海洋交通システム学特別研究Ⅰ

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 海洋交通システム学特別研究Ⅰ
科目番号 0053 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 海洋交通システム学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 前期:6 後期:6
教科書/教材
担当教員 千葉 元,清水 聖治,朴 鍾徳,久保田 崇,木村 安宏,渡邊 武,前畑 航平,森脇 千春,村田 光明,松村 哲太

到達目標

1.自らのアイデアを基に実施計画を立案し,自主的,継続的に実行できる。
2.海洋を中心とした国際・国内物流管理分野及び海事関連分野の基礎知識を修得し,海運管理者として問題解決に応用できる
3.複合的視点による問題解決能力と対応能力を身につける
4.日本語による論理的文章の表現力を高め,プレゼンテーションができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1研究・開発技術者に必要な能力を身に付けることができる。研究計画(研究計画の立案し,進捗状況に応じて,修正することができる) 研究テーマの理解(研究課題・問題点を理解し,具体的な課題として示すことができる)書類(専攻科・学修計画の概要)を提出していない。
評価項目2研究・開発技術者に必要な能力を身に付けることができる。文献調査能力(文献検索システムを活用し,先行技術を調査できる) 問題分析能力(課題や問題点を整理して指導教員等と相談・議論ができる)課題や問題点を整理して指導教員等と相談・議論ができていない。
評価項目3研究・開発技術者に必要な能力を身に付けることができる。問題解決能力(研究テーマの具体的な課題について解決策を考案し,自ら遂行できる) 複合的視点(研究課題や問題点を系統的に整理し,解決策を示すことができる)研究課題や問題点をまとめて指導教員に相談、議論ができていない。
評価項目4研究・開発技術者に必要な能力を身に付けることができる。予稿原稿,報告書が作成できる。 研究成果のプレゼンテーションができる。研究成果のプレゼンテーションを行わない。 予稿原稿,報告書を提出しない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
海洋交通システム学専攻の特別研究は,学生の各研究テーマにおいて問題点を見出す目やその解決方法など研究開発能力を向上させ,船舶運用管理者としてだけでなく一社会人として社会に貢献できる人材を育成する。
授業の進め方・方法:
本専攻科では各担当教員の指導のもとで,文献調査,理論解析,シミュレーション,実験,ディスカッションを通してに電子・情報分野おける技術開発や研究開発の進め方を修得し創造的な技術開発・研究開発能力を養う。
注意点:
7月に総まとめとして研究発表会を実施する。この時,2頁の予稿を提出すること。
なお,指定の様式に従って研究日誌(研究目標とそれに対する実績)を作成し,指導の教員の確認をして貰った後,学生課教務係に提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究計画(研究テーマの相談) 研究テーマを決定するにあたり,指導教員に相談・議論ができる
2週 研究計画(研究テーマの理解) これまでに得られた研究成果を理解することができる
3週 研究計画(研究計画の立案) 自らのアイデアを基に実施計画(学修計画書)を作成することができる
4週 文献調査1(文献検索) 文献検索システムを活用し,研究内容に関する論文を探すことができる
5週 文献調査2(文献検索) 参考文献を1件以上入手し,その内容を簡潔にまとめることができる
6週 問題分析1(計測器他) 計測器・実験装置・シミュレーションなどの装置を使用することができる
7週 問題分析2(プログラム) 既存のプログラムの操作や修正,新規のプログラムの作成ができる
8週 問題解決1a(解決策の考案) 研究テーマの具体的な課題について解決策を示すことができる
2ndQ
9週 問題解決1b(解決策の分類) 考案した解決策で明らかにすべき項目を示すことができる
10週 問題解決1c(解決策の確認) 考案した解決策の確認を具体的な手法で実行できる
11週 問題解決1d(再現性の確認) 考案した解決策による結果の再現性を確認することができる
12週 問題解決2a(報告・連絡・相談) 問題点を指導教員に相談し,別の解決策を考案することができる
13週 問題解決2b(解決策の確認) 考案した別の解決策の確認を具体的な手法で実行できる
14週 問題解決2c(再現性の確認) 考案した別の解決策による結果の再現性を確認することができる
15週 複合的視点1(報告・連絡・相談) 研究課題・問題点をまとめて指導教員に相談・議論ができる
16週 複合的視点2(比較検討) 他の参考文献と比較し,研究成果の特徴を示すことができる
後期
3rdQ
1週 複合的視点3(数値化・定量化) 結果を数値化・定量化することにより,客観的に考察できる
2週 複合的視点4(基礎知識との関連) 商船学(航海学,舶用機関学,関連基礎工学及び人文社会科学)の基礎知識と関連づけて考察できる
3週 複合的視点5(妥当性の評価) 計画,方法,結果,評価が適切であったかどうかを考察できる
4週 複合的視点6(社会的な影響) 公衆の健康・安全への考慮,文化的,社会的,環境的な考慮ができる
5週 学外発表の準備1(文章) 研究の目的,背景,課題,結果を分かりやすく表現できる
6週 学外発表の準備2(図表) 研究で得られた知見を図表を用いて分かりやすく表現できる
7週 学外発表の準備3(アブストラクトの作成) 論理的文章の表現力を高め,期限内にアブストラクトを提出できる
8週 学外発表の準備4(書式) 研究で得られた知見を発表用のスライドにまとめることができる
4thQ
9週 学外発表発表(プレゼンテーション) 論理的文章の表現力を高め,プレゼンテーションができる
10週 問題解決3a(解決策の考案) 学外発表で指摘された問題点の解決策を示すことができる
11週 問題解決3b(解決策の確認) 考案した解決策の確認を具体的な手法で実行できる
12週 問題解決3c(再現性の確認) 考案した解決策による結果の再現性を確認することができる
13週 校内発表の準備(アブストラクトの作成) 論理的文章の表現力を高め,期限内にアブストラクトを提出できる
14週 校内発表(プレゼンテーション) 論理的文章の表現力を高め,プレゼンテーションができる
15週 報告書の作成(総合評価) 論理的文章の表現力を高め,特別研究報告書を作成できる
16週 報告書の提出(総合評価) 論理的文章の表現力を高め,期限内に特別研究報告書,研究日誌を提出できる

評価割合

研究計画問題分析問題解決修了論文プレゼンテーションその他合計
総合評価割合20202020200100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力20202020200100