デジタル電子回路

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 デジタル電子回路
科目番号 0080 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 [教科書] 「ディジタル回路」 伊原充博ほか,コロナ社  /  [教材] 自作プリント
担当教員 山田 博

到達目標

デジタルコンピュータに利用されているハードウェア要素について、
(1) デジタル回路の実現素子の種類や特性を分析できる。
(2) 組合わせ回路と順序回路、フリップフロップによる応用回路の構成や動作を分析できる。
(3) カウンター回路やレジスター回路、メモリ回路の動作を分析できる 。
(4) デジタルデータを処理するための回路を分析できる。
(5) ディジタル応用回路の動作を分析できる。
(6) マルウェアなどのデジタル驚異をデータ構造から分析できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1デジタル回路の2つ以上の実現素子の種類や特性を分析できるデジタル回路の実現素子の1つ以上の基本回路の動作の基本を分析できるデジタル回路の実現素子の基本を分析できない
到達目標2組合わせ回路と順序回路、フリップフロップによる応用回路の構成や動作を分析できる組合わせ回路と順序回路、フリップフロップのうち1つ以上回路の動作の基本を分析できる組合わせ回路と順序回路、フリップフロップの応用回路の基礎を分析できない
到達目標3カウンター回路やレジスター回路、メモリ回路の動作を分析できるカウンター回路やレジスター回路、メモリ回路のうち1つ以上の動作の基本動作を分析できるカウンター回路やレジスター回路、メモリ回路の構造の基本動作を分析できない
到達目標4デジタルデータを処理するための回路のうち2つ以上の回路構成を分析できるデジタルデータを処理するための回路のうち1つ以上の構成を分析できるデジタルデータを処理するための回路の基本を分析できない
到達目標5ディジタル応用回路のうち2つ以上の動作を分析できるディジタル応用回路のいうち1つ以上の基本動作を分析できるディジタル応用回路の基本を分析できない
到達目標6マルウェアなどのデジタル驚異をデータ構造から迅速に分析できるマルウェアなどのデジタル驚異をデータ構造から分析できるマルウェアなどの驚異対策をデータ構造から分析できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
デジタル回路を用いたハードウェアシステム設計についてこの授業で学習します。
授業の進め方・方法:
講義はオリジナルのブランク式プリントで行い教科書の範囲とあわせて定期試験の出題範囲とします。自学自習では、課題に取り組み講義内容の復習をします。
注意点:
自学自習課題は必ず毎回提出してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス / デジタル基礎(1) 論理ゲートとトランジスタの基礎が説明できる。ブール代数の基本法則を適用し計算できる。
2週 デジタル基礎(2) 論理の簡単化とカルノー図法を理解し説明・計算展開できる。
3週 デジタル回路のアナログ電子素子  バイポーラトランジスタとMOS-FETの構造や動作を理解し分析的に説明・計算できる。
4週 トランジスタ論理回路素子 TTLやCMOS論理回路素子を理解し分析的に説明・計算できる。
5週 組合せ回路 10進‐2進変換やマルチセレクタ回路を理解し分析的に説明・計算できる。
6週 2進演算回路 加算回路、減算回路、並列加減算回路を理解し分析的に説明・計算できる。
7週 フリップフロップ回路(1) RS-FF回路、RST-FF回路を理解し分析的に説明・計算できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 フリップフロップ回路(2) マスタスレーブ型JK-FF回路を理解し分析的に動作解析できる。
10週 カウンタ回路(1) 非同期式N進カウンタ回路を理解し分析的に動作解析できる。
11週 カウンタ回路(2)とレジスタ回路 並列‐直列シフトレジスタ回路を理解し分析的に動作解析できる。
12週 メモリ回路(1) MROM、EEPROM、SRMAM回路を理解し分析的に動作を説明できる。
13週 メモリ回路(2)とPLA DRAMやPLA回路を理解し分析的に動作を説明できる。
14週 A-D変換回路とD-A変換回路 フラッシュ型や積分型A-D変換回路、R-2R型D-A変換回路を理解し分析的に動作説明できる。
15週 デジタルメディアのセキュリティー デジタルメディアに迫る驚異につい理解し分析的に対策を立案することができる。
16週 学年末試験

評価割合

試験演習相互評価授業態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603001000100
基礎的能力0000000
専門的能力603001000100
分野横断的能力0000000