概要:
高専で学ぶためのコンピュータリテラシの知識と技術を習得する。
授業の進め方・方法:
コンピュータのキーボード操作などの初歩的な取扱い、文章作成および図表作成、コンピュータ通信などの基本的なコンピュータ技術を習得するため、情報教育センターにおける実習を含めた講義を実施する。
注意点:
・講義時に理解できなかった箇所は、質問し持ち越さないように心掛ける。
・レポート・宿題は指定の期日までに必ず提出すること(期日を過ぎた場合は減点対象となる)。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、情報技術と社会の変遷の歴史 |
到達目標および評価方法について理解する。歴史の大きな流れの中で、情報技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。
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2週 |
身の回りのコンピュータ |
情報の意味と、情報工学について日常生活と対比させながら理解できる。
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3週 |
コンピュータシステムの基本構成 |
コンピュータのソフトウェア、ハードウェアに関する基礎的な知識を理解できる。
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4週 |
入出力装置 |
入出力装置の種類、データ入力の形態、データ出力の形態について理解できる。
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5週 |
情報倫理(1) |
情報と情報社会の特徴、情報の受信・発信と個人の責任について理解できる。
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6週 |
情報倫理(2) |
個人情報と知的財産について基礎的な知識を理解できる。
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7週 |
情報倫理(3) |
電子メール、Webブラウジング等、ネットにおけるコミュニケーションとマナーについて基礎的な知識を理解できる。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
情報倫理(4) |
情報社会における生活について、新しいサービスの種類やトラブル等について基礎的な知識を理解できる。
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10週 |
情報倫理(5) |
コンピュータウィルスやフィッシングなど代表的な脅威、リスク、インシデントや対応、情報セキュリティの必要性について説明できる。
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11週 |
画像の基礎知識、ペイントソフトの機能 |
ピクセル混色、画像のファイル形式について理解し、説明できる。
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12週 |
グループ学習の基礎1 |
グループ単位で、ブレインストーミング、課題抽出を行うことができる。
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13週 |
グループ学習の基礎2 |
グループ単位で、抽出した課題の解決方法を話し合い、決定することができる。
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14週 |
グループ学習の基礎3 |
グループ単位で、抽出した課題、解決方法等を取りまとめ、発表することができる。
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15週 |
タッチタイピング習熟度テスト、総合評価 |
定められた時間内に正しくタッチタイピングを行うことができる
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16週 |
前期期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
プロセッサの仕組み |
プロセッサの仕組みについて理解し、説明できる。
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2週 |
プロセッサの性能評価 |
プロセッサの性能指標を理解し、説明できる。
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3週 |
数値データの表現方法 |
整数・小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。
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4週 |
基数と基数変換1 |
進数変換の仕組みを理解できる。
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5週 |
基数と基数変換2 |
基数が異なる数の間で相互に変換でき、演算できる。
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6週 |
マルチメディアデータの表現方法 |
コンピュータで扱えるデータ、マルチメディアデータの表現を説明できる。
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7週 |
補助記憶装置 |
補助記憶装置の役割と機能、種類について説明できる。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
入出力インターフェース |
入出力インターフェースの種類について説明できる。
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10週 |
オペレーティングシステムとアプリケーションソフトウェア |
オペレーティングシステムの機能、アプリケーションソフトウェアの種類について説明できる。
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11週 |
データベース |
データベースの必要性、概念について、基礎的な知識を理解し、説明できる。
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12週 |
ネットワーク |
ネットワークシステムの形態、基本構成について、基礎的な知識を理解し、説明できる。
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13週 |
インターネットの仕組み |
インターネットについて、通信規約等、基礎的な知識を理解し、説明できる。
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14週 |
パワーポイントを用いた発表資料の作成 |
論理的に話すPREP法を理解できる。
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15週 |
パワーポイントを用いた発表と評価 |
作成したプレゼンテーション資料を用いて、論理的に話す基礎的な知識を理解し、活用できる。そして、発表評価を行うことができる。
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16週 |
学年末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 2 | 前5,前6 |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 2 | 前1 |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 2 | 前1,前2,後11,後12 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | 後4,後5 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | 前3,前4 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 2 | 後12 |
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。 | 2 | 後13 |
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。 | 1 | 前10 |
個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。 | 1 | 前7 |
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。 | 1 | 前9 |
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。 | 1 | 後3 |
データの型とデータ構造が理解できる | 1 | 前3,後6 |
技術史 | 技術史 | 歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 整数・小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 3 | 後3 |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 2 | 後3,後6 |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 3 | 後4,後5 |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 2 | 後3 |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 3 | 後1,後2,後7 |
その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 3 | 前15,後9 |
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 3 | 前11,後14,後15 |
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 3 | 前7 |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | 前9,前10 |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 2 | 前9,前10 |