CAD/CAM

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 CAD/CAM
科目番号 0103 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント
担当教員 杉野 直規

到達目標

設計から製造までのコンピュータを用いた支援システムの仕組み,およびプロセスを理解し,説明できる。ものづくりにおいて,コンピュータを用いた支援システムを活用できる。
具体的に,以下のレベルを目標とする。
(1)設計製図の基礎が理解できる.
(2)CAD/CAMとモノ造りを理解し,説明できる.
(3)CADの基礎と実際を理解し,説明できる.
(4)CAEの基礎と実際を理解し,説明できる.
(5)CAMの基礎と実際を理解し,説明できる.
(6)CATの基礎と実際を理解し,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図面の役割と種類が理解でき,製図面の基本的な書き方が理解でき実践できる.図面の役割と種類が理解でき,製図面の基本的な書き方が理解できる.図面の役割と種類が理解できず,製図面の基本的な書き方が理解できない.
評価項目2CADをはじめとするコンピュータを用いた支援システムによるモノ造りの特徴と必要性を理解し,説明できる.CADをはじめとするコンピュータを用いた支援システムによるモノ造りの特徴と必要性を理解できる.CADをはじめとするコンピュータを用いた支援システムによるモノ造りの特徴と必要性を理解できない.
評価項目3CADの基礎と実際を理解し,説明でき,活用できる。CADの基礎と実際を理解し,説明できる.CADの基礎と実際を理解し,説明できない.
評価項目4CAEの基礎と実際を理解し,説明できる.CAEの基礎と実際を理解できる.CAEの基礎と実際を理解できるない.
評価項目5CAMの基礎と実際を理解し,説明できる,活用できる.CAMの基礎と実際を理解し,説明できる.CAMの基礎と実際を理解し,説明できるない.
評価項目6CATの基礎と実際を理解し,説明できる,活用できる。CATの基礎と実際を理解し,説明できる.CATの基礎と実際を理解し,説明できるない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
CAD(コンピュータ支援設計),CAM(コンピュータ支援製造)といったコンピュータを用いた工業製品の設計や製造を支援するシステムの基礎や役割,利用法を理解する。講義に加え,CADソフトによるモデリング,CAEソフトによる解析,などの演習・実習も取り入れコンピュータを用いた設計から製造までのプロセスの理解を助ける。
授業の進め方・方法:
自作プリントを中心に講義を行い,理解を助けるためにCADソフト,CAEソフト,CAMシステムなどを用いた実習を行う。レポート課題も適宜課す。
注意点:
・定期試験は前期末試験の1回のみである。
・講義内容を実践する課題を課すので家庭学習の時間(毎週,最低週4時間)を使って確実にレポートとして提出すること。  (15課題程度)
・きちんと出席しないとレポート・演習をこなすことはできない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 設計製図の基礎(1) 図学,製図の基礎を理解する。
2週 設計製図の基礎(2) 製図の基礎を理解する。
3週 CAD/CAMとモノ造り CAD/CAMを用いたモノ造りの概要について説明できる。
4週 CAD(コンピュータ支援設計)の基礎 CADの歴史,CADの基礎,CADの必要性を理解し,説明できる。
5週 CADの実際(1) CADの仕組み・特徴を理解し,説明できる。
6週 CADの実際(2) CADの活用方法を習得する。
7週 CADの演習・実習(1) CADによる各自の設計モデルの作製
8週 CADの演習・実習(2) CADによる設計モデルのプレゼンテーション。
2ndQ
9週 CAE(コンピュータ支援工学)の基礎 CAEの基礎的な機能を説明できる。
10週 CAEの実際 CAEの仕組みを理解し,CAEを活用できる。
11週 CAM(コンピュータ支援製造)の基礎 CAMの歴史,CAMの基礎,CAMの必要性を理解し,説明できる。
12週 CAMの実際 CAMの仕組み・特徴を理解し,説明できる。
13週 CAMの演習・実習 CADで設計したモデルをCAMシステムを用いた加工できる。
14週 CAT(コンピュータ支援測定・検査)の基礎と実際 CATの基礎を理解し,CATの活用方法を説明できる。
15週 CATの演習・実習および,CAD/CAMシステムの動向 CATによる計測ができる。また,CAD/CAMシステムの動向を理解できる。
16週 前期期末試験

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合4060100
基礎的能力000
専門的能力4060100
分野横断的能力000