化学1

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 化学1
科目番号 1111D02 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教養 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 化学基礎(第一学習社)、フォローアップドリル化学基礎(数研出版)、新課程 リードα化学基礎+化学(数研出版)、新課程 化学図録(数研出版)
担当教員 山田 洋平,園田 昭彦

到達目標

1.化学結合の概念と物質が持つ性質をリンクさせて説明できる。
2.代表的なイオンや化学物質の名前や化学式を記述できる。
3.化学反応式の係数を正しく決定でき、その係数に基づき化学反応を定量的に扱うことができる。
4.pHの定義を二つ(アレニウス、ブレンステッド・ローリー)説明できる。また、典型的な中和反応式を書くことができる。
5. 中和反応の滴定実験の原理や滴定曲線について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
1.化学結合共有結合・イオン結合・金属結合および、それらに付随する概念(極性・結晶など)について正確に説明できる。関連する演習問題を8割以上解くことができる。共有結合・イオン結合・金属結合および、それらに付随する概念(極性・結晶など)について簡易に説明できる。関連する演習問題を7割程度は解くことができる。共有結合・イオン結合・金属結合および、それらに付随する概念(極性・結晶など)について一部説明できる。関連する演習問題のうち基本問題であれば5割程度解くことができる。
2.化学式・イオン式教科書に記載のある物質の名前や化学式を8割以上覚え、書くことができる。教科書に記載のある物質の名前や化学式を7割程度は覚え、書くことができる。教科書に記載のある物質の名前や化学式を5割程度は覚え、書くことができる。
3.物質量・化学反応式・量的関係化学反応式の係数を正確に決定できる。また係数に基づき、量的関係を正確に説明できる。過不足のない反応だけでなく、過不足のある反応についても量的関係を正確に計算できる。(7割程度) 化学反応式の係数を決定できる。また係数に基づき、量的関係を説明できる。過不足のない反応だけでなく、過不足のある反応についても量的関係を計算できる。(5割程度) 化学反応式の係数を決定できる。また係数に基づき、量的関係を説明できる。過不足のない反応だけでなく、過不足のある反応についても量的関係を計算できる。
4.pHの定義・中和反応式の記述pHの定義を二つ説明できる。応用的なpHの計算問題を解くことができる。pHの定義を一つ以上説明できる。標準的なpHの計算問題を解くことができる。pHの定義を復習すれば一つ以上説明できる。pHに関する基礎的な問題であれば解くことができる。
5.酸・塩基滴定実験の原理中和滴定において、反応式から量的関係・滴定曲線の形などを予測し説明できる。中和滴定において、少しのヒントが与えられれば反応式から量的関係・滴定曲線の形などを予測し説明できる。中和滴定において、基礎的なレベルであれば量的関係を計算したり、滴定曲線の形などについて考察できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期の理工学基礎での知識をベースにして、更に化学の学習を進めていく。化学に関する重要語句や概念が数多く出てくるので、語句の意味については学生自身が説明できるようになるまで、反復して覚えること。また、定量的に化学反応を扱う能力を身に付けること。
授業の進め方・方法:
基本的に、解説と演習のサイクルで授業を進めていく。演習の際には集中して問題を解くこと、分からないことがあれば積極的に議論すること。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 共有結合 共有結合の原理を説明できる。分子模型を用いて簡単な分子を組み立てることができる。
2週 共有結合 簡単な物質の電子式と構造式が書ける。
3週 配位結合・分子の極性 配位結合と分子の極性を説明できる。
4週 分子間の結合 分子結晶の特徴を説明できる。極性分子間に働く力を説明できる。
5週 物質量 原子量、分子量、式量の考え方を説明できる。
6週 物質量 物質量を用いた簡単な計算ができる。
7週 溶液濃度 溶液濃度の定義を学び、濃度を計算する。
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 化学反応式 化学反応式の量的関係に関する簡単な計算問題が解ける。
10週 化学反応式 化学反応式の量的関係に関する簡単な計算問題が解ける。
11週 酸と塩基 酸と塩基の定義を説明できる。
12週 酸と塩基 簡単なpHの計算問題が解ける。
13週 酸と塩基 中和反応の量的関係を説明できる。
14週 酸と塩基 中和滴定実験の操作の原理を説明できる、滴定実験を行うことができる。
15週 酸と塩基 中和滴定曲線や指示薬の選択について簡単な説明ができる。
16週 期末試験 期末試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)物質が原子からできていることを説明できる。3
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
純物質と混合物の区別が説明できる。3
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。3
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3
水の状態変化が説明できる。3
物質の三態とその状態変化を説明できる。3
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。3
同位体について説明できる。3
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。3
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。3
価電子の働きについて説明できる。3
原子のイオン化について説明できる。3
代表的なイオンを化学式で表すことができる。3
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。3
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。3
イオン式とイオンの名称を説明できる。3
イオン結合について説明できる。3
イオン結合性物質の性質を説明できる。3
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。3
共有結合について説明できる。3
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3
金属の性質を説明できる。3
原子の相対質量が説明できる。3
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。3
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。3
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
中和反応がどのような反応であるか説明できる。3
中和滴定の計算ができる。3
化学実験化学実験ガラス器具の取り扱いができる。3
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。3
試薬の調製ができる。3

評価割合

試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合60202000100
基礎的能力5020200090
専門的能力10000010
分野横断的能力000000