応用物理学Ⅰ

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用物理学Ⅰ
科目番号 0079 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 物理基礎(数研出版)、物理学基礎(学術図書)リードα 物理基礎・物理(数研出版)配布プリント(自作)
担当教員 神田 哲典

到達目標

1. 熱に関する様々な現象を、物理法則と関連付けて考えることができる。
2. 電気に関する様々な現象を、物理法則と関連付けて考えることができる。
3. 物体の運動に関する基礎的な計算をすることができる。              

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物体の基本的な運動、波、熱、電気現象に現れる特徴的な物理量について説明でき計算できる。物体の基本的な運動、波、熱、電気現象に現れる特徴的な物理量について計算できる。物体の基本的な運動、波、熱、電気現象に現れる特徴的な物理量について計算できない。
評価項目2質運動、波、熱、電気現象に関して、具体的な物理現象をイメージし、式を組み立てることができる。運動、波、熱、電気現象に関して、具体的な物理現象をイメージすることができる。運動、波、熱、電気現象に関して、具体的な物理現象をイメージできない。
評価項目3質問されたことについて自分の言葉で説明することができる。わからないことを質問し、周囲と協力することができる。周囲と適切なコミュニケーションが取れない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
身近な自然現象を解明するために物理的な見方・考え方を習得する。物理の学習を通じて、周囲と協力して問題に取り組む協調性を養う。
授業の進め方・方法:
・問題集を使って進めていく。
・物理量を表す記号、単位に注意し、有効数字の概念を身につける。
注意点:
・積極的な発言を推奨する。
・授業理解状況によって授業進度を調整する。
・学習到達度試験の点数が評価に反映される。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・電荷と電気力 電荷、電荷保存則について理解できる。
2週 帯電のしくみ
導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。
3週 電場・電位 電場・電位について説明できる。
4週 クーロンの法則
クーロンの法則を説明し、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。
5週 電流・オームの法則
オームの法則を説明し、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。
6週 抵抗 抵抗を直列接続、及び、並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。
7週 電気とエネルギー ジュール熱や電力を求めることができる。
8週 力学(復習と発展) 力のモーメントを中心に力学に関する問題を解くことができる。
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 力学(復習と発展):角運動量 角運動量を求めることができる。
11週 力学(復習と発展):角運動量 各運動量保存則について理解し、具体的な例を挙げて説明できる。
12週 力学(復習と発展) 物体の運動を中心に力学に関する問題を解くことができる。剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。
13週 力学(復習と発展) 運動の法則・単振動を中心に力学に関する問題を解くことができる。
14週 力学(復習と発展):運動 座標を時間で微分し、速度や加速度を求めることができる。
15週 力学(復習と発展):運動 簡単な運動方程式について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。
16週 答案返却・解答解説
後期
3rdQ
1週 温度と熱:復習 温度と熱に関する問題を解くことができる。
2週 仕事と熱:復習
仕事と熱に関する問題を解くことができる。
3週 エネルギー(熱):復習
エネルギー(熱)に関する問題を解くことができる。
4週 波の伝わり方と種類:復習
波の伝わり方と種類に関する問題を解くことができる。
5週 重ね合わせの原理と波の干渉:復習
重ね合わせの原理と波の干渉に関する問題を解くことができる。
6週 波の反射と屈折:復習 波の反射と屈折に関する問題を解くことができる。
7週 波の反射と屈折:復習
波の反射と屈折に関する問題を解くことができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 音波・光波:復習 音波・光波に関する問題を解くことができる。
10週 波:復習 波に関する問題を解くことができる。
11週 電荷:復習 電荷に関する問題を解くことができる。
12週 電荷:復習 電荷に関する問題を解くことができる。
13週 電流:復習  電流に関する問題を解くことができる。
14週 電流:復習  電流に関する問題を解くことができる。
15週 電気:復習 電気に関する問題を解くことができる。
16週 答案返却・解答解説

評価割合

試験CBTその他合計
総合評価割合602020100
基礎的能力602020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000