応用物理学Ⅱ

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用物理学Ⅱ
科目番号 0094 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 物理Ⅰ(数研出版), 物理Ⅱ(数研出版), 物理学基礎(学術図書)
担当教員 繁岡 透

到達目標

(1)工学の基礎として物理分野の力学の基礎的知識を習得する。
(2)工学の基礎として物理分野 の電磁気学の基礎的知識を習得する。
(3)物理的な現象をモデル化し,それを数学的手法を用いて説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物体の運動を数学的に求めることができる。物体の運動を理解し,説明できる。物体の運動を理解できない。
評価項目2静電場および電位を求めることができる。静電場および電位を理解し,説明できる。静電場および電位を理解できない。
評価項目3自然現象をモデル化し,数学的に解くができる。自然現象をモデル化し,説明できる。自然現象を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(03) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
物理の主要分野の部分である力学および電磁気学の基礎を学習する。その基礎的知識をもとに,物理現象をモデル化し,数学的手法を用いて自然現象を説明する。
授業の進め方・方法:
講義と演習を半々の割合で行う。演習課題については, 学生同士で議論をして協力しながら取り組むこと。
注意点:
演習課題の答案は毎回必ず提出すること。
これまでに学習した物理及び数学科目の内容をしっかり理解しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 物理学とは 物理学の成り立ち発展について説明できる。
2週 国際単位系 物理量の単位を理解し,物理量を的確に表せる。
3週 ベクトル1 スカラーとベクトルの概念を理解し,ベクトルを適切に表記できる。
4週 ベクトル2 ベクトルの演算ができる。
5週 変位・速度・加速度 変位・速度・加速度の定義を理解し,これらをベクトルで表現できる。
6週 直線上の運動 一次元の運動を記述できる。
7週 二次元・三次元の運動 二次元,三次元の運動を記述できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 運動の法則 ニュートンの運動法則を理解できる。
10週 いろいろな運動(1) 運動方程式を立て,運動を解くことができる。
11週 いろいろな運動(2) 運動方程式を立て,運動を解くことができる。
12週 仕事 力と仕事の関係を理解することができる。
13週 力学的エネルギー 仕事,位置エネルギー,運動エネルギーを理解することができる。
14週 運動量と力積 運動量と力積の概念を理解することができる。
15週 まとめ 運動について全般的に理解できる
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 電荷 電荷の概念を理解できる。
2週 クーロンの法則(1) 2つの電荷間に働く力についての法則を理解しその力を計算できる。
3週 クーロンの法則(2) 多くの電荷間に働く力についての法則を理解しその力を計算できる。
4週 電場(1) 電場の意味を理解し,適確に表現できる。
5週 電場(2) いろいろな電荷分布から電場を計算できる。
6週 電気力線 電気力線の定義を理解し,それを用いて電場の様子を表すことができる。
7週 ガウスの法則(1) 積分形のガウスの法則を説明することができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 ガウスの法則(2) ガウスの法則を用いて,電場を求めることができる。
10週 電位 電位を理解できる。
11週 電場と電位(1) 電場と電位の関係が理解できる。
12週 電場と電位(2) 電場から電位を計算できる。
13週 導体 導体の性質を理解し,その電気的状態を説明することができる。
14週 コンデンサー コンデンサーの役割を理解し,その電気容量等を求めることができる。
15週 静電場のエネルギー 静電場のエネルギーを理解できる。
16週 学年末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60004000100
基礎的能力0000000
専門的能力60004000100
分野横断的能力0000000