物理

科目基礎情報

学校	大島商船高等専門学校	開講年度	令和03年度 (2021年度)
授業科目	物理
科目番号	0031	科目区分	一般 / 必修
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 2
開設学科	情報工学科	対象学年	2
開設期	通年	週時間数	2
教科書/教材	総合物理１（数研出版）、総合物理２（数研出版）、リードLightノート物理（数研出版）、リードLightノート物理基礎（数研出版）、配布プリント（自作）
担当教員	末次 竜

到達目標

1. 物体の基本的な運動、円運動、単振動、波に現れる特徴的な物理量について、その定義が説明でき計算できる。
2. 円運動、単振動、波に関して、具体的な物理現象をイメージし、式を組み立てることができる。
3. 周囲と協力しながら問題に取り組むことができる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	物体の基本的な運動、円運動、単振動、波に現れる特徴的な物理量について、その定義が説明でき計算できる。	物体の基本的な運動、円運動、単振動、波に現れる特徴的な物理量について、計算できる。	物体の基本的な運動、円運動、単振動、波に現れる特徴的な物理量について、計算できない。
評価項目2	円運動、単振動、波に関して、具体的な物理現象をイメージし、式を組み立てることができる。	円運動、単振動、波に関して、具体的な物理現象をイメージすることができる。	円運動、単振動、波に関して、具体的な物理現象がイメージできない。
評価項目3	質問されたことについて自分の言葉で説明することができる	わからないことを質問し、周囲と協力するこ とができる	周囲とコミュニケーシ ョンをとることができ ない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(03) （数学・自然科学および情報技術の知識を修得し，その知識を専門分野に応用できる専門知識を持ち ものづくりを 完遂する能力）

本校 (1)-a （豊かな教養と国際感覚を身につけた，視野の広い技術者を養成する。）

情報 (4)-a （豊富な情報技術をもとにした視野の広い応用能力の養成）

教育方法等

概要:

身近な自然現象を解明するために物理的な見方・考え方を習得する。物理の学習を通じて、周囲と協力して問題に取り組む協調性を養う。

授業の進め方・方法:

・教科書に沿って進めていく。
・物理量を表す記号、単位に注意し、有効数字の概念を身につける。
・毎回、授業内容の理解を確認するための小テストを行う。

注意点:

・提出期限厳守
・積極的な発言を推奨する。
・授業理解状況によって授業進度を調整する

授業の属性・履修上の区分

遠隔授業対応

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	運動量と力積	物体の質量と速度から運動量を求めることができ、その運動量の差が力積に等しいことを理解している。
		2週	直線運動における運動量保存則	直線運動における運動量保存則について理解し、様々な物理量の計算に利用できる。
		3週	平面運動における運動量保存則	平面運動における運動量保存則について理解し、様々な物理量の計算に利用できる。
		4週	反発係数・直線上の２球の衝突	反発係数を求めることができる。
		5週	床との斜めの衝突、衝突による力学的エネルギーの変化	斜めに衝突する場合の反発係数を求めることができる。弾性衝突と非弾性衝突について、その衝突前後の力学的エネルギーの変化と運動量を理解している。
		6週	慣性力	慣性の法則について説明でき、慣性力を求めることができる。
		7週	これまでの復習	運動量から慣性力まで説明できる。
		8週	中間試験
	2ndQ
		9週	等速円運動	等速円運動をする物体の速度、角速度に関する計算ができる。
		10週	等速円運動の加速度	等速円運動をする物体の加速度、向心力に関する計算ができる。
		11週	遠心力	遠心力を求めることができる。
		12週	単振動１	周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。
		13週	単振動２	単振動における速度、加速度、力の関係を説明できる。
		14週	万有引力	万有引力の法則を説明し、物体間にはたらく万有引力を求めることができる。
		15週	これまでの復習	等速円運動から万有引力まで説明できる。
		16週	答案返却・解答解説
後期
	3rdQ
		1週	波動、波の発生、波の要素	波の波長、周期、振動数、速さについて説明できる。
		2週	波と媒質の運動	位相・逆位相について説明できる。
		3週	横波と縦波	横波と縦波の違いについて説明できる。
		4週	波の重ね合わせの原理と波の独立性、	波の重ね合わせの原理と波の独立性を理解している。
		5週	定常波、波の反射	定常波の特徴（節、腹の振動のようすなど）を理解している。
		6週	波の干渉	2つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について説明できる。
		7週	これまでの復習	波の性質から干渉まで説明できる。
		8週	後期中間試験
	4thQ
		9週	波の反射・屈折・回折、ホイヘンスの原理	波の反射の法則、屈折の法則、回折、ホイヘンスの原理について説明できる。
		10週	音波，音の反射・屈折・回折・干渉	音速と温度の関係を理解している。音の反射・屈折・回折・干渉について説明できる。
		11週	うなり、弦の振動	うなりが説明できる。弦の長さと、弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。
		12週	気柱の振動、共振と共鳴	気柱の長さと速度から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる。共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。
		13週	ドップラー効果	一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。
		14週	光	光の反射角、屈折角に関する計算ができる。
		15週	これまでの復習	波の反射から光の屈折まで説明できる。
		16週	答案返却・解答解説

評価割合

	試験	小テスト			合計
総合評価割合	65	35	0	0	100
基礎的能力	65	35	0	0	100
専門的能力	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0