到達目標
練習船大島丸の情報機器を理解し、多角的視点から、船内使用の要求を汲み取り、課題解決のための設計解を創案できる。
(1)船内において、規律を守り安全に行動することが出来る。
(2)船橋航海計器、船舶推進プラント、機関室内主要機器等の概要が、本科で学んできた情報系分野の視点から理解し、説明することができる。さらに、船内使用上の課題を提起し、その問題解決方法を見つけ、グループワークで討議し、解決策を見つけることができる。
(3)グループワークを通じて、個人あるいはチームとして討論し、協調力やリーダーシップ力を高めることができる。そして、自己の変化と成長に気づくことができる。
(4)チームとして課題や問題解決方法などの意見を取りまとめ、このことが実践で活用できるかを整理し、商船学科専門教員や情報工学科の教員に対して、具体的かつ論理的に説明することができる。さらに、個人の意見を加えて、報告書をまとめ上げることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
練習船大島丸の情報機器を理解し、多角的視点から、船内使用の要求を汲み取り、課題解決のための設計解を創案できる | 船内に使用されている情報機器について、技術者としての専門知識を使って、積極的に質疑応答をすることで理解を深め、船内使用の要求をくみ取ることで課題や問題解決法を提案できる | 船内に使用されている情報機器について、質疑応答を通じて理解することができ、船内使用の要求を汲み取ることで課題を提起することができる | 船内に使用されている情報機器について、質疑応答ができず、理解することが難しい。取組態度も悪い |
練習船大島丸の情報機器を理解し、多角的視点から、船内使用の要求を汲み取り、課題解決のための設計解を創案できる | リーダーシップを発揮して、班員と協力し、迅速かつ効率的な議論ができている | 班員と協力して議論ができるが、積極性にやや欠けるところがある | 班員と協力して議論ができない。 |
練習船大島丸の情報機器を理解し、多角的視点から、船内使用の要求を汲み取り、課題解決のための設計解を創案できる | 専門的知識を使って、積極的にコミュニケーションを取りながら説明できる | 専門的知識を使って、ある程度はコミュニケーションをとりながら説明できる | 専門的に知識が不足しており、説明ができないことが多く、コミュニケーションがとれない |
自主的・継続的な学習能力 | 自主的、継続的な取り組みが出来ており、レポートは期限までに提出された | 継続的な取り組みが出来ており、レポートは期限までに提出された | 自己管理ができず、レポートは期限前に提出できない |
発表力とコミュニケーション力 | 時間内に非常にわかり易く説明され、質疑も的確に応答した | 時間内に説明され、質疑も応答できた | 説明が不十分であり、再発表でも同様の内容であった |
学科の到達目標項目との関係
JABEE J(05)
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JABEE J(06)
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JABEE J(07)
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JABEE J(08)
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JABEE J(09)
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JABEE J(10)
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本校 (1)-a
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本校 (1)-b
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本校 (1)-c
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情報 (4)-c
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教育方法等
概要:
・本科目は、商船学科と異なる分野の情報工学の専門的知識を学んだ学生が、船上経験を通じて、コミュニケーション能力ならびに技術者としての多角的視点や協調性などを修養する。
授業の進め方・方法:
・出席状況,実習態度(服装,準備体操,復唱を含む),実技習得度及び課題を総合的に評価する。船上では危険を伴うこともあるので常に安全上の注意を守り真剣に取り組む姿勢が大切であるため、本科目を通じて、船舶職員から知識のみではなく行動習慣も指導を受け、体験する。
注意点:
・安全上の理由から、乗船時に指定の服装・靴ではない格好の学生や、態度の学生は、その回の成績を0点として受講を拒否することがあるので注意されたい。
・練習船大島丸の航海実習の実施日に欠席した場合は、大島丸補習航海時に乗船することで対応する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
講義ガイダンス(講義室) |
授業計画、到達目標、評価方法の説明と書注意を聞き、取り組む姿勢や自分の役割を理解する。
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2週 |
大島丸ガイダンス(大島丸) |
大島丸において演習実施のための説明と諸注意を聞き、取り組む姿勢や自分の役割を理解する。
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3週 |
練習船大島丸(1日乗船実習) |
練習船大島丸において、実際に運航し、船内機器の使用体験を行う。また、共同作業や安全作業を行うことで、自発的な協調性を養うことができる。((仮)宮島において下船)(欠席した場合は、補習航海時へ乗船することで対応)
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4週 |
練習船大島丸(1日乗船実習) |
練習船大島丸において、実際に運航し、船内機器の使用体験を行う。また、共同作業や安全作業を行うことで、自発的な協調性を養うことができる。((仮)宮島において下船)(欠席した場合は、補習航海時へ乗船することで対応)
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5週 |
練習船大島丸(1日乗船実習) |
練習船大島丸において、実際に運航し、船内機器の使用体験を行う。また、共同作業や安全作業を行うことで、自発的な協調性を養うことができる。((仮)宮島において下船)(欠席した場合は、補習航海時へ乗船することで対応)
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6週 |
練習船大島丸(1日乗船実習) |
練習船大島丸において、実際に運航し、船内機器の使用体験を行う。また、共同作業や安全作業を行うことで、自発的な協調性を養うことができる。((仮)宮島において下船)(欠席した場合は、補習航海時へ乗船することで対応)
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7週 |
練習船大島丸の情報機器説明1(航海系、機関系) |
10班(1班4人程度)を編成し,さらに5班程度ずつ2グループに分け航海系,機関系それぞれについて練習船大島丸講義室等で説明を受ける. ※航海系,機関系それぞれ最大40分程度 船内で用いられている情報機器の説明を航海系と機関系に分けて受講し、理解することができる
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8週 |
グループディスカッション |
【対象設定(練習船大島丸実地調査取材含む)】 ・10班(1班4人程度)に分かれて、現状分析、問題提起を行うことで明確な目標設定を行い、問題解決法の提案などの、グループで決定した課題の討議を行うことで企画書(あらたな技術や応用サービスの提案)ができる。 ・実利用可能な企画書の作成を目指すため、次回練習船大島丸の情報機器説明2の時に船舶職員への質問準備をすることができる。
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2ndQ |
9週 |
グループディスカッション |
【対象についての技術的な項目の調査』 ・10班(1班4人程度)に分かれて、現状分析、問題提起を行うことで明確な目標設定を行い、問題解決法の提案などの、グループで決定した課題の討議を行うことで企画書(あらたな技術や応用サービスの提案)ができる。 ・実利用可能な企画書の作成を目指すため、次回練習船大島丸の情報機器説明2の時に船舶職員への質問準備をすることができる。
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10週 |
グループディスカッション |
【問題解決のための提案などの企画を導き出す】 ・10班(1班4人程度)に分かれて、現状分析、問題提起を行うことで明確な目標設定を行い、問題解決法の提案などの、グループで決定した課題の討議を行うことで企画書(あらたな技術や応用サービスの提案)ができる。 ・実利用可能な企画書の作成を目指すため、次回練習船大島丸の情報機器説明2の時に船舶職員への質問準備をすることができる。
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11週 |
グループディスカッション |
【企画を遂行するための技術的な要件等の調査・検討】 ・10班(1班4人程度)に分かれて、現状分析、問題提起を行うことで明確な目標設定を行い、問題解決法の提案などの、グループで決定した課題の討議を行うことで企画書(あらたな技術や応用サービスの提案)ができる。 ・実利用可能な企画書の作成を目指すため、次回練習船大島丸の情報機器説明2の時に船舶職員への質問準備をすることができる。
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12週 |
練習船大島丸の情報機器説明2(停泊実習) |
・10班(1班4人程度)に分かれて、グループディスカッションで討議した課題について、実現可能性について、改めて停泊中の船舶において、見学や質疑応答を行いながら検討する
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13週 |
グループディスカッション |
意見をまとめることができる
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14週 |
グループ討論発表/報告書提出(各自) |
・グループ毎に設定した課題について、発表を行い、グループ以外の他者と討論できる ・グループ毎に検討した課題について、討論発表での質疑応答を踏まえて、各自、報告書としてまとめることができる。
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15週 |
グループ討論発表/報告書提出(各自) |
・グループ毎に設定した課題について、発表を行い、グループ以外の他者と討論できる ・グループ毎に検討した課題について、討論発表での質疑応答を踏まえて、各自、報告書としてまとめることができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 口頭発表 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 40 | 60 | 100 |