デジタル電子回路

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 デジタル電子回路
科目番号 0079 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 [教科書] 「ディジタル回路」 伊原充博ほか,コロナ社  /  [教材] 自作プリント
担当教員 山田 博

到達目標

デジタルコンピュータに利用されているハードウェア要素について、
(1) デジタル回路の実現素子を詳細に説明できる
(2) 組合わせ回路と順序回路、フリップフロップの応用回路を詳細に説明できる
(3) カウンター回路やレジスター回路、メモリ回路の構造を詳細に説明できる
(4) デジタルデータを処理するための回路を詳細に説明できる
(5) ディジタル応用回路の多くを詳細に説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1デジタル回路のほとんどの実現素子を詳細に説明できるデジタル回路の実現素子のいくつかの基本を説明できるデジタル回路の実現素子の基本を説明できない
到達目標2組合わせ回路と順序回路、フリップフロップの応用回路を詳細に説明できる組合わせ回路と順序回路、フリップフロップのいくつかの回路の基礎を説明できる組合わせ回路と順序回路、フリップフロップの応用回路の基礎を説明できない
到達目標3カウンター回路やレジスター回路、メモリ回路の構造を詳細に説明できるカウンター回路やレジスター回路、メモリ回路のいくつかの構造の基本を説明できるカウンター回路やレジスター回路、メモリ回路の構造の基本を説明できない
到達目標4デジタルデータを処理するための回路を詳細に説明できるデジタルデータを処理するための回路のいくつかの基本を説明できるデジタルデータを処理するための回路の基本を説明できない
到達目標5ディジタル応用回路の多くを詳細に説明できるディジタル応用回路のいくつかの基本を詳説明できるディジタル応用回路の基本を説明できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
デジタル回路を用いたハードウェアシステム設計についてこの授業で学習します。
授業の進め方・方法:
講義はオリジナルのブランク式プリントで行い教科書の範囲とあわせて定期試験の出題範囲とします。自学自習では、課題に取り組み講義内容の復習をします。
注意点:
自学自習課題は必ず毎回提出してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス / デジタル基礎(1) 論理ゲートとトランジスタ、ブール代数を説明できる。
2週 デジタル基礎(2) 論理の簡単化とカルノー図法を説明できる。
3週 デジタル回路のアナログ電子素子  バイポーラTr.とMOS-FETを説明できる。
4週 トランジスタ論理回路素子 TTLやCMOS論理回路素子を説明できる。
5週 組合せ回路 10進‐2進変換やマルチセレクタ回路を説明できる。
6週 2進演算回路 加算回路、減算回路、並列加減算回路を説明できる。
7週 フリップフロップ回路(1) RS-FF回路、RST-FF回路を説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 フリップフロップ回路(2) マスタスレーブ型JK-FF回路を説明できる。
10週 カウンタ回路(1) 非同期式N進カウンタ回路を説明できる。
11週 カウンタ回路(2)とレジスタ回路 並列‐直列シフトレジスタ回路を説明できる。
12週 メモリ回路(1) MROM、EEPROM、SRMAM回路を説明できる。
13週 メモリ回路(2)とPLA DRAMやPLA回路を説明できる。
14週 A-D変換回路 フラッシュ型や積分型A-D変換回路を説明できる。
15週 D-A変換回路 R-2R型D-A変換回路を説明できる。
16週 学年末試験

評価割合

試験演習相互評価授業態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603001000100
基礎的能力0000000
専門的能力603001000100
分野横断的能力0000000