到達目標
1.固体物性の概要について理解し、説明できる。
2.電子論に基づいて固体の分類を説明できる。
3.磁性体の特徴とその応用分野について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 固体物性の概要を例を取り入れながら説明できる。 | 固体物性の概要について説明できる。 | 固体物性の概要について説明できない。 |
評価項目2 | 電子論に基づいて固体の分類をそれぞれ例を取り入れながら説明できる。 | 電子論に基づいて固体の分類を説明できる。 | 電子論に基づいて固体の分類を説明できない。 |
評価項目3 | 磁性体の特徴とその応用分野について例をあげながら説明できる。 | 磁性体の特徴とその応用分野について説明できる。 | 磁性体の特徴とその応用分野について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本校 (1)-a
説明
閉じる
専攻科 (5)-a
説明
閉じる
教育方法等
概要:
応用物理の主要な分野である固体物理に焦点を当て、その概要を理解できる力を養う。また、周囲と議論し、自分の考えを述べる力も養う。
授業の進め方・方法:
・自作プリントを用いて講義形式で行う
・先端の研究に関しては、状況を見て変更する可能性がある。
注意点:
・積極的な発言を推奨する。
・提出物の締め切りは厳守する。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
本授業の概要
|
ガイダンス。応用物理の概要について説明できる。
|
2週 |
量子論の概要
|
量子の粒子性、波動性の概要を説明できる。
|
3週 |
原子の電子構造
|
元素の周期性、原子の構造について説明できる。
|
4週 |
結晶と回折
|
固体物質の結晶構造の特徴について説明できる。
|
5週 |
格子振動と結晶の熱的性質
|
結晶の格子振動をはじめとする熱的性質について説明できる。
|
6週 |
バンド理論 |
電子の波動性に基づいて、固体の電子構造の概要を説明できる。
|
7週 |
固体の分類 |
バンド構造に基づいて固体の分類ができる。
|
8週 |
金属電子論 |
電子構造に基づいて、金属の特徴についてその概要を説明できる。
|
2ndQ |
9週 |
薄膜作製・微細加工技術 |
固体物性研究や電子デバイス分野で使われている薄膜・微細加工作製技術について説明できる。
|
10週 |
磁性体の概要 |
固体中で磁性が現れる原理についてその概要が説明できる。
|
11週 |
磁性体の応用分野
|
磁性体の応用分野について説明できる。
|
12週 |
硬磁性体 |
硬磁性体の特徴と応用分野について説明できる。
|
13週 |
軟磁性体
|
軟磁性体の特徴と応用分野について説明できる。
|
14週 |
スピントロニクス
|
磁気抵抗効果について説明できる。
|
15週 |
問題演習 |
|
16週 |
答案返却・解答解説 |
|
評価割合
| 試験 | レポート | 出席 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 30 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |