機関システム工学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機関システム工学
科目番号 0044 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海洋交通システム学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント配布
担当教員 松村 哲太

到達目標

・摩擦・摩耗現象について理解し、説明することができる。
・潤滑理論について理解し、説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1摩擦・摩耗現象について論理的に説明することができる。摩擦・摩耗現象について理解することができる。摩擦・摩耗現象について理解できない。
評価項目2潤滑理論について論理的に説明することができる。潤滑理論について理解することができる。潤滑理論について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本校 (1)-a 説明 閉じる
専攻科 (5)-a 説明 閉じる
専攻科 (5)-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
船舶などの機関システムを構成する機械類には、様々な接触し合う面が存在する。このような面をどのように設計するかで機器の性能や寿命が決まってくる。この授業では、互いに影響を及ぼしあう二つの表面の間におこる現象について学習し、機関システムの設計・開発に対する応用力を養うことを目指す。
授業の進め方・方法:
授業の前半は、各グループに割り当てたテーマの内容について発表するプレゼンテーション形式とする。授業の後半で、質疑応答および発表課題に対する補足や解説をする。
注意点:
教室に持ってくることのできるノートパソコンがあるとよい。
なくてもよい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 トライボロジーの概要 トライボロジーとは何か理解できる。
2週 固体の表面と接触Ⅰ 固体表面の構造と性質が理解できる。
3週 固体の表面と接触Ⅱ ヘルツ接触について説明できる。
4週 摩擦Ⅰ 摩擦の基本法則が説明できる
5週 摩擦Ⅱ 摩擦力の発生メカニズムが理解できる。
6週 摩耗 摩耗の定義と摩耗形態について説明できる。
7週 潤滑の基礎 ストライベック線図による潤滑状態の遷移について理解できる。
8週 流体潤滑Ⅰ 流体潤滑状態について説明できる。
4thQ
9週 流体潤滑Ⅱ 流体動圧効果について説明できる。
10週 流体潤滑Ⅲ レイノルズの潤滑理論を理解できる。
11週 流体潤滑Ⅳ ジャーナル軸受のオイルウィップについて理解できる。
12週 境界潤滑と混合潤滑Ⅰ 潤滑油添加剤の役割について理解できる。
13週 境界潤滑と混合潤滑Ⅱ 境界潤滑と混合潤滑の潤滑状態について説明できる。
14週 最新のトライボロジー技術紹介および最終課題のテーマ決定 最新のトライボロジーに関する研究開発について理解する。
15週 課題演習 課題の内容について論理的に説明できる。
16週 成果公表

評価割合

定期試験(レポート)発表課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000