応用物理科学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用物理科学
科目番号 0011 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海洋交通システム学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント(自作)
担当教員 神田 哲典

到達目標

1.量子論の概要について理解し、説明できる。
2.電子論に基づいて固体の分類と特徴を説明できる。
3.磁性体の特徴とその応用分野について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1量子論の概要を例を取り入れながら説明できる。量子論の概要について説明できる。量子論の概要について説明できない。
評価項目2電子論に基づいて固体の分類と特徴をそれぞれ例を取り入れながら説明できる。電子論に基づいて固体の分類と特徴を説明できる。電子論に基づいて固体の分類と特徴を説明できない。
評価項目3磁性体の特徴とその応用分野について例をあげながら説明できる。磁性体の特徴とその応用分野について説明できる。磁性体の特徴とその応用分野について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本校 (1)-a 説明 閉じる
専攻科 (5)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
量子論を理解し、固体物理の概要を理解できる力を養う。また、周囲と議論し、自分の考えを述べる力も養う。
授業の進め方・方法:
・自作プリントを用いて講義形式で行う
・先端の物理学の研究に関しては、状況を見て変更する可能性がある。
注意点:
・積極的な発言を推奨する。
・提出物の締め切りは厳守する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 本授業の概要
ガイダンス。教養としての物理学を概観する。
2週 電子の発見
電子の発見とその性質について説明できる。
3週 原子の構造 原子の構造と原子の性質について説明できる
4週 ボーアの量子論 量子の考え方、ボーアの水素原子にちての量子論の概略を説明できる
5週 粒子・波動の2重性
粒子・波動の2重性についてその概略を説明できる。
6週 量子力学の誕生
シュレディンガー方程式、波動関数の概略について説明できる。
7週 量子力学の基本原理と法則 量子力学の基本原理が何かを説明できる。
8週 量子力学の応用1
バンド構造に基づいて固体の分類ができる。
2ndQ
9週 量子力学の応用2
電子構造に基づいて、金属の特徴についてその概要を説明できる。
10週 材料科学の概要
固体物性を理解する上で必要な材料科学の概要を説明できる。
11週 磁性体の概要 固体中で磁性が現れる原理についてその概要が説明できる。
12週 硬磁性体・軟磁性体
硬磁性体・軟磁性体の特徴と応用分野について説明できる。
13週 スピントロニクス1
磁気抵抗効果について説明できる。
14週 スピントロニクス2 スピン流について説明できる。
15週 問題演習
16週 答案返却・解答解説

評価割合

試験レポートその他合計
総合評価割合603010100
基礎的能力603010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000