(1)プログラミング基礎実習として、ソフトウェアの標準的な開発ツールや開発環境の利用経験を通じて、簡単なソフトウェアの生成と動作確認ができる。
(2)情報・電気系の実験装置・情報機器・計測器等を利用し実験を通して課題解決ができる。
概要:
情報工学に関する基本的なソフトウェアおよびハードウェアの知識や技術を実験実習を通じて体験的に学び、講義で習ったことを基礎にして実験指導書に従い実験ができ、実験内容をレポートという形で期日までに考察を加えてレポート提出できることを全般的目標とする。
授業の進め方・方法:
クラスを4班に分け10名程度の班で行う。各専門科目の授業進度に応じたテーマで実験実習を行う。
注意点:
事前に実習指導書を読んでくること。
レポートは指定の期日までに必ず提出すること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
全体ガイダンス |
授業ガイダンスと実験室見学
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2週 |
PC基礎R1、電気回路R1、マルチメディアR1、WindowsR1 |
PC基礎実験 Round 1 : PREP法とホールパート法を用いて主題を決め論理的な厚生でプレゼンテーション資料を完成する。
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3週 |
PC基礎R1、電気回路R1、マルチメディアR1、WindowsR1 |
電気回路実験 Round 1 : 直流回路の抵抗の直列、並列、直並列回路について、装置や回路との結線法や電圧・電流の測定法を理解する。
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4週 |
PC基礎R1、電気回路R1、マルチメディアR1、WindowsR1 |
マルチメディア実験 Round 1 : オペレーティングシステム(OS)でのファイルシステムの管理やマルチメディアデータの種類や管理法を理解する。
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5週 |
PC基礎R1、電気回路R1、マルチメディアR1、WindowsR1 |
Windows実験 Round 1 : Windows OSでの基本的なWiress Networkの構築法を理解する。
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6週 |
PC基礎R2、電気回路R2、マルチメディアR2、 ソフトウェアインストールR1 |
PC基礎実験 Round 2 : バッチファイルの基本を理解する。
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7週 |
PC基礎R2、電気回路R2、マルチメディアR2、 ソフトウェアインストールR1 |
電気回路実験 Round 2 : 直流の多電源回路における重ね合わせの理やキルヒホッフの法則による理論値が実験値と対応するか確認ができる。
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8週 |
レポート整理 |
各ラウンドのレポート整理をする。
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2ndQ |
9週 |
PC基礎R2、電気回路R2、マルチメディアR2、 ソフトウェアインストールR1 |
マルチメディア実験 Round 2 : 画像データや写真、イラストデータを取り込み、編集、管理の方法を理解する。
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10週 |
PC基礎R2、電気回路R2、マルチメディアR2、 ソフトウェアインストールR1 |
ソフトウェアインストール実験 Round 1 : PCの基本的な部品の構成を理解する。
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11週 |
PC基礎R3、電気回路R3、WindowsR2、 ソフトウェアインストールR2 |
PC基礎実験 Round 3 : C言語を用いた実習を通して、ソフトウェア開発におけるソフトの設計フローや品質保証について理解する。
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12週 |
PC基礎R3、電気回路R3、WindowsR2、 ソフトウェアインストールR2 |
電気回路実験 Round 3 : 直流の抵抗網回路におけるテブナンの定理を理解し、電力計算ができる。
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13週 |
PC基礎R3、電気回路R3、WindowsR2、 ソフトウェアインストールR2 |
Windows実験 Round 2 : WindowsにおけるPCのウィルス対策やソフトウェアのupdate法、アーカイブと添付ファイル管理について理解する。
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14週 |
PC基礎R3、電気回路R3、WindowsR2、 ソフトウェアインストールR2 |
ソフトウェアインストール実験 Round 2 : PCを組立、フロッピーディスクから起動することを確認し動作を理解する。
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15週 |
レポート整理 |
各ラウンドのレポート整理をする。
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16週 |
前期期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
PC基礎R4、電気回路R4、マルチメディアR3、WindowsR3 |
PC基礎実験 Round 4 : EXCEL VBAを用いた実習を通して、ソフトウェア開発におけるソフトの設計フローや品質保証について理解する(1/2)。
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2週 |
PC基礎R4、電気回路R4、マルチメディアR3、WindowsR3 |
電気回路実験 Round 4 : 正弦波交流電圧の波形や実効値を測定し、理論値と対応確認ができる。
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3週 |
PC基礎R4、電気回路R4、マルチメディアR3、WindowsR3 |
マルチメディア実験 Round 3 : 画像データを使用して、アニメーションを作成する方法について理解する。
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4週 |
PC基礎R4、電気回路R4、マルチメディアR3、WindowsR3 |
Windows実験 Round 3 : WindowsにおけるOffice環境やWebアプリの利用法について理解する。
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5週 |
PC基礎R5、電気回路R5、マルチメディアR4、 ソフトウェアインストールR3 |
PC基礎実験 Round 5 : EXCEL VBAを用いた実習を通して、ソフトウェア開発におけるソフトの設計フローや品質保証について理解する(2/2)。
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6週 |
PC基礎R5、電気回路R5、マルチメディアR4、 ソフトウェアインストールR3 |
電気回路実験 Round 5 : 交流回路におけるコイルやコンデンサの誘導リアクタンスや静電リアクタンスが理解できる。
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7週 |
レポート整理 |
各ラウンドのレポート整理をする。
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8週 |
レポート整理 |
各ラウンドのレポート整理をする。
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4thQ |
9週 |
PC基礎R5、電気回路R5、マルチメディアR4、 ソフトインストールR3 |
マルチメディア実験 Round 4 : ビデオ、写真、画像、サウンド等のマルチメディアデータの取込み、編集、オリジナルムービーの作成法を理解する。
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10週 |
PC基礎R5、電気回路R5、マルチメディアR4、 ソフトウェアインストールR3 |
ソフトウェアインストール実験 Round 3 : 自作PCへのOSのインストール法を理解する。
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11週 |
PC基礎R6、電気回路R6、ソフトウェアインストールR4、WindowsR4 |
PC基礎実験 Round 6 : 乱数プログラムを題材として、乱数、計算機内での補数表現、整数範囲等について理解する。
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12週 |
PC基礎R6、電気回路R6、ソフトウェアインストールR4、WindowsR4 |
電気回路実験 Round 6 : 交流信号にたいる直列共振と並列共振を理解し、共振周波数を理解する。
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13週 |
PC基礎R6、電気回路R6、ソフトウェアインストールR4、WindowsR4 |
ソフトウェアインストール実験 Round 4 : 自作PCのネットワーク環境とプリンタの設定ができる。
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14週 |
PC基礎R6、電気回路R6、ソフトウェアインストールR4、WindowsR4 |
Windows実験 Round 4 : Windowsのネットワークにおけるホームグループについて理解する。
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15週 |
レポート整理 |
各ラウンドのレポート整理をする。
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16週 |
学年末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 3 | |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 3 | |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 3 | |
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。 | 3 | |
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。 | 3 | |
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。 | 3 | |
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。 | 3 | |
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。 | 3 | |
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 3 | |