータの機能(AD・通信)について理解できる
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7週 |
組込みシステム概要 |
組込みシステムの概要について理解できる
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
リアルタイムOS概要 |
リアルタイムOSの概要について理解できる
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10週 |
リアルタイムOS機能1 |
μITRONの基本的特徴について理解できる
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11週 |
リアルタイムOS機能2 |
μITRONのタスクスケジューリングについて理解できる
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12週 |
リアルタイムOS機能3 |
μITRONのタスク間同期について理解できる
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13週 |
リアルタイムOS機能4 |
μITRONのその他の機能ついて理解できる
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14週 |
システム開発 |
組込みシステムの開発の流れについて理解できる
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15週 |
まとめ |
これまで学習したことをまとめ,総合的に理解できる
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16週 |
期末試験 |
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評価割合
| 試験 | 課題 | 態度 | | | | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 30 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |