ディジタルシステム

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 ディジタルシステム
科目番号 0059 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子・情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員

到達目標

映像放送に用いられる技術について、
(1)映像信号伝送の仕組みを理解できる。
(2)アナログ映像信号をディジタル化するための電子回路の理論を理解できる。
(3)デジタル放送に用いられる情報処理の理論を理解できる。
(4)フィルタ処理の理論をインパルス応答により説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1映像信号への要求事項と信号規格の理由を説明できる。映像信号への要求事項と信号規格を説明できる。映像信号への要求映像信号への要求事項と信号規格を説明できない。
評価項目2映像入力回路、映像処理回路の目的と基礎理論を説明できる。映像入力回路、映像処理回路の基礎理論を説明できる。映像入力回路、映像処理回路の基礎理論を説明できない。
評価項目3デジタル放送のための信号規格とその目的を説明できる。デジタル放送のための信号規格を説明できる。デジタル放送のための信号規格を説明できない。
評価項目4線形システムを理解して、インパルス応答による畳み込み演算の方法を説明できる。インパルス応答による畳み込み演算の方法を説明できる。インパルス応答による畳み込み演算の方法を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
専攻科 (5)-b 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会で用いられている製品の多くはディジタル技術を用いたシステムである。本科目では例として映像処理システムについて解説することにより、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構築されているシステムについて学習する。 
この科目は企業で映像処理装置の開発を担当していた教員が、その経験を活かし、映像信号処理システムの基礎的な理論と実践的な運用方法等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
講義にあわせた2回の試験と、課題の提出または発表により評価する。
注意点:
出席状況も評価に含まれる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 映像信号(1) 信号伝送のための映像信号への要求事項を理解できる。
2週 映像信号(2) 映像信号規格について理解できる。
3週 映像入力回路(1) 信号伝送の終端回路で発生する誤差について理解できる。
4週 映像入力回路(2) 直流再生回路の原理を理解できる。
5週 映像処理回路(1) 映像処理のためのA/D変換回路の原理を理解できる。
6週 映像処理回路(2) メモリアクセスのためのDMAの目的と原理を理解する。
7週 デジタル衛星放送 デジタル衛星放送の規格と仕組みを理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 地上デジタル放送(1) 地上デジタル放送の規格と仕組みを理解する。
10週 地上デジタル放送(2) 地上デジタル放送の規格と仕組みを理解する。
11週 映像符号化 映像符号化の基礎理論を理解する。
12週 変調(1) 信号を送信するための様々な変調方式を理解する。
13週 変調(2) 直交多重変調方式(OFDM)の特徴と仕組みを理解する。
14週 線形システム(1) 線形システムとインパルス応答による信号表現を理解できる。
15週 線形システム(2) インパルス応答を用いて畳み込み演算を行う事ができる。
16週 期末試験

評価割合

試験課題相互評価出席ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力0000000
専門的能力702001000100
分野横断的能力0000000