到達目標
現在、船舶においても、ユーザビリティを生かした、航海機器のインターフェースが盛んになってきている。本講座ではヒューマンマシンインターフェースの認知的な側面について学ぶこととする。また人間の感覚や知覚といった認知心理学の知識からインターフェースの認知工学への応用を航海機器の変遷も交えながら学び、また自分が考えるモデルを構築することが目標であり、具体的には以下の項目を到達目標とする。
1.自分の身の回りに溢れるヒューマンインターフェースの存在や役割を理解すること。
2.ヒューマンマシンインターフェースについて自分のアイディアを提示すること。
3.認知科学のヒューマンモデルの事例を挙げ、身近な例を使用し、説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代社会におけるヒューマンマシンインターフェースの役割を理解し、解説できる。 | 自分の身の回りに溢れるヒューマンインターフェースの存在や役割を理解できる。 | ヒューマンインターフェースの役割を理解できない。 |
評価項目2 | 具体的なヒューマンマシンインターフェースについて自分のアイディアを説明できる。 | ヒューマンマシンインターフェースについて自分のアイディアを説明できる。 | ヒューマンマシンインターフェースについて自分のアイディアを説明できない。 |
評価項目3 | システムの問題からヒューマンモデルを提示することができる。 | 認知科学のヒューマンモデルの事例を挙げ、説明できる。 | 認知科学のヒューマンモデルの事例を挙げ、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代社会においてヒューマンマシンインターフェースは切っても切り離せないものであり、身近な事例から、専攻科生自らの専門分野まで、ヒューマンマシンインターフェースがどのように関わっているかを考える。
本科目は企業で航海士の経験のある教員が、その経験を活かし、インターフェース設計の手法などを講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書を使用し、ヒューマンマシンインターフェースの実用と事例を挙げながら進行する。また授業進行の際に課題を提出する。
注意点:
課題は必ず提出すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1章 ヒューマンマシンインターフェースとは? |
ヒューマンインターフェースの概念を理解できる。
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2週 |
1-1 現代社会とインターフェース |
現代社会に溢れているインターフェースを例に取り説明できる。
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3週 |
1-2 ユーザー中心主義 |
インターフェースの変遷を理解できる。
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4週 |
1-3 知的処理と感性処理 |
人間の五感をインターフェースや認知工学の視点で理解できる。
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5週 |
2章 人の感覚・認知とインターフェース |
人間の五感をインターフェースや認知工学の視点で理解できる。
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6週 |
2-1 人の感覚・知覚特性 |
人間の感覚をモデル化した例を見て理解できる。
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7週 |
2-2 人の記憶システム |
人の記憶システムについて学び、理解できる。
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8週 |
2-3 思考における推論と制御 |
思考における推論と制御について理解できる。
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4thQ |
9週 |
2-4 アフォーダンス |
アフォーダンスについて理解できる。
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10週 |
3章 インターフェースの認知システム工学 |
認知システム工学について学び、理解することができる。
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11週 |
3-1 インターフェースでの認知行動とインターフェース |
認知行動にはどのようなものがあるかを解説できる。
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12週 |
3-2 インターフェースでのヒューマンエラー |
ヒューマンエラーの事例を挙げて説明できる。
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13週 |
3-3 ヒューマンモデル |
ヒューマンモデルを挙げ、図解できる。
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14週 |
3-4 システム安全から見たヒューマンエラーと防止策 |
ヒューマンモデルを実際に使用している事例を挙げ、危険予知や事故防止策について検討できる 。
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15週 |
3-5 人間機械依存系としてのインターフェースの高度化 |
人間機械系の制御部分など事例を挙げて説明できる。
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16週 |
課題 |
ヒューマンモデルの組み立てができる。
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 60 | 0 | 0 | 30 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 60 | 0 | 0 | 30 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |