応用信号処理

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用信号処理
科目番号 0063 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子・情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント
担当教員 杉野 直規

到達目標

具体的に,以下のレベルを目標とする。
(1)z変換,差分方程式の特徴,使い方について説明できる。
(2)ディジタルフィルタの特性と解析について説明できる。
(3)FIRフィルタを説明でき,使用できる。
(4)IIRフィルタを説明でき,使用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ディジタル・フィルタの解析・表現ツールとしてのz変換,差分方程式の特徴,使い方について理解し,説明できる。ディジタル・フィルタの解析・表現ツールとしてのz変換,差分方程式の特徴,使い方について理解できる。ディジタル・フィルタの解析・表現ツールとしてのz変換,差分方程式の特徴,使い方について理解でない。
評価項目2ディジタルフィルタの特性と解析について理解し,説明できる。ディジタルフィルタの特性と解析について理解できる。ディジタルフィルタの特性と解析について理解できない。
評価項目3FIRフィルタを説明でき,使用できる。FIRフィルタを説明できる。FIRフィルタを説明できない。
評価項目4IIRフィルタを説明でき,使用できる。IIRフィルタを説明できる。IIRフィルタを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
専攻科 (5)-b 説明 閉じる

教育方法等

概要:
音声,映像,データなどの信号から必要な情報を取り出すための信号処理法の中で,ディジタル・フィルタなどを中心とするディジタル信号処理を理解し,それらを適切に利用できる能力を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業で配布するプリントを中心に,PCを使って実習形式で授業を実施する。実習で実施した内容および自学自習課題として提示された内容をレポートにまとめる。
注意点:
本科の信号処理に関する科目を履修しておくことが望ましい
家庭学習時間を使って,自学自習課題についてレポートを作成し,指定の期日までに必ず提出すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ディジタル信号処理(DSP)の概略 ディジタル信号処理(DSP)の概略について説明できる。
2週 z変換と逆z変換 z変換と逆z変換について説明でき,使用できる。
3週 基本的なディジタル信号のz変換対 基本的なディジタル信号のz変換対について説明できる。
4週 差分方程式,ブロック図 差分方程式,ブロック線図を説明でき,使用できる。
5週 ディジタル・フィルタの伝達関数 ディジタル・フィルタの伝達関数について説明できる。
6週 ブロック図と伝達関数,各表現形式の相互関係 ブロック図と伝達関数が説明できる。各種表現形式を使用できる。
7週 ディジタル・フィルタの特性と解析(1)-フィルタの周波数特性- ディジタル・フィルタの周波数特性について理解し,説明できる。
8週 ディジタル・フィルタの特性と解析(2)-フィルタ特性の数式による表現- ついて理解し,説明できる。
4thQ
9週 ディジタル・フィルタの特性と解析(3)-伝達関数と周波数特性との関係- ディジタル・フィルタの伝達関数と周波数特性との関係について理解し,説明できる。
10週 IRフィルタ(1)-伝達関数とシステム構成- FIRフィルタの伝達関数とシステム構成について理解し,説明できる。
11週 FIRフィルタ(2)-周波数特性- FIRフィルタの周波数特性について理解し,説明できる。
12週 FIRフィルタ(3)-実習- FIRフィルタを適切に使用できる。
13週 IIRフィルタ(1)-伝達関数とシステム構成- IIRフィルタの伝達関数とシステム構成について理解し,説明できる。
14週 IIRフィルタ(2)-周波数特性- IIRフィルタの周波数特性について理解し,説明できる。
15週 音声信号処理 ディジタル・フィルタを用いた音声信号処理を実施できる。
16週 学年末試験

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合4060100
基礎的能力000
専門的能力4060100
分野横断的能力000