ソフトウェア工学

科目基礎情報

学校	大島商船高等専門学校	開講年度	2018
授業科目	ソフトウェア工学
科目番号	0073	科目区分	専門 / 必修
授業形態	授業	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	情報工学科	対象学年	5
開設期	前期	週時間数	前期:4
教科書/教材	ソフトウェア工学　岸知二、野田夏子　著　　近代科学社
担当教員	北風 裕教

到達目標

(1)ソフトウェア工学の構成軸を理解し、プログラミングにおける工学的視点を説明できる。
(2)要求と分析、ソフトウェア設計を理解している。
(3)ソフトウェアテスト、保守と発展について理解している。
(4)ソフトウェアプロセス（ライフサイクルモデル）について理解している。
(5)ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解している。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	ソフトウェア工学の構成軸を理解し、プログラミングにおける工学的視点を説明できる。	ソフトウェア工学の構成軸を理解し、プログラミングにおける工学的視点を理解した上で、複数の選択肢の中から正しい答えを選択することができる。	ソフトウェア工学の構成軸を理解していない。また、プログラミングにおける工学的視点を説明できない。
評価項目2	要求と分析、ソフトウェア設計を理解している。	要求と分析、ソフトウェア設計を理解した上で、複数の選択肢の中から正しい答えを選択することができる。	要求と分析、ソフトウェア設計を理解していない。
評価項目3	ソフトウェアテスト、保守と発展について理解している。	ソフトウェアテスト、保守と発展について理解した上で、複数の選択肢の中から正しい答えを選択することができる。	ソフトウェアテスト、保守と発展について理解していない。
評価項目4	ソフトウェアプロセス（ライフサイクルモデル）について理解している。	ソフトウェアプロセス（ライフサイクルモデル）について理解した上で、複数の選択肢の中から正しい答えを選択することができる。	ソフトウェアプロセス（ライフサイクルモデル）について理解していない。
評価項目5	ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解している。	ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解した上で、複数の選択肢の中から正しい答えを選択することができる。	ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解していない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05)

本校 (1)-c

情報 (4)-a

教育方法等

概要:

ソフトウェア系領域では、問題を解決する手順という視点でソフトウェアを抽象化した概念であるアルゴリズムとデータ構造について学ぶ。ソフトウェア工学の分野では，ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解する。

授業の進め方・方法:

自作プリントと演習用プリントを中心に講義。理解度向上のためのレポート課題を適宜実施する。

注意点:

レポートや宿題は定期の期日までに必ず提出すること（期日を過ぎた場合は原点の対象とする。）
授業中に終始寝ている学生や、スマートフォンなどをいじって授業に参加していない学生は、評価割合で算出した結果から回数に応じて最終的に減点を行うこととする。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ソフトウェア工学概論	ソフトウェア工学の目的や目標が説明できる。
		2週	ソフトウェア工学的視点	構造化プログラミング、モジュール化プログラミング、オブジェクト指向プログラミングについて説明できる。
		3週	要求と分析（１）	要求獲得・要求記述について説明できる。
		4週	要求と分析（２）	構造化分析（データフローモデル・状態遷モデル・実体関連モデル）について説明できる。
		5週	要求と分析（３）	オブジェクト指向分析について説明できる。
		6週	ソフトウェア設計（１）	構造化設計について理解できる。
		7週	ソフトウェア設計（２）	オブジェクト指向設計について理解できる。
		8週	前期中間試験
	2ndQ
		9週	ソフトウェアテスト	ソフトウェアテストに関する基本事項を説明できる。
		10週	保守と発展	保守と発展の技術について説明できる。
		11週	ソフトウェアプロセス	ライフサイクルモデル、プロセスの定義と実行、プロセスの評価と改善について説明できる。
		12週	ツールと環境	ソフトウェアの開発ツールや開発環境について具体的に説明できる。
		13週	ソフトウェア品質	ソフトウェアの品質特性や品質管理について説明できる。
		14週	プロダクトとプロセスの管理	構成管理、プロジェクト管理について説明できる。
		15週	演習問題	演習問題が解ける。
		16週	前期期末試験

評価割合

	試験	発表	相互評価	定期課題	レポート	その他	合計
総合評価割合	60	0	0	20	20	0	100
基礎的能力	0	0	0	0	0	0	0
専門的能力	60	0	0	20	20	0	100
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0