技術者倫理

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者倫理
科目番号 0039 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海洋交通システム学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『技術者倫理―グローバル社会で活躍するための異文化理解―』実教出版
担当教員 野本 敏生,藤本 義彦

到達目標

1.技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を理解できる。
2.説明責任、内部告発、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的事項を理解できる。
3.グローバルな課題について理解し、論理的に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会における技術者の役割と責任を詳細に理解できる社会における技術者の役割と責任を理解できる社会における技術者の役割と責任を理解できない
評価項目2説明責任、リスクマネジメントなどの基本的事項を詳細に理解できる説明責任、リスクマネジメントなどの基本的事項を理解できる説明責任、リスクマネジメントなどの基本的事項を理解できない
評価項目3グローバルな課題について詳細に理解できるグローバルな課題について理解できるグローバルな課題について理解できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
教科書と配布資料を使用しての講義形式で行う
授業の進め方・方法:
この科目は、学習単位科目のため、講義終了後にレポート課題を提示し、受講者は次回までに講義内容のまとめと考察を行う。
注意点:
技術者を目指す者として、社会行動規範である技術者倫理を理解することは必要不可欠であり、本授業内容の完全理解と自学自習への積極的な取り組みが求められる。講義は静かに聴き、質問・意見があれば手を挙げて発言を求めるか、オフィスアワーにお願いします。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 技術者倫理概説 技術者倫理の意義を理解できる
2週 倫理と法 コンプライアンスと社会的要請の意味を理解できる
3週 安全性とリスク 公衆の安全とリスクの意味を理解できる
4週 製造物責任 製造物責任法の内容を理解できる
5週 公害への技術者の役割と責任 技術的合理性と社会的合理性について理解できる
6週 地球環境問題 地球環境問題と国際的な取り組みについて理解できる
7週 持続可能な開発と国際システム 持続可能性と国際社会の取り組みを理解できる
8週 開発援助政策の事例 開発政策の課題について理解できる
4thQ
9週 知的財産権と貿易協定 知的財産に関する知識、技能、態度を身につけ、国際社会の取り組みを理解できる
10週 移民・難民問題と人種差別 人間の基本的権利とその課題について理解できる
11週 情報革命と情報社会 情報技術の進展が社会に及ぼす影響とそこでの倫理のあり方を理解できる
12週 戦争・テロと兵器開発 紛争の現状とその課題について理解できる
13週 地域協力にみる統合と分断の力学 地域協力の実態と課題について理解できる
14週 民族と宗教 各国・各地域での多様な価値観や倫理観を理解できる
15週 グローバル社会の成り立ちとしくみとグローバル倫理のあり方 グローバル社会の政治・経済のしくみとその課題について理解でき、グロ-バル倫理について判断できる
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合020100700100
基礎的能力0100050060
専門的能力0000000
分野横断的能力01010020040