情報工学演習

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報工学演習
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 松浦健一郎著,Python[完全]入門,SBクリエイティブ
担当教員 橘 理恵,杉野 直規,高橋 芳明,尾崎 南斗

到達目標

(1)変数とデータ型の概念を説明でき、代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。
(2)制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。
(3)関数とポインターの概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。
(4)ファイルや構造体を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。
(5)与えられた簡単な問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述する。ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1Pythonプログラミングの必要性を理解し説明できる。Pythonプログラミングの必要性を理解できる。Pythonプログラミングの必要性を理解できない。
到達目標2Pythonの基本的な構文を理解しコーディングができる。Pythonの基本的な構文を理解ができる。Pythonの基本的な構文を理解ができない。
到達目標3Pythonの適切なライブラリを使用して,課題を解決するプログラムを実装できる。Pythonの適切なライブラリを使用して,プログラムを実装できる。Pythonの適切なライブラリを使用して,プログラムを実装することができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(06) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械学習/人工知能やデータサイエンスの分野で使用されているプログラミング言語Pythonを学習するとともに,C言語プログラミング等との違いを把握する。
授業の進め方・方法:
教室にて課題をプリントにコーディングした後、情報教育センターにて実習を行う。また、本科目と「創造演習Ⅰ」は隔週で交互に実施する。
注意点:
毎回、課題を提出する。
(1)プリントの課題は「最低限やるべき課題」と「更に進んだ問題」からなり、「最低限やるべき課題」は必ず提出しなければならない。
(2)提出はe-learningシステム上から行う(初回授業にて説明)。
(3)提出物の評価は、適切なコメントがされているか、字下げや空白などを使ってプログラムの構成にあった書き方がされているか、要求を満足する実行結果が添付されているか、の三つを基準に評価する。

後期にまとめて記している、通年で本科目と「創造演習Ⅰ」は隔週で交互に実施するため、予定をよく確認すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 講義概要と開発環境 シラバスの内容を理解でき、Pythonプログラムをコンピュータ上で実行出来る。
2週 標準コーディングと変数 Pythonのコーディング方法の基本を理解し、変数を使うことができる。
3週 文字列 文字列を扱うプログラムを書くことができる。
4週 リスト リスト操作ができる。
5週 繰り返し処理1 繰り返しのあるプログラムを書くことができる。
6週 繰り返し処理2 繰り返しのあるプログラムを書くことができる。
7週 条件分岐 条件分岐のあるプログラムを書くことができる。
8週 タプルと辞書1 タプルと辞書について説明でき、タプルと辞書の操作ができる。
4thQ
9週 タプルと辞書2 タプルと辞書について説明ができ、タプルと辞書の操作ができる。
10週 関数1 関数とはどのようなものかを説明でき,関数を作成することができる。
11週 関数2 複数の関数を定義するとともに,条件に応じて繰り返し関数を使用するプログラムを書き実行できる。
12週 例外処理 例外処理について説明でき、実装できる。
13週 ライブラリの使用 ライブラリについて説明でき、使用できる。
14週 ファイル操作 ファイル入出力を扱ったプログラムを書くことができる。
15週 応用演習1 応用課題に取り組み、適切なライブラリを使用して、課題を解決するプログラムを実装できる。
16週 応用演習2 応用課題に取り組み、適切なライブラリを使用して、課題を解決するプログラムを実装できる。

評価割合

定期試験基本演習課題応用演習課題合計
総合評価割合08020100
基礎的能力0000
専門的能力08020100
分野横断的能力0000