英語コミュニケーション基礎

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 英語コミュニケーション基礎
科目番号 1111H03 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教養 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 English Listening & Speaking Patterns 1(前期)
担当教員 小笠原 麻衣子,プロワント クリストファー

到達目標

1.教科書の基本構文を習熟し、一部を他の語句におきかえた英作文ができる。
2.教科書で扱う日常生活の決まり文句を習熟し、それらを使った会話文を作文できる。
3.英文の発音の基本原則を理解し、具体的な英文を正確に発音できる。
4.理系の代表的な分野の基本表現を理解し、工業英検4級に合格する。
5.自分の興味のある専門分野の基本概念を説明する数文の論理的につながった英文を作文できる。
6.5の英文を元に英語によるプレゼンテーションを作成し発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
評価項目1辞書や翻訳ソフトを参考にしながら、基本例文の一部を他の語句に置き換えた英作文が1文単位でできる。基本例文の一部を辞書を使わなくても分かる常識的な他の英単語に置き換えた英作文が1文単位できる。穴埋め問題で、基本例文中の重要語句を補うことができる。
評価項目2教科書で扱う日常生活の決まり文句を使って、辞書や翻訳ソフトを参考にしながら、他の語句を付け加えた英作文ができる。教科書で扱う日常生活の決まり文句を丸ごと再現できる。穴埋め問題で、教科書で扱う日常生活の決まり文句を再現できる。
評価項目3教科書の例文と同レベルの英文を、適切な発音とイントネーションで読むことができる。教科書の例文を、適切な発音とイントネーションで読むことができる。教科書の例文について、どの語句を強く読むか指摘することができる。
評価項目4工業英検に合格し、受験対策で学習した表現を英作文に応用できる。文レベルの工業英検の問題にも十分正解し、工業英検に合格する。単語単体についての工業英検の問題に十分正解し、工業英検に合格する。
評価項目5モデル英文の語句を自分の興味のある分野の語句に置き換えて、必要な手直しを加えながら、学術上の基本概念を説明する数文から成る英文を作文できる。モデル英文の語句を自分の興味のある分野の語句に置き換えて、必要な手直しを加えながら、学術上の基本概念を説明する数文から成る英文を作文できる。モデル英文のキーワードを自分の興味のある分野の語句に置き換えて、学術上の基本概念を説明する数文から成る英文を作文できる。
評価項目65の英文をベースにして、聴衆の理解を助ける工夫を十分施された数枚のスライドとスライドの英語と差別化した発表台本から成る英文によるプレゼンテーションを作成できる。5の英文をベースにして、最低限の要件を備えた数枚のスライドとスライドの英語と差別化した発表台本から成る英文によるプレゼンテーションを作成できる。5の英文をベースにして、最低限の要件を備えた数枚のスライドから成る英文によるプレゼンテーションを作成できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文の発音の基本原則を学習しながら、パターン練習を通して英語の基本構文に習熟する。英会話の決まり文句にも習熟する。併せて、主要な理系専門分野の英語表現を理解し、工業英検4級合格を目指す。各自の興味を持った専門分野の基本概念について説明する英文を作文しプレゼンテーションにまとめる。授業時間60時間。
授業の進め方・方法:
1.Repeat表現ドリルは1回の授業で2課、Build Up Listening、工業英語ファーストステップは2回の授業で1課進むことを目標とします。
2.授業は、宿題課題を含むポイントまとめプリントを使いながら進めます。
3.学術的な基本概念を説明する英作文とそれに基づくプレゼンテーションは、宿題課題として課されます。
注意点:
1.プリント類やノートを日頃からキチンと整理しておくこと。(専用ファイルを用意すること。)
2.授業には必ず辞書(電子辞書可)を持ってくること。
3.提出物の期限は厳守すること。
4.学校で実施する工業英検を必ず受験すること。(4級以上合格が最終成績の10%となります。)
5.プレゼンテーションはmanabaでの提出になります。また、manabaを通して資料や課題を配信することがあります。manabaにアクセスできて、manabaからの通知メールを受信できる環境を整えておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 自己紹介、目標設定、教科書の使い方説明
2週 Unit 1:Family 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
3週 Unit 2:Friends 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
4週 Unit 3:Culture
Unit 7:Food
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
5週 Unit 4:Education
Unit 8:Studying English
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
6週 Unit 6:Work 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
7週 Unit 5:Sports
Unit 9:Health
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Unit 11:Traveling 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
10週 Unit 10:Clothes
Unit 14:Shopping
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
11週 Unit 12:Music
Unit 13:Movie
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
12週 Unit 15:Internet 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
13週 Unit 16:Weather 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
14週 Unit 17:Feeling 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
15週 前期末試験
16週 答案返却・夏季休暇課題案内
後期
3rdQ
1週 Repeat 表現ドリル:作文演習、Build Up! Listening:聴解演習・発音練習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。英語らしい発音法を理解し実践できる。
2週 Repeat 表現ドリル:作文演習、工業英語ファーストステップ:語彙学習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。専門分野の語彙を学習し英作文に応用できる。
3週 Repeat 表現ドリル:作文演習、Build Up! Listening:聴解演習・発音練習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。英語らしい発音法を理解し実践できる。
4週 英文による学術的基本概念の説明 学術的基本概念を説明する英語の小論文の構成を理解する。
5週 Repeat 表現ドリル:作文演習、Build Up! Listening:聴解演習・発音練習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。英語らしい発音法を理解し実践できる。
6週 Repeat 表現ドリル:作文演習、工業英語ファーストステップ:語彙学習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。専門分野の語彙を学習し英作文に応用できる。
7週 後期中間試験
8週 英文プレゼンテーションの作り方 英文プレゼンテーションの構成と英文の特性を理解する。
4thQ
9週 Repeat 表現ドリル:作文演習、Build Up! Listening:聴解演習・発音練習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。英語らしい発音法を理解し実践できる。
10週 Repeat 表現ドリル:作文演習、工業英語ファーストステップ:語彙学習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。専門分野の語彙を学習し英作文に応用できる。
11週 Repeat 表現ドリル:作文演習、Build Up! Listening:聴解演習・発音練習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。英語らしい発音法を理解し実践できる。
12週 Repeat 表現ドリル:作文演習、工業英語ファーストステップ:語彙学習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。専門分野の語彙を学習し英作文に応用できる。
13週 Repeat 表現ドリル:作文演習、Build Up! Listening:聴解演習・発音練習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。英語らしい発音法を理解し実践できる。
14週 Repeat 表現ドリル:作文演習、工業英語ファーストステップ:語彙学習・作文演習  モデル文を参考にした英作文ができる。専門分野の語彙を学習し英作文に応用できる。
15週 学年末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後9,後10,後12,後13,後14
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3後8
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3後4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取組姿勢その他合計
総合評価割合500301010100
基礎的能力500301010100
専門的能力000000
分野横断的能力000000