基礎数学2

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎数学2
科目番号 0201 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 一般教養 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 「高等学校 数学Ⅱ」(数研出版)/「新課程チャート式基礎と演習 Ⅱ+B」、微分積分-改-(裳華房)、「はぎ取り式練習ドリル Ⅱ、Ⅲ」(数研出版)
担当教員 川崎 敏和,田上 隆徳

到達目標

1.整式の四則演算ができる。
2.複素数の概念を理解し、その計算ができる。
3.2次方程式や高次方程式を解くことができる。
4.微分を使って接線の方程式や増減表を求めることができる。また、増減表からグラフ描画と極値を求めることができる。
5.不定積分と定積分の計算が確実にできる。また定積分を使って面積を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目13次式以上の複雑な整式の四則演算ができる。整式の四則演算ができる。整式の四則演算ができない。
評価項目2複素数の複雑な計算ができる。複素数の概念を理解し、その計算ができる。複素数の概念を理解できない。また、複素数の計算ができない。
評価項目3複雑な2次方程式や高次方程式を解くことができる。2次方程式や高次方程式を解くことができる。2次方程式や高次方程式を解くことができない。
評価項目4複雑な合成関数の極限や微分を計算することができる。極限と微分の計算が確実にできる。極限や微分の計算ができない。
評価項目5方程式の解の個数を、増減表を用いて特定することができる。微分を使って接線の方程式や増減表を求めることができる。増減表をもとにグラフが作図できる。微分を使って接線の方程式を求めることができない。増減表を作ることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
数学は工業高専において根幹となる科目である。本授業では、高専数学での最重要事項である各種関数の取り扱い方、方程式の解き方、微分と積分の計算とその応用方法について学習する。
授業の進め方・方法:
1. 授業に集中して効率的に学習する方法を確立すること。予習復習は必須である。
2. 定期試験の勉強同様に、実力試験や小テストの勉強、宿題にも全力で取り組むこと。
3. 宿題などの課題は、提出期限を厳守すること。
注意点:
1. 授業に集中して効率的に学習する方法を確立すること。予習復習は必須である。
2. 定期試験の勉強同様に、実力試験や小テストの勉強、宿題にも全力で取り組むこと。
3. 宿題などの課題は、提出期限を厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 3次式の展開と因数分解 3次の展開公式を使って、式を展開することができる。また、3次式の因数分解の公式を使って因数分解できる。
2週 二項定理とパスカルの三角形 二項定理を使って展開できる。また、パスカルの三角形を書くことができ、対応する多項式の係数を求めることができる。
3週 整式の割り算と分数式の四則演算 整式の割り算と、分数式の四則演算ができる。
4週 恒等式 恒等式を理解できる。また、恒等式の両辺を比較して係数を求めることができる。
5週 複素数とその基本性質およびその四則演算 複素数を理解できる。また、その四則演算ができる。
6週 2次方程式の解の公式と判別式 2次方程式の解の公式を使って、虚数解を求めることができる。また、判別式を計算し、2次方程式の解の種類を判別することができる。
7週 剰余の定理と因数定理 剰余の定理を使って、整式を整式で割ったときの余りを求めることができる。また、因数定理を使って因数分解することができる。
8週 高次方程式の因数分解 因数定理を使って高次方程式を因数分解し、方程式の解を求めることができる。
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 関数の極限と微分係数 関数の極限を求めることができる。また平均変化率の極限として微分係数を求めることができる。
11週 簡単な関数の微分 1次関数や2次関数、そして一般の多項式関数の微分ができる。またそれらのグラフ上の接線を求めることができる。
12週 関数の値の変化 関数の増減表を書くことができる。これを利用して極大値や極小値を求めることができ、関数の慨形を描くことができる。
13週 不定積分 1次関数や2次関数、そして一般の多項式関数の不定積分ができる。
14週 定積分 1次関数や2次関数、そして一般の多項式関数の定積分ができる。
15週 定積分と面積 定積分を使って、二つの曲線の間の面積を求めることができる。
16週 期末試験返却
後期
3rdQ
1週 分数関数の極限 収束、発散、無限大の概念を理解できる。また、分数式の極限を求めることができる。
2週 指数関数を含む分数関数の極限 指数関数の含む分数関数の極限を求めることができる。
3週 積の微分 関数fと関数gの積である関数fgの微分ができる。
4週 商の微分 関数fと関数gの商である関数f/gの微分ができる。
5週 合成関数の微分 関数fと関数gの合成関数である関数f○gの微分ができる。
6週 やや複雑な関数の微分 積、商、合成関数に関する微分公式を使って、やや複雑な関数を微分することができる。
7週 三角関数の極限 三角関数の極限を計算することができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 三角関数の微分 三角関数の微分ができる。
10週 三角関数の微分 積、商、合成関数に関する微分公式を使って、やや複雑な三角関数の微分ができる。
11週 対数関数・指数関数 自然対数の基本的な計算ができる。
12週 対数関数の微分 対数関数の微分ができる。
13週 対数関数の微分 積、商、合成関数に関する微分公式を使って、やや複雑な三角関数の微分ができる。
14週 指数関数の微分 指数関数の微分ができる。
15週 指数関数の微分 積、商、合成関数に関する微分公式を使って、指数関数の微分ができる。
16週 期末試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストレポート・課題発表その他合計
総合評価割合9001000100
基礎的能力9001000100
専門的能力000000
分野横断的能力000000