通信工学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 通信工学
科目番号 0086 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント
担当教員 高橋 芳明

到達目標

アナログ/デジタル通信の基礎となるA/D変換のしくみや,そこで重要となる信号の時間領域と周波数領域の関係について深く理解することを目標とし,
(1)A/D変換や標本化定理に関する問題を解くことができ、また解説できる
(2)信号のフーリエ級数展開,フーリエ変換に関する問題を解くことができ、また解説できる
(3)パルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調に関する問題を解くことができ、また解説できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1A/D変換や標本化定理に関する問題を解くことができ、また解説できるA/D変換や標本化定理に関する問題を解くことができるA/D変換や標本化定理に関する問題を解くことができない
評価項目2信号のフーリエ級数展開,フーリエ変換に関する問題を解くことができ、また解説できる信号のフーリエ級数展開,フーリエ変換に関する問題を解くことができる信号のフーリエ級数展開,フーリエ変換に関する問題を解くことができない
評価項目3パルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調に関する問題を解くことができ、また解説できるパルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調に関する問題を解くことができるパルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調に関する問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
アナログ/デジタル通信の基礎となるA/D変換のしくみや,そこで重要となる信号の時間領域と周波数領域の関係について学ぶ
授業の進め方・方法:
授業で配布するプリントを中心に授業を実施する
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習としてレポートを実施する
注意点:
授業中はプリントへの書き込みを確実に行い,次の授業までに復習しておくこと
レポートは指定の期日までに必ず提出すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 到達目標、評価方法、授業の概要について理解する
2週 アナログ信号のデジタル化 A/D変換,標本化定理,BPF,LPFについて説明できる
3週 信号の周波数,時間領域と周波数領域 信号の周波数,時間領域と周波数領域について説明できる
4週 三角関数で表現するフーリエ級数 周期信号,フーリエ級数,フーリエ変換について説明できる
5週 フーリエ級数展開に関する問題演習 フーリエ級数展開に関する演習問題を解くことができる
6週 指数関数で表現するフーリエ級数 オイラーの公式,複素フーリエ係数について説明できる
7週 複素フーリエ級数に関する問題演習と前半のまとめ 複素フーリエ級数に関する演習問題を解くことができる.また,前半の授業内容について説明できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 ゲート関数のフーリエ変換 ゲート関数,ゲート関数のフーリエ変換について説明できる
10週 デルタ関数及びパルス列のフーリエ変換,フーリエ変換の性質 デルタ関数,デルタ関数及びパルス列のフーリエ変換,フーリエ変換の性質について説明できる
11週 通信工学概要 通信工学の概要について理解する
12週 アナログ信号の変調 アナログ信号の変調について理解し,振幅変調,角度変調,位相変調,周波数変調について説明できる
13週 パルス変調 パルス振幅変調について説明できる
14週 パルス変調と周波数分割多重 パルス幅変調,パルス位置変調,パルス符号変調,周波数分割多重について説明できる
15週 時分割多重と無線通信 時分割多重と無線通信について説明できる
16週 前期末試験

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000