情報工学演習

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報工学演習
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 自作プリント
担当教員 橘 理恵,杉野 直規,高橋 芳明,尾崎 南斗

到達目標

(1)変数とデータ型の概念を説明でき、代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。
(2)制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。
(3)関数とポインターの概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。
(4)ファイルや構造体を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。
(5)与えられた簡単な問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述する。ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標11年次に学んだプログラミングの基礎を使って、プログラムを作成し、コンピュータ上でコンパイルと実行が出来る。資料を基に、1年次に学んだプログラミングの基礎を使って、プログラムを作成し、コンピュータ上でコンパイルと実行が出来る。1年次に学んだプログラミングの基礎を使って、プログラムを作成出来ない.。
到達目標2分岐や繰り返しのある処理をプログラミングした後、コンピュータ上でコンパイルと実行が出来る。資料を見ながら、分岐や繰り返しのある処理をプログラミングした後、コンピュータ上でコンパイルと実行が出来る。分岐や繰り返しのある処理をプログラミング出来ない。
到達目標3ポインターと関数を使ってプログラミングをした後、コンピュータ上でコンパイルと実行が出来る。資料を見ながら、ポインターと関数を使ってプログラミングをした後、コンピュータ上でコンパイルと実行が出来る。ポインターと関数を使ったプログラミングが出来ない。
到達目標4ファイルや構造体を用いるプログラミングをした後、コンピュータ上でコンパイル、実行、デバッグが出来る。資料を見ながら、ファイルや構造体を用いるプログラミングをした後、コンピュータ上でコンパイル、実行、デバッグが出来る。ァイルや構造体を用いるプログラミングが出来ない。
到達目標5与えられた課題を解決するソースプログラムを記述した後、コンパイラを用いてコンパイルして実行形式ファイルを作成し、実行が出来る。資料を見ながら、与えられた課題を解決するソースプログラムを記述した後、コンパイラを用いてコンパイルして実行形式ファイルを作成し、実行が出来る。与えられた課題を解決するソースプログラムを記述出来ない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(06) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は同時に開講されるプログラミングⅡで学んだC言語プログラミングの知識を応用し、具体的な課題を解いていく。
授業の進め方・方法:
教室にて課題をプリントにコーディングした後、情報教育センターにて実習を行う。また、本科目と「創造演習Ⅰ」は隔週で交互に実施する。
注意点:
同時に開講される「プログラミングⅡ」にて基本的な文法や処理方法について学んだ後、「情報工学演習」にてプリントで渡される応用問題を解き、許可が得られれば情報教育センターにて実習を行い、毎回、課題を提出する。
(1)プリントの課題は「最低限やるべき課題」と「更に進んだ問題」からなり、「最低限やるべき課題」は必ず提出しなければならない。
(2)提出はe-learningシステム上から行う(初回授業にて説明)。
(3)提出物の評価は、適切なコメントがされているか、字下げや空白などを使ってプログラムの構成にあった書き方がされているか、要求を満足する実行結果が添付されているか、の三つを基準に評価する。

後期にまとめて記している、通年で本科目と「創造演習Ⅰ」は隔週で交互に実施するため、予定をよく確認すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 講義概要とプログラム基礎 シラバスの内容を理解でき、scanf(),printf()を使ったプログラムをコーディングし、コンピュータ上で実行出来る。
2週 文字と文字列 整数、文字列、アスキーコードを使ったプログラムを書き、コンピュータ上で実行できる。
3週 for文を使った繰り返し処理 for文を使った繰り返しのあるプログラムを書くことができる。
4週 while文を使った繰り返し処理 while文を使った繰り返しのあるプログラムを書くことができる。
5週 配列と繰り返し1 配列データを対象に、繰り返しと分岐のあるプログラムを書くことができる。
6週 整数データを繰り返し読み込み処理をする 整数入力を繰り返すプログラムを書くことが出来る。
7週 配列と繰り返し2 配列と複数の繰り返しのあるプログラムを書き、コンピュータ上で実行できる。
8週 2重の繰り返しと整数ソート1 バブルソートのプログラムを書き、コンピュータ上で実行できる。
4thQ
9週 2重の繰り返しと整数ソート2 指定した数だけ乱数を生成し,バブルソートの交換回数について検討できる。
10週 文字列とポインター1 文字列とポインターおよび入出力があるプログラムを書き、コンピュータ上で実行できる。
11週 複数の繰り返しを用いる 複数の繰り返しのあるプログラムを書き、コンピュータ上で実行できる(一様乱数を発生させてこれから席順を決める。)
12週 文字列とポインター2 複雑な条件のある繰り返しを使ったプログラムを書き、コンピュータ上で実行できる。(文字列の比較 課題15)
13週 関数1 関数とはどのようなものかを説明でき,関数を作成することができる。
14週 関数2 複数の関数を定義するとともに,条件に応じて繰り返し関数を使用するプログラムを書き実行できる。
15週 ファイル処理 ファイルに対して1文字入出力と1行入出力を繰り返すプログラムを書き実行できる。
16週 定期試験 前期末試験と学年末試験において試験を実施する

評価割合

定期試験基本演習課題応用演習課題合計
総合評価割合306010100
基礎的能力0000
専門的能力306010100
分野横断的能力0000