到達目標
文化は言語や思考とどのように関係しているか、具体的な事例を基に概観し、検証する。経験科学の一環として言語や文化を捉えることにより、人間の知覚や認知を科学的に研究する方法を学習する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 科学的な研究を成立させる条件が充分に理解できる。 | 科学的な研究を成立させる条件が理解できる。 | 科学的な研究を成立させる条件ができない。 |
評価項目2 | 文化・言語・思考について充分理解できる。 | 文化・言語・思考について理解できる。 | 文化・言語・思考について理解できない。 |
評価項目3 | 異文化理解の基本的な考え方が充分理解できる。 | 異文化理解の基本的な考え方が理解できる。 | 異文化理解の基本的な考え方が理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE J(01)
説明
閉じる
本校 (1)-a
説明
閉じる
専攻科 (5)-d
説明
閉じる
教育方法等
概要:
文化は言語や思考とどのように関わっているか、言語学の知見を中心に考察する。
授業の進め方・方法:
演習方式で実施する。発表担当者は、テキストの該当箇所を要約・説明することが求められる。
注意点:
試験は実施せず、レポートと発表で評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
|
2週 |
推論・反証可能性・再現性
|
科学的な研究の基盤となる基礎的な概念が理解できる。
|
3週 |
文化の定義 プロローグ「言語・文化・思考」
|
文化がどのように定義されてきたか、その意味的な変遷が理解できる。
|
4週 |
第1部「言語は鏡」 第1, 2章 |
言語が色彩の知覚に与えている影響について理解できる。
|
5週 |
第3, 4章, |
言語が色彩の知覚に与えている影響について理解できる。
|
6週 |
第5章
|
言語と社会との関係が理解できる。
|
7週 |
第2部「言語はレンズ」 第6章 |
言語が文化によって決定されているという「言語相対論」の問題点が理解できる。
|
8週 |
第7章 |
自己中心座標と地理座標の違いが理解できる。
|
2ndQ |
9週 |
第8章 |
言語の性別(ジェンダー)が思考に与える影響について理解できる。
|
10週 |
第9章 |
言語と色彩の相関関係について理解できる。
|
11週 |
言語相対論(サピア=ウォーフ仮説)の再検討 |
文化が言語の関係について、科学的な知見を踏まえて再考する。
|
12週 |
異文化理解
|
異文化理解(異文化コミュニケーション)の基本的な考え方が理解できる。
|
13週 |
異文化理解 |
ステレオタイプの危険性・文化の複数性・言語, 民族と国家の関係性などが理解できる。
|
14週 |
研究発表に向けた予備的調査 |
テーマを決めて、資料を収集し概要を作成する。
|
15週 |
発表 |
各自の研究テーマを作成した資料に基づいて 発表する。
|
16週 |
発表 |
各自の研究テーマを作成した資料に基づいて 発表する。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート点 | 発表 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 70 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 70 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |