到達目標
具体的に,以下のレベルを目標とする。
(1)コンピュータグラフィックスの基礎を説明できる。
(2)モデリングの手法を説明できる。
(3)レンダリングの手法を説明できる。
(4)アニメーションの原理・手法を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1: | コンピュータグラフィックスの基礎を理解し,説明できる.またグラフィックスの投影変換を含む座標変換を説明でき,利用できる. | コンピュータグラフィックスの基礎を理解できる.またグラフィックスの投影変換を含む座標変換を説明できる. | コンピュータグラフィックスの基礎を理解できない.またグラフィックスの投影変換を含む座標変換を説明できない. |
評価項目2: | モデリングの各手法を理解し,説明できる。 | モデリングの各手法を理解できる. | モデリングの各手法を理解できない. |
評価項目3: | 隠面消去,シェーディング,影付け,マッピングの主要なレンダリング手法を理解し,説明できる。 | 隠面消去,シェーディング,影付け,マッピングの主要なレンダリング手法を理解できる. | 隠面消去,シェーディング,影付け,マッピングの主要なレンダリング手法を理解できない. |
評価項目4: | アニメーションの各手法について理解し,説明できる. | アニメーションの各手法について理解できる. | アニメーションの各手法について理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
JABEE J(05)
説明
閉じる
本校 (1)-a
説明
閉じる
情報 (4)-a
説明
閉じる
教育方法等
概要:
コンピュータグラフィックス(CG)は,CADに代表される工業的利用のみならず,娯楽,ビジネス,教育などあらゆる分野に拡大している。本講義では,CGの基礎的な種々の理論・手法を理解する。理解を助けるために実験実習においてCG作品を制作する。
授業の進め方・方法:
・講義に組み込まれた自学自習(事前・事後学習)の時間は基本的に講義と同様に取り扱う。レポート等は,家庭学習(毎週,最低週2時間)を使って作成し提出すること.
・定期試験(2回)とは別に定期試験の合い間に準定期試験を2回実施し,計4回の試験を70%として評価する。
・レポート・演習点には実験実習のCGパートで作成するCG作品の評価も加える。
・CG作成ツールとして,モデラー:Metasequoia,レンダラー:POV-Rayを使用する。
注意点:
・きちんと出席しないとレポート・演習をこなすことはできない。
・CGの検定であるCGエンジニア検定のエキスパート級程度の合格を目指す。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
コンピュータグラフィックスとは |
コンピュータグラフィックスの考え方を理解し,説明できる。
|
2週 |
座標変換(1)-2次元,3次元座標変換- |
2次元,3次元の座標変換を理解し,計算手法を使うことができる。
|
3週 |
座標変換(2)-投影変換- |
透視投影,平行投影を説明できる。
|
4週 |
モデリング(1)-形状モデル- |
ワイヤーフレーム・サーフェース・ソリッドモデルを説明できる。
|
5週 |
モデリング(2)-曲線- |
種々の2次曲線,パラメトリック曲線の特徴を説明できる。
|
6週 |
モデリング(3)-曲面- |
種々の2次曲面,パラメトリック曲面の特徴を説明できる。
|
7週 |
モデリング(4)-ポリゴン曲面ほか- |
ポリゴン曲面,フラクタル,メタボールなどを説明できる。
|
8週 |
前期中間試験 |
1週~7週の内容を試験にて確認する。
|
2ndQ |
9週 |
レンダリング(1)-陰面消去①- |
隠面消去の各手法の特徴および原理を理解し,説明できる。
|
10週 |
レンダリング(2)-陰面消去②- |
隠面消去法としてのレイトレーシング法を説明できる。
|
11週 |
レンダリング(3)-シェーディング①- |
シェーディングモデルの基礎を理解し,説明できる。
|
12週 |
レンダリング(4)-シェーディング②- |
シェーディングモデルの詳細な原理を理解し,説明できる。
|
13週 |
レンダリング(5)-影付け・マッピング- |
影付けの原理,種々のマッピングの手法を理解し,説明できる。
|
14週 |
レンダリング(6)-イメージベーストレンダリング・大域照明計算- |
イメージベーストレンダリング,大域照明計算の手法を理解し,説明できる。
|
15週 |
アニメーション |
アニメーションの基礎や手法を理解し,説明できる。
|
16週 |
前期期末試験 CG作品プレゼンテーション |
9週~15週の内容を試験にて確認する。 作成したCG作品をプレゼンテーションする。
|
評価割合
| 試験 | 演習(小テスト) | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 22 | 8 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 22 | 8 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |