概要:
与えられた課題を解決するためのブレインストーミングによるアイデアの創出から、設計、製作、成果報告といったものづくりの一連の流れを体験することで、情報技術者として必須となる発想力と実践力を要請する。また、グループで制作活動を行うことで、グループ内での役割を理解し、他者との技術的コミュニケーション能力を養成する。
授業の進め方・方法:
グループでアイデアを創出する際には、ものづくり棟1階の教室にて実施する。また、制作には、コンピュータを用いるため、情報教育センターにおける実習を含めた講義を実施する。
注意点:
・講義時に理解できなかった箇所は、質問し持ち越さないように心掛ける。
・レポート等は指定の期日までに必ず提出すること(期日を過ぎた場合は減点対象となる)。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業計画、到達目標、評価方法の説明と書注意を聞き、取り組む姿勢を理解する。グループ分けを行う
|
2週 |
ブレインストーミング |
ブレインストーミング手法により明確な目標設定を行うことを理解する
|
3週 |
KJ法 |
KJ法により発想を整序し、問題解決に結びつけていくことを理解する
|
4週 |
ビデオ編集ソフトAdobe Premiereの使い方と素材の集め方 |
ビデオ編集ソフトを使うことができる。素材を集めてくることができる。
|
5週 |
〃 |
〃
|
6週 |
アイデア創出と作品の設計 |
ブレインストーミング手法とKJ法を用いて、グループに分かれて、作品のアイデア出し、作品を設計(絵コンテを作成)し、企画書としてまとめる。役割分担を計画する。
|
7週 |
〃 |
〃
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
作品の制作 |
班員と協力して作品を制作することができる
|
10週 |
〃 |
〃
|
11週 |
作品の制作グループ内評価および報告資料の準備(写真やデータ整理) |
自らを客観的に評価でき、資料を体系的に整理することができる
|
12週 |
作品のプレゼンテーション準備 |
プレゼンテーションに必要な資料を作成できる
|
13週 |
成果発表会 |
成果を他者にわかりやすく説明でき、討論することができる
|
14週 |
成果発表会 |
〃
|
15週 |
報告書作成/総合評価 |
作品の概要と技術的要点等を成果報告書としてまとめ上げることができる
|
16週 |
期末試験 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
|
|
2週 |
|
|
3週 |
|
|
4週 |
|
|
5週 |
|
|
6週 |
|
|
7週 |
|
|
8週 |
|
|
4thQ |
9週 |
|
|
10週 |
|
|
11週 |
|
|
12週 |
|
|
13週 |
|
|
14週 |
|
|
15週 |
|
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。 | 3 | 前9,前10 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 3 | 前11,前12 |
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 3 | 前12 |
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前6,前7 |
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。 | 3 | 前2,前3,前6,前7,前12 |
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。 | 3 | 前2,前3,前6,前7,前12 |
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。 | 3 | 前3,前6,前7,前9,前10,前12 |
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | 前4,前5,前9,前10 |
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | 前4,前5,前9,前10,前11,前12,前15 |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。 | 2 | 前6,前7 |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。 | 2 | 前6,前7 |
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。 | 2 | 前6,前7 |
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。 | 2 | 前6,前7 |