統計学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 統計学
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 景山三平監修:教養のための統計入門
担当教員 橘 理恵

到達目標

(1)記述統計ができる。
(2)平均値の差、分散の差ができる。
(3)相関関係ができる。
(4)多変量解析ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1記述統計について理解し、説明ができる。記述統計ができる。記述統計ができない。
評価項目2確率変数・確率分布について理解し、分布に従う確率変数の確率および期待値・分散が計算できる。確率変数の確率および期待値・分散が計算できる。確率変数の確率および期待値・分散が計算できない。
評価項目3区間推定について理解し、事例に対して区間推定ができる。事例に対して区間推定ができる。事例に対して区間推定ができない。
評価項目4仮説検定を理解し、事例に対して仮説検定ができる。事例に対して仮説検定ができる。事例に対して仮説検定ができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(03) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
統計計算が適切にでき、判断できるようにする。
授業の進め方・方法:
情報教育センターにて講義と実習を行う。理解を助けるために練習問題等を適宜行う。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 統計とは何か なぜ統計は必要かを理解できる
2週 統計量 基本統計量の算出ができる
3週 散布図と相関 データ間の相関を正しく読み取ることができる
4週 クロス集計表 クロス集計表を作成でき,データ間の関係を分析することができる
5週 Excelを用いた基本統計処理 Excelの関数を用いて基本統計量の算出,表・グラフの作成ができる
6週 事象と確率(1) 事象について理解し,簡単な確率計算ができる
7週 事象と確率(2) 条件付き確率,確率の乗法定理やベイズの定理を理解し,簡単な確率計算ができる
8週 中間試験
2ndQ
9週 確率変数(1) 離散型確率変数と連続型確率変数の違いを理解できる
10週 確率変数(2) 離散型確率変数と連続型確率変数の期待値,分散・標準偏差の計算ができる
11週 確率分布(二項分布) 二項分布を理解し,分布に従う確率変数の確率および期待値・分散が計算できる
12週 確率分布(幾何分布とポアソン分布) 幾何分布とポアソン分布を理解し,分布に従う確率変数の確率および期待値・分散が計算できる
13週 確率分布(連続型確率分布) 指数分布とポアソン分布,二項分布と正規分布の関係性を理解できる
14週 確率分布(標準正規分布) 標準正規分布を理解し,分布に従う確率変数の確率を計算できる
15週 標本平均と標本分散 標本平均および標本分散を考える目的を理解できる
16週 期末テスト
後期
3rdQ
1週 母集団と標本 母集団と標本を理解し,その関係について説明できる
2週 標本平均と標本分散 標本平均および標本分散を考える目的を理解できる
3週 区間推定 区間推定の意味と考え方を理解できる
4週 仮説検定 仮説検定の意味と考え方を理解できる
5週 母平均の区間推定(1) 母分散が既知な場合の母平均の区間推定ができる
6週 母平均の区間推定(2) 母分散が未知な場合の母平均の区間推定ができる
7週 母比率の区間推定 母比率の区間推定ができる
8週 中間テスト
4thQ
9週 母平均の仮説検定(1) 母分散が既知な場合の平均の仮説検定ができる
10週 母平均の仮説検定(2) 母分散が未知な場合の平均の仮説検定ができる
11週 母平均の差の仮説検定 2標本データにおいて平均の差による仮説検定ができる
12週 母比率の仮説検定 母比率の仮説検定ができる
13週 独立性の検定 分割表を用いて独立性の検定ができる
14週 回帰分析 標本回帰直線を求めることができる
15週 多変量解析 多変量データが理解ができ,データに適した多変量解析法を選択できる
16週 期末テスト

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000