機関システム工学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機関システム工学
科目番号 0029 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海洋交通システム学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料/補助教材として、舶用機関システム管理,成山堂、舶用機関の故障と応急処置,成山堂
担当教員 川原 秀夫

到達目標

(1)舶用機関システムの機械構成要素について理解できる。
(2)舶用機器全般の安全運転保守・管理について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1舶用機関システムの機械構成要素について理解できる。舶用機関システムの機械構成要素についてある程度理解できる。舶用機関システムの機械構成要素について理解できていない。
評価項目2舶用機器全般の安全運転保守・管理について説明できる。舶用機器全般の安全運転保守・管理についてある程度説明できる。舶用機器全般の安全運転保守・管理について説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

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専攻科 (5)-a 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
本講義では、船舶の主機や発電機の設計・開発へ応用するために必 要なディーゼル機関の主要部の構造や作用、付属装置の構造や作 用などについて学習する。また、舶用機関プラントの保守管理に関連 する事項についても学習する。そしてこの授業を通して、舶用ディー ゼル機関に関する分野に精通し、研究状況や技術動向を把握する能 力を養うことを目指す。
授業の進め方・方法:
教科書、配布資料をもとに講義を中心に行う。
注意点:
課題などは、自分で積極的に調べること。
シラバスの項目・内容を確認して、参考書などで 予習をしておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 機関科実務 機関科の実務一般について理解する。
2週 主機関 ディーゼル機関および関連装置の概要を理解する。
3週 主機関 ディーゼル機関および関連装置の概要を理解する。
4週 主機関 蒸気タービン機関および同関連装置の概要を理解する。
5週 補助機関 他 船内配電システム(電気系統)および電力機関(発電機、電動機)の概要を理解する。
6週 補助機関 他 船内配電システム(電気系統)および電力機関(発電機、電動機)の概要を理解する。
7週 補助機関 他 補助ボイラ、蒸気配管系統の概要を理解する。
8週 軸系 軸系の振動(ねじり振動他)、危険回転数が及ぼす影響などの機関の性状について理解する。
4thQ
9週 プロペラおよび船尾管軸封装置 プロペラの回転数とトルクリッチの関係について理解する。
10週 自動制御装置 自動制御検出・調節・操作機器の概要を理解する。
11週 舶用機関の運転管理と保守 舶用主機関の運転と主要部分の故障事例とその対策(応急運転法)を理解する。
12週 舶用機関の運転管理と保守 舶用主機関の運転と主要部分の故障事例とその対策(応急運転法)を理解する。
13週 舶用機関の運転管理と保守 舶用主機関以外(補助機械等)の運転と主要部分の故障事例とその対策を理解する。
14週 舶用機関の運転管理と保守 舶用主機関以外(補助機械等)の運転と主要部分の故障事例とその対策を理解する。
15週 機関部の海難事故 人為的要因による海難事故について理解する。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600020020100
基礎的能力40001001060
専門的能力20001001040
分野横断的能力0000000