実験実習

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 実験実習
科目番号 0095 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 実験実習指導書(本学科作成のもの)
担当教員 岡村 健史郎,石原 良晃,杉野 直規,山田 博,松村 遼,海田 健,森廣 勇人

到達目標

OS,CG,ネットワーク,データベースなどの情報工学科の学生として習得しておくべき専門知識・技術を実験実習を通じて体験的に学び,またプログラミング応用課題にも取り組む.講義で習った内容と実験指導書に従って,班内でコミュニケーションを取りながら実験を行い,その実験内容や課題の解答を,期日までに考察を加えてレポートとして提出できることを全体的目標とする.最終的な学習到達目標として,
(1)情報・電気系の実験装置・情報機器・計測器等を利用し,実験を通して課題解決ができる
(2)応用的なプログラミング課題をこなし,より実践的なソフトウェア開発が行える
こととする

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安評価割合
評価項目1: 数理計画シンプレックス法による,線形計画問題を解くためのプログラムや感度分析を行うプログラムを理解し作成できるシンプレックス法による,線形計画問題を解くためのプログラムや感度分析を行うプログラムを理解できるシンプレックス法による,線形計画問題を解くためのプログラムや感度分析を行うプログラムを理解できない20 /240×100
評価項目2: OSLinux OSのインストール,環境構築,ネットワークを理解し設定ができる.UNIXコマンドやX-Windowツールが使える.著作権を守ったホームページの作成ができるLinux OSのインストール,環境構築,ネットワーク設定ができる.基本的なUNIXコマンドやX-Windowツールが使える.著作権を守ったホームページの作成ができるLinux OSのインストール,環境構築,ネットワーク設定ができない.基本的なUNIXコマンドやX-Windowツールが使えない.著作権を守ったホームページの作成ができない.30 /240×100
評価項目3: データ構造ハッシュ関数を使ってチェイニング法の理解し,プログラムをC++で作成できるハッシュ関数を使ってチェイニング法を理解し,C++のプログラムを理解できる.ハッシュ関数を使ってチェイニング法のプログラムをC++で作成できない.10 /240×100
評価項目4: CGCG作成用ソフトウェアや表計算ソフトウェアを用いて,CGの3次元変換やパラメトリック曲面作成ができる.CG作品を制作し,そのコンセプトやテーマを解説できるCG作成用ソフトウェアや表計算ソフトウェアを用いて,CGの3次元変換やパラメトリック曲面を理解できる.CG作品を制作し,そのコンセプトやテーマを解説できる.CG作成用ソフトウェアや表計算ソフトウェアを用いて,CGの3次元変換やパラメトリック曲面を理解できない.CG作品を制作し,そのコンセプトやテーマを解説できない.30 /240×100
評価項目5: 制御工学数値解析ソフトウェアを用いて,各種制御系におけるステップ応答と周波数応答のシミュレーション,およびコントローラの設計を理解し実践できる.数値解析ソフトウェアを用いて,各種制御系におけるステップ応答と周波数応答のシミュレーション,およびコントローラの設計が理解できる.数値解析ソフトウェアを用いて,各種制御系におけるステップ応答と周波数応答のシミュレーション,およびコントローラの設計が理解できない.30 /240×100
評価項目6: マイコンマイコンを使って,アセンブラおよび機械語プログラムによるレジスタやメモリの操作が理解でき実践できるマイコンを使って,アセンブラおよび機械語プログラムによるレジスタやメモリの操作が理解できる.マイコンを使って,アセンブラおよび機械語プログラムによるレジスタやメモリの操作が理解できない.30 /240×100
評価項目7: 通信工学PCやルータ間のネットワーク接続状態を調べ,通信アプリケーションが正常動作できるよう設定できる.スペアナを操作して無線電波のスペクトル表示ができるPCやルータ間のネットワーク接続状態を調べ,通信アプリケーションが正常動作できるような設定が理解できる.スペアナを操作して無線電波のスペクトル表示ができるPCやルータ間のネットワーク接続状態を調べ,通信アプリケーションが正常動作できるような設定が理解できない.スペアナを操作して無線電波のスペクトル表示ができない20 /240×100
評価項目8: データベースDBサーバおよびWebサーバの環境を構築し,SQLやPHPを使ってデータベースを利用するWebアプリケーションの開発が行えるDBサーバおよびWebサーバの環境を構築し,SQLやPHPを使ってデータベースを利用するWebアプリケーションが理解できる.サーバの環境を構築し,SQLやPHPを使ってデータベースを利用するWebアプリケーションが理解できない.40 /240×100
評価項目9: デジタル回路FET,インバータ回路,組み合わせ回路などの基本的なデジタル回路を回路ボードに構成し,その電気的特性を測定しその特定を理解できるFET,インバータ回路,組み合わせ回路などの基本的なデジタル回路を回路ボードに構成し,その電気的特性を測定できるFET,インバータ回路,組み合わせ回路などの基本的なデジタル回路を回路ボードに構成し,その電気的特性を測定できない30 /240×100

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(06) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
本校 (1)-b 説明 閉じる
情報 (4)-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
OS,CG,ネットワーク,データベースなどの情報工学科の学生として習得しておくべき専門知識・技術を実験実習を通じて体験的に学び,またプログラミング応用課題にも取り組む.講義で習った内容と実験指導書に従って,班内でコミュニケーションを取りながら実験を行い,その実験内容や課題の解答を,期日までに考察を加えてレポートとして提出できるようにする
授業の進め方・方法:
クラスを4班に分け10名程度の班で行う.各専門科目の授業進度に応じたテーマで実験実習を行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 OS1、CG1、マイコン1、データベース1 OS1:Linux OSにおける基本的なUNIXコマンドとX-Windowツールを使うことができる
2週 OS1、CG1、マイコン1、データベース1 CG1:CG作成用ソフトウェアを用いて、CGの3次元変換ができる
3週 OS1、CG1、マイコン1、データベース1 マイコン1:マイコンの基本操作を覚え、機械語プログラムのマイコンによる実行が行える
4週 OS1、CG1、マイコン1、データベース1 データベース1:Webアプリケーション開発のためのWebサーバとDBサーバの環境構築ができる
5週 数理計画1、OS2、CG2、マイコン2 数理計画1:線形計画問題を解くためのシンプレックス法のプログラムを作成できる
6週 数理計画1、OS2、CG2、マイコン2 OS2:Linux OSをインストールし、環境構築およびネットワーク設定が行える
7週 数理計画1、OS2、CG2、マイコン2 CG2:表計算ソフトウェアを用いてパラメトリック曲面を生成できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 数理計画1、OS2、CG2、マイコン2 マイコン2:マイコンで加減演算などのプログラムを実行し、レジスタやメモリを操作できる
10週 OS3、CG3、マイコン3、データベース2 OS3:著作権に関する注意を守って、HTMLを用いたホームページ作成ができる
11週 OS3、CG3、マイコン3、データベース2 CG3:CG作成用ソフトウェアを用いてCGを作成し、そのコンセプトやテーマを解説できる
12週 OS3、CG3、マイコン3、データベース2 マイコン3:OSの機能を利用するための機械語プログラムについて覚える
13週 OS3、CG3、マイコン3、データベース2 データベース2:PHPアプリケーションとSQLを用いて、データベースの定義とデータの照会が行える
14週 レポート整理 各ラウンドのレポート整理をする
15週 レポート整理 各ラウンドのレポート整理をする
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 制御工学1、通信工学1、データベース3、デジタ
ル回路1
制御工学1:数値解析ソフトウェアを用いて、各種制御系要素のステップ応答のシミュレーションが行える
2週 制御工学1、通信工学1、データベース3、デジタ
ル回路1
通信工学1:PCやルータ間のネットワーク接続状態を調べ、通信アプリケーションが正常動作できるよう設定できる
3週 制御工学1、通信工学1、データベース3、デジタ
ル回路1
データベース3:PHPアプリケーションとSQLを用いて、各種データベースの操作とデータ照会が行える
4週 制御工学1、通信工学1、データベース3、デジタ
ル回路1
デジタル回路1:FETを回路ボードに構成し、その電気的特性を測定できる
5週 数理計画2、制御工学2、通信工学2、デジタル回
路2
数理計画2:双対シンプレックス法のプログラムを作成して感度分析が行える
6週 数理計画2、制御工学2、通信工学2、デジタル回
路2
制御工学2:数値解析ソフトウェアを用いて、各種制御系要素の周波数応答のシミュレーションが行える
7週 レポート整理 各ラウンドのレポート整理をする
8週 後期中間試験
4thQ
9週 数理計画2、制御工学2、通信工学2、デジタル回
路2
通信工学2:スペアナを操作して、各種無線電波のスペクトル表示ができる
10週 数理計画2、制御工学2、通信工学2、デジタル回
路2
デジタル回路2:インバータを回路ボードに構成し、その電気的特性を測定できる
11週 データ構造、制御工学3、データベース4、デジ
タル回路3
データ構造:ハッシュ関数を使ってチェイニング法のプログラムをC++で作成できる
12週 データ構造、制御工学3、データベース4、デジ
タル回路3
制御工学3:数値解析ソフトウェアを用いてコントローラの設計が行える
13週 データ構造、制御工学3、データベース4、デジ
タル回路3
データベース4:PHPアプリケーションとSQLを用いて、各種データベースの操作とデータ照会が行える
14週 データ構造、制御工学3、データベース4、デジ
タル回路3
デジタル回路3:組み合わせ回路と順序回路を回路ボードに構成し、その電気的特性を測定できる
15週 レポート整理 各ラウンドのレポート整理をする
16週 学年末試験 各ラウンドのレポート整理をする

評価割合

レポート演習課題・実技・成果物その他合計
総合評価割合602020100
基礎的能力0000
専門的能力602020100