英語コミュニケーション基礎

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 英語コミュニケーション基礎
科目番号 1111H03 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教養 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 English Listening & Speaking Patterns 1(前期)and Stretch Starter Student Book B (Oxford)
担当教員 プロワント クリストファー,小笠原 麻衣子,藤井 浩美

到達目標

1.教科書の各ユニットの会話をディクテーション、シャドウイングできる。
2.各ユニットの重要表現パターンを習得し、パターンを応用して英作文できる。
3.英語で行われる授業に慣れ、躓いても辞書に頼らず、推測するスキルを身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
評価項目1教科書の各ユニットのDictationの会話がほぼ完璧にディクテーション(聞いて書き取る)でき、正しい発音でシャドウイングできる。教科書の各ユニットのDictationの会話が半分はディクテーションでき、簡易な文章であればシャドウイングできる。教科書の各ユニットのDictationの会話の(   )に記入はできる。教科書の会話は音読しかできない。
評価項目2教科書の各ユニットの重要表現パターンを理解し、そのパターンを用いて自力で英作文できる。教科書の各ユニットの重要表現パターンを理解し、そのパターンの例文を応用して英作文できる。教科書の各ユニットの重要表現パターンを理解するのみにとどまり、英作文は困難である。
評価項目3英語で授業が行われる際、完璧に理解できなくても推測するスキルを習得し、トップダウンリスニングに慣れる。グループやペアワーク、または教師を相手に積極的に英語で会話できる。 英語で授業が行われる際、理解できない場合でも諦めずに推測する姿勢を身につける。グループやペア、または教師との活動の中で、単語レベルなら英語で意思表示できる。英語で授業が行われる際、指導内容の理解が不十分である。グループやペア、または教師との活動に参加できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英語コミュニケーション基礎では、後期のネイティブ講師によるオールイングリッシュの授業に備え、前期は主にリスニング力を強化していく。ディクテーション、シャドウイングを通してボトムアップリスニングで基礎を固め、英語で行われる授業に慣れ、躓いても辞書に頼らず、推測するスキル(トップダウンリスニング)を身に付ける。。
授業の進め方・方法:
各ユニットの最初のページを毎回予習し、授業はリスニング活動と英作文を中心に進める。家庭学習として、ポートフォリオを活用し、各ユニットの復習や学習の振り返りを記録していく。適宜小テスト(ディクテーション)を行う。
授業時間60時間。
注意点:
1. 配布プリント、ポートフォリオはきちんと管理、整頓し提出できる状態にしておく。
2. テキストも提出あり(練習問題の記入をチェックする)。
3. 提出物の期限は厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 自己紹介、目標設定、教科書の使い方説明
2週 Unit 1:Family 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
3週 Unit 2:Friends 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
4週 Unit 3:Culture
Unit 7:Food
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
5週 Unit 4:Education
Unit 8:Studying English
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
6週 Unit 6:Work 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
7週 Unit 5:Sports
Unit 9:Health
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Unit 11:Traveling 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
10週 Unit 10:Clothes
Unit 14:Shopping
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
11週 Unit 12:Music
Unit 13:Movie
各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
12週 Unit 15:Internet 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
13週 Unit 16:Weather 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
14週 Unit 17:Feeling 各ユニットのトピックに関する語彙力、会話を理解するリスニング力を身に付ける。
トピックに関する会話ができるようになる。
15週 前期末試験
16週 答案返却・夏季休暇課題案内
後期
3rdQ
1週 Free time activities / Cultural comparisons Purpose of international studies / communication
2週 Numbers, charts graphs and statistics Understanding numbers and dates; discussion question
3週 Popular Sports - Listening to information, adding information and gathering main ideas, etc Vocabulary Word list review / Quiz preparation
4週 Big Events - time phrases, showing enthusiasm, understanding data. Distinguishing between words with similar meanings; forms of present tense / review of past tenses
5週 Identifying subjects in a conversation, talking about ability, supporting ideas, etc Listening for main ideas and more nuanced details
6週 Plans - Accepting an invitation, notes and data analysis, writing revisions Note-taking skills, writing key words and main ideas
7週 後期中間試験
8週 Accepting invitations to various cultural events, replies, revisions, and using visual data to make predictions Strategies to improve reading speed; Recognizing new vocabulary
4thQ
9週  On Vacation - Listening for tone, Responding to news Context clues (grammatical, semantic, organizational) to deduce meaning
10週 Brainstorming using a mind map, making lists, etc Identifying references in a text (pronouns/nouns)
11週  Responding to news, ask and answer Wh- questions using simple past tense Predict development and anticipate ideas; active reading
12週 Making lists ad speaking loudly and responding appropriately to group conversations Give and seek constructive feedback through peer review
13週 Practice Presentation Practice presentation using eye contact, tone of voice and pauses
14週 Presentation Class presentation: Tell a personal story with details
15週 学年末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前2,前4,前6,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後9,後10,後12,後13,後14
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3後8
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3後4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取組姿勢合計
総合評価割合60201010100
基礎的能力60201010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000